◆松岡和子訳『ハムレット シェイクスピア全集』ちくま文庫
こんばんは。
6月は1人シェイクスピア月間ということで、今日も普段だとファッション雑誌を楽しみにしている美容室で、ハムレットを読んでいました。そして読了しました。
悲劇と言われている、ハムレット。確かに結末は悲劇と評される終わり方でありますが、そこに至るまでの人間関係の絡みや思惑の行き違い、登場人物の感情の機微を表すセリフたちは、私にとってリズミカルでテンポの良いものに感じられ、重たさや物苦しさを感じることなく、「読み進める」という点においてはとても面白く読み終えることができました。
あとがきや解説、また作品中の注釈でも折に触れ書き込んで下さっていましたが、400年以上の時を経てなお、解釈の仕方がそれぞれにあり、研究される方を夢中にさせる作品なんだなぁと思いました。
100ページ過ぎの注釈にかの有名な、「to be…」という文字が載っているところで、あぁ!これが!これが!ハムレットってそうゆうことかぁ!と気づくような、本当にシェイクスピア初心者の私ですが、全集第2巻は早くも『ロミオとジュリエット』です。
とっても楽しみです。
良い明日をお迎えください。
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