きょうは8月9日
8月9日は11時2分にサイレンが鳴る。8月6日は8時15分のサイレン。
11時2分は、長崎に原子爆弾が投下された時刻で、8月でなくとも毎月9日の11時2分に音楽放送が流れる。
今日の11時2分にサイレンが鳴って、黙祷をしながらその瞬間に思いをはせてみたけれど、ものすごい恐怖を感じた。土地の記憶というものがあるのなら、それにほんの少し触れたような感じだった。
画像は、『長崎 旧浦上天主堂 1945-58 失われた被爆遺産』という本の中のもの。
浦上天主堂というのは長崎大司教区における司教座聖堂で、爆心地のすぐそば(500mほどの距離)にある。
長崎では、禁教期に壮絶なキリスト教迫害がおこなわれ、250余年もの潜伏や続く迫害を経て1925年にやっと建てられた浦上天主堂は1945年8月9日の原子爆弾の投下により被爆、破壊されてしまった。
これらの迫害、被爆に遭ったことを、ある神父様は「長崎が選ばれたんだとおもいます」と言われた。
そのせりふには、色んな想いが込められているとおもった。
長崎が体験したこと、土地や人々のなかに残る何かを、感じ取りながら生きていきたいとおもっている。
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