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結婚とは何か、ちょっと気づいた夜。



少し前に結婚しまして。


結婚するまでというか結婚してからも、

結婚って、何?

という具合でいつも過ごしていて、
(今もあんまり実感がないし、よくわからない心地のままである)

ふと気づいたことが、ひとつ。


ある夜、夫と晩ご飯を食べているとき
納豆とご飯も出してて、

わたし:「せっかくやし、納豆ご飯にしよ〜」
夫:「お、ええやん」
とかなんとか言いながら、もぐもぐ。

で、
わたしは文字通り納豆をご飯にかけるスタイル。

でも、
夫は納豆をご飯にかけずに、先に納豆を食べて、そのあとにご飯を食べる、セパレートスタイル。

わたし:「あら、納豆ご飯にしいひんの? まさかの納豆かけへん派か!」

夫:「うん、昔から乗せへんと食べる派やで〜」

わあ意外と知らんかったな〜 納豆ご飯の食べ方もいろいろなんやな〜 と思いながら、わたしは食べ進めていく。

その瞬間に、なんでかわからへんけれど、

あ、もしかして結婚って、こういうことなんかも?

と、ふと思ったわけです。

納豆ご飯の食べ方が違う人と一緒に生きていくことが、結婚なんかも

自分と全然違う人、納豆ご飯の食べ方が違う人と、お互いに思いやって、わかり合って助け合って、そういう努力をして一緒に生きていく作業なんかもしれへん と思ったわけです。

それをあの紙で約束したんかあ と、妙に納得。

そんなことあたりまえと言われれば、そうやねんけども。

納豆ご飯の食べ方の違いが、なんだかくっきりと、ひとつ、わたしにそう思わせたのでありました。


そんなことにふと気づいた、ある日の夜でした。


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