ヴァローナのチョコレートで
テリーヌショコラという名をもつお菓子の存在は知っていたものの、とくに口にする機会もなく過ごしてきました。
すこし前にふと、食べてみたくなったんですよね。見つけたレシピの材料と工程がシンプルだったので、作ってみました。
材料に使うチョコレートは、カカオ64%くらいのものがよいと書かれていました。さて、どこのチョコレートを使おうかな
これはあまりあれこれ調べたりしなくとも、ヴァローナのにしよう、と思いました。フェーブと呼ばれる楕円形のものを、数種類買い求めました。
最初に選んだのは「マンジャリ 64%」で、これはショコラ鑑定家クロエ・ドゥ-トレ・ルーセル氏が好んでいるというか、基準にしているというか、何かそんなことを本に書いておられましたので印象に残っているからです。(世の中には色んな職業がある)
製菓用でなくタブレット状になった製品をずっと前に食べました。赤いベリー系の風味をもつチョコレートです。
マンジャリで作ったテリーヌショコラは、ベルベットのようなちょっと妖しい味わいでした。
次に、もう少しカカオ含有率の低い「カラク 56%」で作りました。ナッツのようなフレーバーがあるチョコレートで、香料にバニラが加えられています。ナッツテイストだし、バニラのあまい風味も加わるので、おいしいと感じる人が多そうなテリーヌショコラになりました。
写真のものは少しカカオ含有率を高くして、「カライブ 70%」を使いました。砂糖の量は変えません。
このとき、冷蔵庫に有塩バターがあって、わざわざ無塩バターを買いに行くのも面倒だし、と思って有塩バターで作りました。なので、じんわり塩味のするテリーヌショコラが出来上がりました。
この回のは、カカオ分も高いし塩味も効いてるので少量を食べるのがいい感じです。テリーヌショコラを作るなら無塩バターを使うほうがいいですよ。塩気が欲しいなら、食べるときにおいしい塩をあとのせとかするといいです。
使う砂糖やいくつかのチョコレートを混ぜて作るとかしたら、ベスト・マッチングな組み合わせとか、見つかるかもしれないですね。
以上、わりとどうでもいい菓子製作報告でした。