勿忘日記-2022/6/2(木)-
↑前日のこと
最後の授業を終えて気づけば6時過ぎ
K先生にお話しようと思った
とても怖かった
迷惑なんじゃないか、上手く話せるのか、心のことは専門外なのに話していいのか
とはいえ、「K先生とお話をする」に気が向いてしまって勉強に対しての集中はどんどん失われた
このまま勉強しても仕方がないと思い職員室に入る
入るとK先生は他の先生とお話中だった
帰るか迷っていると相手の先生が私に気付いて「K先生、クラスの子来てますよ」と教えてくれる
振り向いたK先生は「どうした?」
ここまではいつも通り
私は何も返せなかった。何をどう話そうか
K先生は困ったように笑って「なんやねん」「勉強?」
私は首を振る
「なら進路?」
私「………2割」
進路のことがあるからカウンセリング等を受け出したわけだからあながち間違いではないだろう
K先生「8割は何なの?」
私「……なんて言ったらいいの」
言い難いことと察してくれた先生は「向こう(面談室)行くか?今なら時間あるからいいよ」と言い、私の返事より先に歩き出した
面談室に入って私がカウンセリングに行ったのに話せなかったことを告げると先生に「それはいつもやろ」と返された
そうなんだけど、 口の中でそう呟く
私は
・カウンセリングは2回目だったこと。
1回目は入れたのに2回目は相談室さえ入れず動けなかったこと
・原因がわからないこと
話さないを続けているうちに気付けば話せなくなっていた為、未だに話す気がないだけなのかもしれないということ
を告げた
K先生は私が相談室に行っていたことを知らなかったと言った
そして進もうと動いていることが成長だと言ってくれた
「先生は専門家じゃないからわからんけど」
そう前置きした上で先生は私の話を沢山聞いてアドバイスをしてくれて励ましてくれた
カウンセリングに関しては
・話せなくてもいいから短時間だけ相談室にとりあえず入ってみる
ex)5分だけ入って5分経ったら出る。次はそれを10分に伸ばす
・何か一言でも話してみる。そこで無理ならまだ時間が余ってても終わる
つまりもっともっとハードルを下げて始める
ちょっとずつ慣れていく
更に「先生がいた方がいいなら着いていこうか」と提案してくれた
話せないことに関して
K先生「お前に話す気がないのが原因なら嫌がってても相談室に突っ込んだりして荒療治すればと思うけどお前のせいじゃないのに怒ってもしょうがないやろ?」
「やし原因を探さな、その為に行きだしたんやろうけど」
「まずはそこからやろ?そんな急いでもしゃあない」
私「でも…」
焦るしかないよ、あと半年だよ
私がそう言うより先に先生は笑って
「あと半年しかない やろ?目指してることも人とコミュニケーション取らなあかんことやし」
「H先生とかカウンセラーさんが言ってくれはるゆっくりでいいよとか焦らんときって言葉の優しさとかは理解してるし嬉しいけど私にはあと半年しかないんです。それまでになんとかせなあかんから焦ってるんですってことやろ? 」
お見通しだった
全部、全部その通りだった
私は頷いて項垂れる私を見て先生は「落ち込みすぎちゃう?」と笑った
K先生「前にさ、先生が話聞いてもらえる相談室とかあるよって勧めたの覚えてる?」
私「あったかも…?」
K先生「その時お前断ったやん、加えて今もぼんやりとしか覚えてないわけやん。やのに今回は自分でなんとかせなと思ってH先生(養護教諭)に改善したいって言ってカウンセリング行ったんやろ?それはやっぱり大きな成長やんか。進もうと頑張ってるやん。そんなすぐには上手くいかんよ」
「お前が今日わざわざ先生のとこ来たんもお前の中でそうやって葛藤しながらも進みたいからかなって、そん中で先生に頑張れって言って欲しいんかなって、先生はそう思うけど?」
あぁ本当になんでもお見通しだ
その上でK先生は「明日H先生に連絡するわ」と言った
K先生「昨日、水和がこんなん言うて自分のとこ来たんですけど担任としてできることはなんですかとか聞けるから」
と言ってくれた
先生自身も言う通り、先生は心のことは基本専門外だ
だけどそこで専門外だからと見放さないで私をサポートしようとしてくれることが嬉しくて嬉しくて堪らなかった
頼れる人が1人増えたことが嬉しかった
次のカウンセリングまで1週間を切った
先生の言葉に甘えて次は着いてきてもらう予定だ
今度こそ前に進めるだろうか