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"空白の1年4ヶ月"について

気づいたら、前回の投稿から1年4ヶ月も経っていた。
有り難いことに、なんだかんだ忙しい毎日を送っている(ブログをさぼった言い訳)。
一旦、今日までのことをまとめたいと思う。

2022.5▶︎1ヶ月で会社を辞める

【前回までのおはなし】
2021年6月。サードプレイス運営が夢だが、自分の経験/知識/能力etc...あらゆる面での不足を痛感した私は、お金を持続的に生み出す方法を学びたいと思い、今後も市場価値が高いであろうIT企業に就職することを決心した。NPOの活動や内定者アルバイト、そして卒業論文に没頭していたら、あっという間に2022年3月、無事大学を卒業。そして4月、無事入社した。

大手とベンチャーの良いとこ取りなメガベンチャー企業だったし、優秀過ぎる上司にフレンドリーな同期もいて超絶恵まれた職場環境だったことは間違いない。
ただ、株式会社は私が想像していた以上に利潤追求な考え方が求められていると実感した。

また、内定者期間に30回ほど先輩社員の方々と面談をさせていただいた際、目標が定まっている人のほとんどが「大きいことを成し遂げたい」と話していた印象が強く残っている。このような考え方は素敵で、間違いなく日本経済の向上に繋がるだろう。
しかし、私はそこまで大きい規模を求めていなかったことに気づいた。ひっそりと長くサードプレイス運営ができればそれで良いと現時点では考えている。

上記のことを踏まえ、目指している方向性が周り(会社の人)と異なるのではないか?本当に22歳で学びたいことNo.1はビジネスなのか?夢実現に向けて遠回りをし過ぎてはいないか?など自分に対して疑問を沢山抱くようになったため、退職するに至った。
幸い、理解のあるあたたかい企業で円満退社をすることができた。

2022.5▶︎バーテンダー極める(?)

会社を辞めた後、幸運なことにすぐ、東京にある少し敷居の高いバーで働くことが決まった。

【余談】
実は大学3年時は、就職活動をせずフレアバーテンダーを本気で目指すつもりだったが、ちょうどそのタイミングで新型コロナウイルスが流行。当時アルバイトしていたバーテンダーのシフトを大半削られてしまった。これを機に現実を見直し、就職活動を始めて現在に至る。

バーテンダーを転職先に選んだ理由は2つある。
①バーテンダーという職業にやりがいを感じていたから
バリバリなサラリーマンもキャリアウーマンも、どんな人でもみんなバーに足を踏み入れたら人が変わるように見える。リラックスしてありのままの姿を見せるようになるからだ。まさに居心地の良いサードプレイスだと考えていた。
②飲食業界で1番利益になるのは「お酒」だから。
やりたいことのみならず現実的に考えてみて、バーテンダーなら金銭面もどうにかなる気がしていた。

これらの理由から私は、いつか自分のお店を開き、夜は大人にとってのサードプレイスでバー、日中は子どもにとってのサードプレイスで子ども食堂ができれば素敵だなあと夢を膨らませていた。

しかし、なぜか私はバーの他にも職場を5つほど掛け持ちしていた。当然、物理的にも精神的にも余裕がなくなる。何より全てが中途半端になっていた。典型的なA型チックな性格をしている私にとって、それは非常に苦痛だった。

掛け持ちしていたのはきっと、本能がそのバーは働く環境として安全とは言えないことを悟っていたからだと思う。THEセクハラほどではないが、週5日で出勤していたため、ん?と少し違和感を覚えることや毎日の些細なことが塵積もって精神を追い込まれていった。

今思えば、同じ境遇の人がいなかったのと会社を辞めるとき親と大喧嘩をしてしまったため、身近に相談できる相手がいなかったことが最も辛かったのかもしれない。毎日どこかで孤独感があった。こうして私は退職を決めたのである。

2022.9▶︎1ヶ月限定ニート生活

今まで環境(人)に恵まれ過ぎていたことに気づいた私にとって、会社を辞めた後の出来事たちはかなり深く心の傷に残った。
このまま何かを頑張ろうとしてもどうにもならないと痛感し、思い切ってニート生活をすることにした。

今まで目標に向かって猪突猛進な生活を送っていた私にとって、何もしない毎日は非常に新鮮だった。
起きる→食べる→寝る、と必要最低限な生活を送ったのは初めてだったかもしれない。
心配なことでいっぱいいっぱいだった頭の中が少しずつクリアになっていくとともに、気持ちの面でも余裕が持てるようになった。

この期間を通して、たまには将来の不安など何もかも忘れる期間は必要であること、そして、帰れる場所(実家)があることの有り難みも大実感した。

2022.11▶︎ようやく進む道が決まる

調子も少しずつ回復し、改めて自分の将来と向き合うことにした。
これまで、サードプレイスを運営するための手段をどうするかで悩んでいた。解決するために、大学でさまざまなコミュニティに属したり、IT企業に就職したり、バーテンダーを本気で目指してみたりした、がいまいちしっくりくるものはなかった。
そこで、なんだかんだ学生時代から続けている学童アルバイトに着目してみた。元々どこかで子ども食堂をやりたいと考えていた私は、遠回りすることを辞めたのである。

学童の道に進むと決まったのは良いものの、学童には公立学童と民営学童があり、それぞれの団体によってシステムや教育方針が全く異なる。学童の数だけ違いがあると言っても過言ではない。
そこで私は、自分に合う場所を知るために、以下のような学童に非常勤スタッフとして掛け持ちをすることにした。

①NPO団体が運営する学校施設を利用した学童/大人数
②一般社団法人が運営する古民家を利用した学童/少人数
③市が運営する学校施設を利用した学童/少人数に近い
④父母会が運営する町内会施設を利用した学童/大人数

また、非常勤スタッフは子どもとの関わりに専念できる良さがあるが、職員同士や保護者との関わり、お金の流れ等も勉強したいと考えていたため、2024年4月入社に向けて就職活動も始めた。
そして、1ヶ月後。④とご縁があり、1年前倒しで正規職員として入社することが決まった。
2023年3月末までは4つの学童で経験を積み、2023年4月から1つの学童でより本格的に、学童スタッフとしてのキャリアをつくっていくことになったのである。

"空白の1年4ヶ月"について

何とかまとまって一安心。
今後また何かにぶち当たりそうなとき、この日々たちを思い出して軌道修正していければいいなと思う。
久しぶりの投稿過ぎて大容量記事になってしまったから、今後は小出ししていきたい。

最後までお読みいただきありがとうございました

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