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手当て

人間として
感情が湧き出てくることは
自然なこと


それがどんな感情でも
どんなにぐちゃぐちゃで、複雑でも
身体が張り裂けそうなほどに
わけがわからなくても


それは心があって
今、ここで生きている、身体があるから
生命があるから



いつもあると気づかない

ずっと一緒にいると


けれど

ある のは

有り難く、大切なこと





痛みは叫びだ
どんな感情も

内へ向けるものも
外へ向けるものも

自分が、自分に知ってほしい、わかってほしいという
生命からのメッセージだった




今までごめんね。

叱ってばかりだったね

痛かった、無理をさせて、ごめん。

伝えようとしてくれて、ありがとう。



女性としてのこの身体は
自然界の摂理や周期のそのもの


波のようにゆらぎ
うつろいやすく
海のように満ち引きを繰り返し
月が翳りまた満ちるように廻る





この身体を動かせるのは自分しかいない
この身体を、命を守ることができるのは
最終的には自分自身だけだ


継ぎ 紡がれてきた
命を与えてもらって
この身体をもって
心を抱いて
地球で、人間として生きていることの
責任をおもう



身体は言葉をもたないけれど
確かにその声はある

他の自然のものも

森 海 山 川 石 砂 木 草 花

動物たち 虫たち

生きるもの みな

生きていたものたちも

どんな存在も



そっと手を当てる


体温


肌の温もりに触れたり

骨格を確かめたり

髪を梳いたり



自分の身体を優しく抱きしめると
とても安心する


これまで生きてきたなかで
今 一瞬一瞬を
生きているなかで
私なりのやり方を
力加減や、塩梅の
丁度いいところを
ゆっくり見つけていこう

micro cosmos
ミクロコスモス

私の 小さな宇宙よ
いつかここを去るその時まで
いちばん近くにいて守りあう



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