『明け方の若者たち』を観た。
2021年12月31日、大晦日遂に公開。
まずは、だいすきな小説が映画化されて
全国公開したことに対しての感動の涙。
カツセさん、本当におめでとうございます☺︎
マカえんが主題歌なのも嬉しい。
どう考えても『ヤングアダルト』なのだから。
これは原作を好きになり過ぎた故なのかもしれないけど
この「映画」については低評価ボタンを押したい。
原作を読んでいない人が観たら
ただの身勝手な女とそれに振り回される男の話。
もう少し、CMのように語りを入れてくれれば
そんな感想は防げたんじゃないかと思ってしまう。
ラブホテルは103号室が良かったし、
社内での事件はもっと説明ほしいし、
尚人の台詞、
「人生は、打率では表さない」のくだりも、
「恋人と別れて一番つらいのは、
相手が次にどんな人と付き合っても、
文句を言えないことだよ。
現にお前は、あの子の夫に対して、
何も言う権利がないだろ」のくだりも、
「良いお年を!」のくだりも物足りないし、
そこの場面はもっともっと…
もっと大切にして欲しかったなぁと。
何よりも、いちばんすきなやりとり。
ここが映像化されることを楽しみにしていたから
なんだかやるせない気持ちになった。
1月8日(土)からスピンオフが公開される。
『幻の一章』に書かれていた"彼女"の物語。
きっとこれを観た人には、
彼女がただの身勝手な女ではないことがわかるはず。
撮影現場では、"彼女"と"夫"が名前で呼び合いながら
撮影を行なっていたらしい。
(カツセさんは名前を付けることを嫌がってた)
名前の由来はパンフレットに書いてあったけど、
これはパンフ見た人の特権だ。
はぁ、原作が好きすぎると
こんなに弊害が出てくるんだってことを
初めて味わいました。良い経験。
きっとこの先、
ここまで沼る小説には出会えないだろうなぁ。
「花束みたいな恋をした」
「ボクたちはみんな大人になれなかった」
この2つと一括りにされてしまうのは悲しい。
他所は他所。うちはうち。
全く違うものだし、同じものとしては見て欲しくないなぁ。
何者にもなれない自分が
また、嫌になる。
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