復職して2日で退職願を出した話
なかなかパンチのあるタイトル。
私が新卒で入社した会社を3年目にして退職した話。
就活~入社まで
もともと田舎育ちの私。
就職こそ、都会に出て自分の可能性を試したい!
そう滾(たぎ)っていた私は、3回生から、関東・関西問わず
積極的にインターンに参加しました。
しかしやりたいことがあるわけではなく、有名大学に在籍している周りの学生に圧倒され、打ちのめされて田舎へ帰る。
ホームに戻ってきたという安心感は
「仕事終わりには、こういった心の安息地が必要だ」
と感じ、4回生になる直前で、就活を都会→地元へと舵を切ることになります。
一度頑張ると決めたらがむしゃらに突き進むタイプの私。
有難いことに、地元では高待遇・離職率の低いと言われている、優良企業に内定が決まりました。
内定通知が来た時、親と抱き合って喜んだのを、今でも忘れません。
【新卒1年目】仕事が楽しいってこのことか!
入社し、配属になった課は、相談者のカウンセリング、カウンター対応、外部とのやりとりなどの対人業務でした。
私が得意とする「傾聴すること」が活かされる職場です。
インセンティブで還元されるわけではないが、やればやるほど
「ありがとう」「すごいね」
と言っていただける機会が増え、現場の最前線に立ち、バリバリと仕事を覚えました。
2年目からは新規事業や予算など重要な業務を与えられ、裁量権が大きくなったことを感じます。
しかし仕事に慣れ始めた頃から、
「この職場で経験積んでも、自分のためになっているのだろうか」
「環境を変えたい」
「やっぱり都会で自分を試したい」
と感じるように。
【部署移動】このままでいいのか?
悩み始めた頃と同タイミングでの部署異動。
部署が変わればやることは全く違い、またイチからのスタートです。
入社前に一番入りたいと思っていた部署は、一年目に配属された部署でした。
だって一番人と関われるところだから。
次の部署は、ひたすらPCに向かってカタカタ…
気質もだいぶ古く「残業=仕事いっぱい抱えている=すごい人」
という匂いがプンプンと。
別に残業が嫌というわけではないですが、兼ねてより頭をかすめていた退職という二文字を、毎日考えるようになりました。
就活の時はやりたいことがなかった。
けれど、前部署を経験し、人を商材とする職でキャリアを積みたい!
と思うように。
【退職?】悩むと仕事が手につかなくなる
3年目となる4月から新しいプロジェクトに携わることになりました。
しかし、新しいことをするということは、その業務に就く年数が長くなるということです。
上司からの期待・優良企業という外ヅラの良さ・人間関係で悩むことがない
申し分ない職場です。
続けるのであれば、生半可な気持ちではいれない。
辞めるなら、プロジェクトに携わる前の、今しかない。
悩めば悩むほど心が暗くなって、何でこの職場で働いているんだろうという負のループ。
新年度3日目、ついに泣きながら出勤。メールチェックも何も手につかず、職場で急に泣きます。
それまでは元気キャラ。辞めたいという雰囲気も一切出していなかったので、周りはびっくり。
上司に泣いている理由を聞かれ「実は辞めようかずっと前から悩んでいた」と打ち明けると「有給がたくさんあるんだから、1か月くらい悩んでいいよ」と言ってくださりました。
休職→復帰を決断
4月いっぱい、悩みました。
いろんな人に相談して、本当に悩みました。
そして、復帰すると決断しました。
決め手は、待遇の良さ。
「あれだけ就活頑張って、メチャクチャな倍率の高さをくぐり抜けたんだから!」と自分を騙し、ゴールデンウイーク明けから復帰しました。
新プロジェクトに携わる予定が、1か月も休んでしまったので、30名分のお詫びのお菓子と手紙を持って。
復帰して3日で退職願を提出
復帰初日。
ひたすらお詫び行脚。
周りも、私が心を病んで休職したと思っているので、どこまで仕事を任せればよいのか困惑しているのが見てとれます。
※実際に心が暗かったのは間違いないです。
しかし「病んで休職した」と思われたくない私は、持ち合わせていない元気を何とか振り絞って、元気キャラを突き通します。
復帰2日目。
出勤時に、緊張から?動悸が止まりません。
事務所に近づくにつれ、動悸が立ち眩みへと変わり、席につくと、吐き気に変わります。
ここで気づきます。
体が仕事を拒否している、と。
夜、親に相談。
「もう辞めてもいいよ」と優しく包み込んでくれました。
その足で、半年前からお守りのように持っていた退職願の紙を書きます。
復帰3日目。
退職願を無事、部長に提出。
新プロジェクトに関する業務はまだ何も手に付けていなかったため、仕事の引継ぎもなく、翌日から有給消化に入るのでした。
【まとめ】退職を考えている方へ・これから就活をする方へ
今は心と体を休めるため、ゆるく転職活動をしつつ
家でゲームしたり、旅行行ったり、本を読んだりしています。
世間から見るとニートかもしれませんが・・・(笑)
私は次に向けた充電期間だと自分に言い聞かせています。
私が新卒で会社を辞めた経験から得たことは、3つ。
仕事は人生の全てではないことは確かです。
しかしオトナになれば時間の大半を仕事に捧げることになります。
もちろん待遇や世間体も大事ですが、一番は
自分が自分の決断に納得していること。
学生とは違い、守ってくれる親や、身分を証明してくれる学校というハコはありません。
仕事に求めるものは人それぞれだと思いますが、私はやりがいや存在価値を求めます。青臭いのかもしれませんが…
だから私はこの経験を糧に、次こそは自分がなりたい自分を追いかけることにします。
充電が100%になれば、誰よりも輝いた未来が手に入ると信じています。
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