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「君よ幸せであれ」

遅ればせながら、

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』


の映画を観ました。

2025年初映画
2025年初涙初号泣でした。。。


私ほんとに「涙もろい」とは無縁の人間なんだけど、
珍しく、超絶大号泣しました。

私この映画の原作の汐見夏衛先生の小説がもともと大好きで、
中学生のころに読んで、
好きすぎて
当時の担任兼国語の教科担の先生に貸し付けた記憶がある。


どんなお話かっていうと、
めっちゃ簡単に説明すると
主人公の女の子百合(映画内では18歳の女子高生)が
1945年、第二次大戦末期の日本にタイムスリップして、
そこで出会った特攻隊員の青年・佐久間彰と出会って、
その二人の時空を超えたラブストーリー

みたいな感じ。

ネタバレになることは書きたくないんだけど、

この映画を観て思ったことが二つあって

一つ目は

「今がどれだけ幸せか」ってこと。


ありきたりな感想かもしれないけど、
戦時中の生活とか、空襲とか、
人権みたいなそういうのの今と違う価値観
とかの描写がたくさん描かれてるのね。

それを見て、

ご飯も十分に食べれて
自由な発言が認められていて
自由に夢をみれて
学びたいことを学べて

これって当たり前じゃないんだっていうのを改めて思った。

今ある幸せに感謝


二つ目は

「戦争」と「死」について。


特攻隊員の彰にフォーカスしがちだけど、
ながーーーい人類の歴史を観れば
戦争も争いも戦もたくさんあって、
人権なんて概念のない時代だってあったわけで。

特攻隊員は
まだ寿命も長くあるであろう若者が
”お国のため”
自らの命を犠牲にして敵陣に攻撃をするわけだけど、

それを主人公目線で、
日本目線で見ると
もう言葉にならない辛さがあるんだけど
その特攻隊員の攻撃で
敵国の人が死んでしまうんだよね。

私授業で、
戦時中日本の「敵」だった国の話をよく聞くし
勉強してるんだけど
敵国の兵士だって日本と同じで
家族も愛する人もいる一人の人間であって
日本にさんざんひどい扱いを受けた人々もたくさんいるわけで。
日本を敵として恨んでいる人とか。
それを授業で習ったとき
「日本やらかしてんな~」
って思った。

でも映画内で
空襲のシーンだったりを見てると
やっぱりどうしても
日本に感情移入してしまう。

改めて戦争がいかに惨い出来事か、
人の命がどれほどちっぽけで儚いのかを考えさせられた。


内容はね本で読んだことあったから
映画内ではそんなに泣かなかったんだけど
(嘘 めっちゃ泣いた)

特に泣いたのはエンドロールで流れた
福山雅治さんの「想望」。




もう歌詞がやばい。

好きなんだ
君をまだ好きなまま
帰らぬ旅へ征かなきゃ
永遠の旅へ

あたらしい夏 百合薫る丘
去年は君を まだ知らなかった
うちに帰ろう もっと話そう
一緒に寝よう そして朝が来て
ご飯を食べよう


泣かないで
君よ幸せであれ

ふたり出逢えたことは
よかったことと

止めないで
僕が決めたこの道
これでよかったと
いつか ねぇ思って

変わる時代止められない
僕ら大河のただ一粒
か弱き生命が
ただ出逢った

叶うなら
僕が君の明日を
君の夏を何度も
まぶしくしたい

好きなんだ
君をまだ好きなまま
飛び発つ僕はバカだね
でも征かなきゃ


善と悪とを 生と死とをね
乗せてこの地球(ほし)
今日も急いで

うちに帰ろう ごらん夕焼け
綺麗と思える 小さな世界で
泣いたり笑ったり
食べたり眠ったり

僕らは

いま

生きてる

福山雅治『想望』

太字にしたところの歌詞でもう
涙ぶわぁーってなってやばかった。

「うちに帰ろう もっと話そう
一緒に寝よう そして朝が来て
ご飯を食べよう」

この当たり前が当たり前じゃなかったんだね。。泣

「変わる時代止められない
僕ら大河のただ一粒
か弱き生命が
ただ出逢った」

これもなんか、
命の儚さとか無常とか
そういうことかな



未だに余韻

今年最初にほんとに素敵な映画を観れてよかった!

観たことある方も多いと思うけど
まだ見たことがない方はぜひ観てみてください!!!
あと原作の小説も!!

原作の方でね
なんとこの話の続きが出てるんだけど、
(もちろん読んだことある)

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』


っていうやつ!!
これもとっても面白かった!


未来の私、
この記事読んだらもう一回この映画観て!!
絶対また泣くから!!



ぐちゃぐちゃな文だったけど、
今回はこのへんで

また次回、お会いしましょう


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