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ケアマネージャーって?介護の闇を見た気がした。
介護保険適用になるまでの間、家族は自力で何とかしなければなりません。
実家付近のヘルパーを紹介してもらうまで間、知り合いの介護福祉士の資格を持つ家事代行業の方で耐えました。ただ、基本は23区が活動拠点の方です。本当にご厚意に感謝です。
これは実際にあったケアマネとのやり取りです。参考になれば嬉しいです。
包括支援センターは斡旋業ではありません。紹介できません。
両親二人の介護が一気にやってきても、ケアマネはすぐ動けけません。
「包括支援センターは斡旋業ではありません。紹介できません」
「自身でプランを考えて、自身で探して、電話して、予約してください。
今はネットにありますから。」
突然のことで混乱しても、両親の状態に心がすり減っていても、自力です。
介護認定は介護保険は世帯にではなく、個人に適用される制度です。
例えば、母親が家事をし、父親は一切動かないような家庭で、母親が倒れ介護認定がされた場合、母親のサポートはしても父親はノータッチが原則。
厳密に言えば、食事準備は母親の分。「俺の食事は誰が用意するんだ?」と言われても、あなたは動けますよね?と言うことです。
世のお父さん、旦那さま。どうかご自分のことはご自分でできるようになってください。世の息子を育てるお母様、どうかサバイブ能力を身につけさせてあげてください。もしあなたが介護が必要になった時、息子は何もできません。
未来は分かりません。ただ人口分布図の逆三角形、未来は少し見えています。
介護と障害者は管轄は別。ケアマネは対応しない?
「介護の認可が下りてなくても障害者の制度が使える」とヘルパーから聞いた障害者同行制度。これをケアマネに伝えると「障害者は管轄外なので、自身で対応して欲しい」と。
ヘルパー事業所は障害者対応も行っているのに管轄が違えば情報もありません。聞かないと答えないところ、さすがです。
「ケアプラン」立案までの所要期間の記載はどこにもない
母の認定結果が封書で届きました。「要支援1」でした。そしてまだ「ケアプラン」がありません。
どこを調べてもケアプラン立案までの所要期間の記載はありません。私もスケジュール感の確認をしなかったのが悔やまれるところです。
「もう私が限界」と伝えるも、規則を理由に断られたところで、私も覚悟が決まりました。
自力でやるしかねぇ!全部教えてもらおう!
意を決して市役所に行きました。介護で出来ないなら障害者で対応するしかねぇと、向かった先は障害者支援の窓口です。
障害者担当に経緯を話ししたところ顔色が変わり、結果、介護担当の偉い人と話をすることになりました。偉い人にも経緯をを全部お伝えしました。
・認定が降りるまでは自力でと言われたこと
・最低限の業務連絡以外は何もないこと
・訪問看護師に自費ヘルパーさんを紹介していただいたこと
・ヘルパーさんと一緒にケアプランの立案・運用したこと
・寝室の手すり工事の業者探し直接調整&自費対応したこと
・障害者制度の手配と申請
偉い人と話をしたことで、介護認定までの流れをやっと理解できました。
ケアマネージャーはタレントマネジメントではない!
マネージャーと言う言葉に、昨今言われる被介護者の「タレントマネジメント」をしてくれるものだと思っていました。
タレントマネジメントとは
目標を達成するために、自社に所属する人材(タレント)一人ひとりに着目し、経歴、評価、スキル、特性等を一元的に管理し、そのデータを活用し組織横断的に育成、配置、採用、評価、昇進・昇格等の組織運営に活用する取り組みのことです
私は、「人材を被介護者」、「組織運営を家族の生活」と思っていましたが、全く別物でした。私が甘かった〜。
介護業界は万年人員不足!だからケアマネは大変!
ケアマネは大変なんです。寿命は伸びていても、健康寿命がのびているわけではありません。要支援で対応できる人員が逼迫して引っ越しを余儀なくされるほど、ケアマネも足りていないんです。
全部やってもらえると期待していた私が甘かったっちゅー話なんです。
ただ、認識齟齬防止のためのコミュニケーションは必要でしたね。
しかし何とかならないですかね、介護問題。
2025年問題が叫ばれている中参議院選が近いですけど、何人が介護問題をマニフェストに掲げているのかなと、ふと思います。