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hoho8888
満月のせいにすると、ちょっと楽になる
昨日まで何でも笑い飛ばせていたのに。
今日は、誰かの言葉が心に引っ掛かってモヤモヤする。
「私、誰からも必要とされてないのかも」
「なんか全部うまくいかない」
理由のわからない不安に、
心を占領されてしまう時がある。
そんな時は決まって、月齢カレンダーを開くのだ。
「あ、もうすぐ満月か」
途端に、心が少し軽くなった。
地球の潮の満ち引きは、月の引力で起こっている。
面白いことに、私たちの体は約60〜70%が水分でできていて
その塩分濃度は海水とほぼ同じなのだ。
つまり、私たちの体の中にも
小さな海が広がっているようなもの。
そう考えると、月に影響を受けない方がむしろ不思議で。
満月の頃は特に、
引力の影響で交感神経が優位になりやすいらしい。
だから気持ちが高ぶったり、不安定になったり。
それってつまり、今の私の気持ちは
宇宙とつながっているということなのかもしれない。
理由がわからない不安は怖い。
でも「これは満月のせいだな」と思えれば、
必要以上に自分を責めなくて済むのだ。
実は、満月の影響は意外と長くて。
満月の1週間前から「そろそろかな」と意識して、
満月の1週間後まで「まだ引きずってるのかも」と思えば、
1ヶ月の半分は、この"満月のせいにする作戦"で
乗り切ることができるのだ。
世紀の大発見だと、自負している。
むくみが取れない日も、やる気が出ない日も。
「ああ、満月だからね」って。
優しく自分を許してあげればいいのだ。
知っているのと知らないのとでは、
同じ気持ちのゆらぎ方も違って感じる。
満月の不思議な力を知っているだけで、
心がちょっと楽になるのである。
満月はいつも通り、まあるく優しく
私たちの心のゆらぎを見守っている。
お月様、いつもありがとうございます。