勿忘日記-2022/3/18(金)-
今日はお話がしたかったから保健室に行った
どうしても2年生に置いて行きたかったこと
それは部活を辞めた本当の理由
表向きは部の雰囲気と合わなかったからと伝えてある
他にも勉強しなくてはならないとか他にやりたいことがあるとかなんとか
でも本当は違う
人間関係が耐えられなくなった
毎日電車の中で泣いて帰った
誰も私を見ていない、大人の中でひっそり泣いていた
不器用な私は綺麗に泣けなかった
何度も涙する部員を慰めてきたけれど自分は泣けなかった
家に帰ったら明るい私にならなくちゃと思って涙を堪えた
それでも勝手に涙が出てきてこのまま思いのまま泣けたらと何度も思った
理性が私を止めた。じっとり湿ったマスクが鬱陶しかった。いっそびしょ濡れに出来たらと思った
全部を話した
辞めた後悔、本当は辞めたくなかったんだって
でももう限界だったんだって
でもこうやって支えてくれる人がいるなら頑張れたのかもって
知らなかった。強がりすぎた自分が嫌だった
個人名だって出した
その中には保健室常連(だった)の子だっていた
あの子が嫌だった。わからなかった
顧問のやり方が怖かった。不気味だった
私には何も受け入れられなかった
吐き出した
拙い言葉と声で。目線は1度も合わせられなかった
H先生は私が止まらない限り口を挟まないでいてくれた
でもあの時はあれが限界だったと思うよ
それはちょっと思うところがあるよね
あの時はこうなるってわからなかったもんね
休部してる子見てどうなるかわかってたからしにくかったよね
もっと自分の思ってること言っていいって学んだね
そんな言葉を掛けてくれた
先生は何も否定しなかった
大嫌いになったあの子のことも
理不尽だった顧問のことも
そして、私のことも
何も誰も否定しなかった
落ち着いてそこに感情を混ぜずに聞いて貰えてとてもありがたかった
私はずっとずっとそうやって話を聞いてもらいたかった
さすがに今日話して今日さよならを告げられるほど軽くもなく小さくもない
きっとまだまだ嫌ってしまう
苦しくなってどうしようなくなる時だって絶対にある
それでも本当のことを知ってる人がいる
それだけで十分なはずだ