夏越の大祓を
まいとし夏至が過ぎると、あたまの片隅に(もうじき夏越の大祓だな)という思いがわく。意識しているような、していないような、そんな感じですね。
ことしも何度か浮かんだけれど、神社には行かなかったです。そして、梅雨の蒸し暑さに脳みそも蒸されて、日々が過ぎていった。
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いくつか前の記事に載せたトリコロール・ブリッジの写真の日、周辺の神社を訪ねたら、境内にはまだ茅の輪が設置されたままだった。これは、くぐらねばなるまい。とおもって、Kさんといっしょに(おしつけて)茅の輪くぐりをおこなった。
神社のまわりは、古い民家があつまっている。お祀りしているのは息長帯比賣命、つまり神功皇后である。五島列島とか、長崎の西彼杵半島には神功皇后ゆかり(?)の神社が多い。
このお社の場合は、三韓征伐の帰りに筑紫に向かう途中でお立ち寄りになったという言い伝えとともに、神功皇后が腰をかけた石というのが境内にある。
『府県郷社明治神社誌料』には、明治になって山伏の南龍院を還俗させて神官にした、と書いていある。このあたりに山伏がいたらしい(興味深い)。
思いがけず夏越の祓ができたのは、ささやかながらうれしかった。
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唐突だけど、2022年に訪ねた福江島の白鳥神社の写真を現像しなおしたので載せておく。ここはとても雰囲気のいい神社だったな。
日本武尊をお祀りした神社である。
集落のなかにある、古くて小さい神社はいいなとおもった。
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