東京ひとりぐらし

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最近の記事

紅茶のパンナコッタ

10月30日、晴れ 雲の向こうに月の影が見えます。 最近お菓子を作るのが好き。 なんかめちゃくちゃケーキを焼いてる。 誕生日が続いたことがきっかけだった。 バナナケーキ キャロットケーキ ガトーショコラ 紅茶のパンナコッタ 幼い頃から母や妹とお菓子を作ることは好きだったし、大学生の頃は友人と集まってわいわいタルトやら何やら焼いていた。 でもなんだか、ここ1か月のお菓子作りは、なんだか違う。 なんだろうと思っていたら、ひとりで作っているからだった。 食べてほしい恋人

    • なんとなくの先

      10月5日、日付を超えた もうすっかり寒いね。 涼しい、じゃなくて、しっかり寒い。夜。 空気が凛と冷えていくこの季節に、少しずつ何かを思い出したり思い出さなかったり香水を買ったりするわたしたち、人って可愛い。 なんとなくが繋がっておもしろくなることってある。 なんとなくが繋がっておもしろかったからとてもおもしろいのだ。 気楽に気ままに選んでいくこと。 選べる自由や、時間や、お金があること。だいじ。会いたい人には会うこと。会いたい人を、大事にし続けるために、ちょっとだけ考え

      • 24時間

        9月18日、夕暮れ 柔らかく深い青がぼんやりと白く染まっていく、この時間の空は好きです。 自分の時間を管理して、掛け持ちをして、やりたい/やるべき活動に充てる。 成長している気持ちになるし、実際にしているだろうし、自分のことが好きになれる。惰性で過ごす時間に癒されることはあまりないので、その方が健康的でいられる。実際にそうだ。 ほんとうはそんなことをしなくても自分のことを好きでいたい。いつかそうなれたらいいねと思う。大丈夫だよ。 それと同時に、意識的に、 ぼんやりしたり音

        • 夜の散歩とふわふわのアルコール

          8月28日、晴れ 気付けばもう夜の散歩が心地いい。 ああ、かっこいいな、と思った。 愛されているひと 自分があって、生きている人に、あんなに愛される人の文章には パートナーのことなんてひとつも出てこない。 ただ自分の考えていることとか、大事な人とか、なんかさ、ね あ、ねこだ。わたしは酔っている。 お酒が回るとふくらはぎまでアルコールが循環するのだが、それを言って分かってもらえた試しはない。 恋人は猫が好きだ。道端で猫に会うと嬉しそうに、「ねこや」と言う。それにつられて誰とい

        紅茶のパンナコッタ

          ぶらり帰省

          8月10日、晴れ 地元の空はばかみたいに広い。 帰省をした。 電車に揺られて2時間弱。 脳みその7割くらいが活動を停止する。 見慣れた、けどしっかり時間の重みを受け止めてきた実家の風景。 なんにもしなくても、ただ生きているだけでも許されるような感覚。銭湯か? 人生を変えるには、住む場所を変えること、会う人を変えること、時間配分を変えることの3つのやり方がある。って聞いたことある気がする。合ってるっけな。 確かになあとも思うし、どこに行ったってわたしはわたしだよとも思う

          ぶらり帰省

          布団

          コロナになった。 今更かい。 とはいっても味覚嗅覚はしっかりしてるし(ごはん美味しくないけど)、熱も1日ぐわーっと上がったあとはしれっと平熱に戻っている。 若干の頭痛とか、咳とか、鼻水とか、そんなもん。 自宅待機なんておもしろくもなんともない。 アマプラYouTubeマンガSNSを布団の上で行ったり来たりするだけ。 飽きる。生産性の悪魔の囁きを止められないので、ただダラダラすることが苦痛でもある。勉強しなきゃ、とか、転職活動しなきゃ、とか、体調不良なんだから大人しく寝とけ

          夏の予定②

          7月22日、晴れ 早起きって、起きてしまえさえすればいいことしかない。でも心ゆくまで寝たいのよ。早寝早起き。 今週やること ▫️幼馴染と飲みに行く 久しぶりに会う2人、3人で遊ぶなんていつぶりかしら。 美味しいもの食べてしょうもない話して、楽しい計画とか立てちゃいたいね。みんなで山梨にキャンプとか行きたいな。 ▫️九州旅行 いつもの2人、数年ぶりの九州旅行。やっとだね。計画立てねば。海みたい、夕陽みたい!お酒飲んで美味しい博多ラーメン食べたい。野球の予習しとこうか?海辺

          夏の予定②

          夏の予定①

          7月17日、快晴 日陰ですらむあむあと熱気が漂う。 今週やること ▫️水出しコーヒーを作る 夜に作って一晩冷やしたものを、お気に入りのグラスにでっかい氷と一緒にいれて恋人と飲む ▫️鎌倉に行く 海を見る、夕陽がいいな フィルムカメラで写真を撮る 桃のかき氷を食べる 海辺のカフェでコーヒーを飲む 黒いワンピースを着る ▫️盆踊りに行く 夕方に待ち合わせしてお祭りに行く 虫除けを持って行く 見様見真似で踊ってみる 線香花火をする ▫️映画館に行く 先週公開したあの映画を

          夏の予定①

          街歩きと本屋

          7月15日、くもり 夏の隙間の涼しい日。 本屋が好き。 なんか、セレクトショップ的な感じの本屋さんが大好き。 クールな店主さんが、小さな声で「いらっしゃいませ」って言ってくれる感じの、あれ。 ああいうお店にある本ってどうして全部面白そうなんだろね? オススメから、旅、思考、仕事、恋愛、詩集、絵本、ジェンダー、いろんなコーナーに分かれてて、お店の奥の方に大体本屋についてのコーナーがあることが多い気がする。なんだかそれが可愛くて好き。 持ちものはなるべく少なく生きていきたい

          街歩きと本屋

          鴨川愛好会

          7月9日、晴れ 小学5年生の時に好きになった男の子の誕生日 忘れんもんよなあ 北へ下る埼京線の窓から見える 荒川の河川敷がすき 京都に暮らしたことがあって、 でかい川が好きじゃない人の方が少ない と思う 通勤の電車の中から、ぼーっと眺める数秒間 お休みの日に、あの河川敷で 歩いたり、寝転んだり、本を読んだり、ぼーっとしたりしたいなあ と思い続けて、まだ実行には移せていない でも、いつかやりたいなあ、と思いながらぼーっと河川敷を見つめるだけでもそれはそれで幸せなのだ。

          鴨川愛好会

          猫と秘密基地

          7月7日、七夕、晴れ。 カフェの話。 カフェが好きだ。 カフェが嫌いな女なんて、昨今の世の中では草の根分けないと見つからないかもしれない。 自他共に認める、 わたしはカフェが好きな女だ。 誰かの好きが、 溢れ出して空間になってしまった 秘密基地のような場所が好きなのだ。 気付いたら形になってしまっていた そうならざるを得なかった そんな空間にそっとお邪魔させてもらったとき 心の底から嬉しさと敬意の念が湧き上がる。 噛み締めた表情でコーヒーを啜り 応援しています、の

          猫と秘密基地

          柔らかな虹

          7月6日、晴れ 北風が吹いているから涼しいんだよ、 と嬉しそうに恋人が教えてくれた。 お昼前までちいさなベッドで眠ったあと、 濃い緑に包まれた小さなお祭りに行って ガラス戸から光が差す喫茶店でアイスコーヒーを飲み かわいいサンダルとアイシャドウを買って うまい焼き鳥と辛鍋を食べた。 夜には10匹くらいの猫をみた。 完璧な休日を過ごしたわけである。 が、まあそれは置いておいて 銭湯の話をしようかなあと思う。 胸がほかほかしていることは すぐに文章にまとめることが出来な

          柔らかな虹

          はじまり

          文章を書くことが好きだ。 好きというよりも、 気づけばただ書いていただけだった。 文章、ともいえないような感情の吐露。 小さなノートに書き溜め始めたのは 中学生の頃だった。 思い返せばすきなひとのことばかり書いていた気もする。 胸いっぱいに溢れる、嬉しい、悲しい、きらきらした、ざらざらした感情を昇華する方法はわたしにとって書くことだけだった。 Twitterも好きだ。 顔も名前も知らない誰かの、 人生や感情 飾らない言葉が読みたいのだ。 SNSに書かれていることに

          はじまり