私のFUJIFILM -カフェ写真を撮る-
色味がいい、色味が好きと言われることが多い。レタッチもしてはいるが、これはもう何と言ってもFUJIFILMの力だ。
FUJIFILMを選んだ理由
自分が好きな色味
様々なメーカーがある中で、なぜFUJIFILMを選んだのか。「カメラの探し方」の記事にも書いたが、色んな人の写真を見ていき、何のカメラで撮った写真が好きかを調べていった。好きな写真に共通して言えることはフィルムライクな色味。これが私が好きな写真であった。
FUJIFILMにあるフィルムシュミレーション(フィルター)は昔のFUJIFILMのフィルムカメラの色味を再現しており、カフェや喫茶店に相性抜群なレトロでノスタルジックな色味の写真が撮れる。
コンパクトさと価格帯
フルサイズのカメラはFUJIFILMにはない。(フルサイズよりもサイズが大きい中判カメラはある。)フルサイズよりAPS-Cセンサーのカメラは値段が安く、コンパクトで軽い。高画質な写真を撮りたいのかを考えたときに、フィルムライクに高画質は必要ないと感じ、値段も安いAPS-Cセンサーのカメラにした。
愛機X-S10の特徴
私の愛機X-S10はX-T4と同等のスペックだが、バッテリーを小さくし、コンパクトにしたモデルだ。値段はX-T4より安く買える。
(※151,300円は中古価格)
(248,000円は新品価格)
(中古は16,000円ほど)
どちらもそれぞれ後継機が出ている。X-S20に関してはバッテリーは大きくなったものの、値段が高額になったのでX-S10より買いづらくなった。
バッテリーについて
XT-3(XT-4のひとつ前のモデル)と同じNP-W126Sのバッテリー搭載。
オートフォーカス(AF)をきかせて撮ったり、動画を撮るとバッテリーはすぐなくなってしまう。普段マニュアルフォーカスをよく使う人、オールドレンズを使う人はこのバッテリーでもさほど不便はない。しかし外持ち歩くときの予備は必須だ。
動画をFUJIFILMで撮りたい、子どもや動物など動く被写体をAFをガンガン使って撮りたい人はカメラは少し重くなるが、XT-4、XT-5などバッテリーサイズが大きいものをおすすめする。
使用中のレンズ (2023.09.26現在)
現在よく使っている3本は単焦点レンズが2本(33mm、56mm)とズームレンズが1本(17-70mm)。
レンズを使ってみての特徴と作例を紹介していく。
FUJIFILM XF35mm F1.4 R
FUJIFILMの神レンズと言われているXF35mm F1.4。(フルサイズ換算53mm)この35mmの画角は人の見る視覚と同じくらいである。
カフェ写真においても、座ってテーブルのドリンクやスイーツを撮りやすく、F値が低いため、暗い部屋の中でも明るく撮れる。カフェ写真におすすめの一本だ。187gと軽くて嵩張らないのでカフェ巡りにも最適。
またスナップ写真にも抜群の画角。とにかく万能な一本。
【作例】
開放F1.4で撮るドリンクの透明感。ドリンクを際立たせたい場合に開放で撮ることが多い。
洋館の喫茶店。カップが可愛らしかったので、カップの側面にピントを合わせ、開放で撮影。
ナポリタンは開放から少し絞りパキッとさせ、俯瞰で撮り、全体が伝わるように。
喫茶店のカウンター席でも35mmはギリギリ撮影できる。F値はF2に絞っても玉ボケはギリギリ丸い。
F値を高めにし、チーズケーキ全体にピントが合うようにした場合。
SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary
280gとX35mmより重いが、邪魔にならないサイズ感。
FUJIFILMのレンズではなく、サードパーティーと言われる他社のXマウント(FUJIFILM用)レンズ。AFは劣るものの、コスパが抜群である。そして33mmより望遠のため、ボケも強く迫力が増す。テーブルのものを座って撮るには、相手側に離して食べ物を置くなど、少し工夫が必要だが、この迫力が好きでよく使う一本だ。
XF35mmは絞り羽根の枚数が7枚なのに対し、SIGMA56mmは9枚ある。つまり結構絞っても玉ボケを楽しめるのだ。F2.2まで絞っても玉ボケが丸く残っている。
【作例】
パフェのような縦写真でもテーブルの相手側まで寄せると全体が撮れる。
寄って撮ったときの迫力も素晴らしいレンズ。少し絞ったF2でパキッと感もありつつ、玉ボケも綺麗に丸く残る。
おうちカフェでは自由に後ろに下がって撮れるので、このレンズをよく使っている。やはりF2に絞ったくらいがボケもありつつ、被写体がしっかり写る。
TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD
こちらも他社のXマウント(FUJIFILM用)レンズ。このレンズの特徴で良いところは、70mmまでズームしてもF値が2.8のままで高くならないところだ。
ただ530gと500mlのペットボトル1本分の重さがあるレンズで、フードなしで12cm弱と長さも長いので、持ち歩くにはとても不便である。そしてF2.8が開放なので、カフェで撮るには少し暗い。
最近はイベントに持って歩いている。ズームレンズなので画角が自由に撮れ、明るい外にはもってこいのレンズだ。ボケが欲しいときは、望遠側で撮ってあげるとしっかりボケてくれる。
【作例】
野外イベントのコーヒーフェスティバル。少し離れた場所から撮り、ラテアート部分のみトリミングした写真。イベントでは近くに寄れないことも多々あるので少し離れても撮れる70mmがあるのでとても便利だ。
40mmくらいで撮った写真。列に並んでる間に距離に合わせてサッと撮れるのもズームレンズの利点。
室内のカフェ。ズームして撮ると氷の質感が綺麗に写る。
最大の70mm近くにズームして撮るとラテアートの迫力を伝えることが出来る。
望遠側の70mmで撮るとF4.5でもボケはあり、ドリンクの透明感もある。
備品
現在使用しているカメラ周辺の必須備品は以下の通り。
必要最低限の必須アイテムなのでこれだけは揃えて欲しい。
メモリーカード
容量は最低でも128GBはあったほうが不自由なく使える。カメラ本体の画質モードをFINEで保存すると1枚10MBくらい、ROW形式で保存すると1枚60MBくらいある。
ROW編集する場合は256GB以上を買うと安心だ。私はたまに動画も撮るので容量は512GBを買った。すぐレタッチし、メモリーカードには過去の写真は残さないので、こんなに大きい容量は必要なかったかもしれない。
このリンク先のメモリーカードはスピードクラスが3と転送速度も速いので、大量に写真をパソコンに転送する場合にスムーズに作業できて便利である。
私は本体にメモリーカードを入れ忘れたり、容量不足になったりしないように予備を1枚持ち歩いている。
レンズプロテクター
レンズプロテクターは必須。これを付けていればレンズが保護されるので安心してカメラを使える。スペックが違い価格帯は様々あるが、必要に応じて選ぶと良い。サイズがレンズによって異なるので、レンズに書いてあるφ(直径)を確認して注文しよう。
例えばXF35mmはφ52なので52mmのフィルターを購入する。
カメラ用ブロアー
レンズについた埃や繊維を飛ばすためのもの。これも必須で、傷つけずに埃を飛ばすことができる。ちなみに余談だが、このブロアーはおうちコーヒーで使うコーヒーミルの粉を吹き飛ばすのにも使えて一石二鳥だ。
カメラストラップ
カメラストラップは付属しているものでもよいので、何か付けた方が安心だ。
色々使ってみたが、見た目もシンプルでナチュラルなこのストラップがお手頃で、皮も柔らかく使いやすくて気に入っている。私が付けている色はブラウン。
ホットシューカバー
X-S10はホットシューカバー(フラッシュを接続する部分のカバー)が付属していないため、Amazonで購入した。(カメラによって元々付属していていたり、いなかったり。)埃が溜まり、見栄えが悪いのであったほうがいい。
さいごに
AdobeのLightroom Classic(PCソフト)でレタッチをし、色味の調整もしているが、FUJIFILMの色味はFUJIFILMでしか出ない。どのメーカーのカメラを買うかはどんな色味で撮りたいかに通ずる。
このカメラを買った当初は、カメラのことは全く分からなかった。FUJIFILMで撮った人たちの写真が好きだから、FUJIFILMにしちゃえ!という勢いだったが、それが大正解だった。
コーヒーやカフェとFUJIFILMの色味の組み合わせが抜群だったのだ。コーヒーシーンのかっこよさの表現や、喫茶店のノスタルジーさは、FUJIFILMでとても表現しやすい。カフェ写真を撮りたい方やお店を経営している方にとってもおすすめのメーカーだ。私はレタッチしているが、レタッチせずとも雰囲気のある写真になり手軽なカメラだと思う。
このフィルムライクなFUJIFILMのフィルムシュミレーションがとても好きだが、フィルムシュミレーションに頼る写真ではなく、フィルムシュミレーションを生かしたレタッチが出来るように勉強していきたい。そしてコーヒーやカフェがもっと盛り上がってくれたらと思いながらカフェ写真を撮っていきたい。
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