自分を自分の思い通りに動かすセルフコントローラーを持とう 【LV0】
こんにちは、僕はまあくうといいます。
これまで10年以上、学習塾に携わり「子どもを動かす仕事」をしていました。
今日から、この「セルフコントローラー」という新しいマガジンで記事を作っていきます。
「自分をコントロールできるようになれば、自分の思い通りの人生を歩めるよね」という自分をコントロールする具体的な実践方法について紹介していきます。
週二本ぐらいのペースで更新していく予定ですので、よかったらみてみてください。
といっても、お前誰だよ!?という方も多いと思いますのでどんな人間かを、簡単に書くと。
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・現在35歳(2020年6月時点)
・都内在住
・人が育つことが好きで、学生時代から子どもキャンプのリーダーや
障害を持った子どもたちの育成に携わる
・学生時代に映画1000本見る。
・その後、塾の先生に。生徒が成長することだけを本気で考える日々を送る
・現在はフリーランスのイラストレーター
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僕は「誰かが成長するのを見るのが好き」な人間です。
なぜかと言うと、誰かが成長する瞬間を目の当たりにする度、なぜか目尻がじわっとするんです。なんか自分の力で誰かがいい方向に変わるってすごいじゃないですか。他の人でそういう経験がある人っています? 僕はあまり聞いたことがないので、多分他の人よりも他人の成長に喜びを感じるタイプなのだろうと思ってるんです。
だから、塾で働いていた時は、子どもを変えることに本気で向き合ってました。
教育にハマりまくっていたので、朝はジムでランニングと瞑想、その後カフェで二時間子どもを変えるための本を読み、昼寝をしてから出勤、ガッツリ働いて定時に帰って、十二時に寝る。。。
毎月収入から五万円ぐらい、多くは十万円以上を教育心理学や脳科学などの書籍の購入に費やしていました。
それを毎朝ノートにまとめて、その日塾で「子どもに実践しては効果を試して実験を繰り返していた」んです。
そんな毎日を何年か続けた結果、
「他人を変える」というのは「結果的に他人が変わるアプローチ」の方がメリットも多く、効果的だと分かったんです。
1.誰もが自分が変えられないで悩んでいる
理由を説明すると「目の前にいる子どもに『勉強しろ!』と指示する光景」を想像して欲しいんですが、
こういう直接的なアプローチは、高確率で失敗します。
何より長期的な変化が期待できませんし、もっというと、めちゃくちゃ危ないデメリットすらあるんです。
このデメリットについては後半に書いていますが、もし子どもを持っている方がここにいれば、「勉強しろ」は絶対にやめてください。
話を戻しますが、ここでみなさんに一つ、答えがすぐには出ない難しい質問をします。
それは「他人を変えるためには、結果的に他人が変わるアプローチがベスト」だとする場合、「間接的に子ども自身の意思で、もしくは自分の意思だと錯覚させて、子どもを変える」ためにはどうすればいいか、です。
ざっくり言えば、「子どもが勝手に成長するにはどうしたらいい?」ということです。
これは当時の僕が自分自身に投げかけた問いですが、それを考えている過程で、ある時はっとしたんです。その答えは一つじゃないし、多分めちゃくちゃあるし子どもによっても違う。ただ前提として、他人を変える側が必ず身に付けておかないといけないスキルがあるんじゃないか。
どんなスキルだと思いますか?
それは一言でまとめると「他人を変えるにはまずは自分」、つまり「自分の行動を思った通りに変える力」です。
だってそうですよね。子どもを変えたい時は「勉強しろ」と言いたいのを我慢して、全く別の、もしかしたら自分としてはやりたくもないアプローチをするわけです。
例えば、だらだらゴロゴロしまくっている子どもに「五分でも勉強したのは偉いな」と褒めたり(笑 ただ誉めちゃダメですよ。褒めるのはちゃんと知識を持って意図的にタイミングを見計らってやらないといけないので)
話を戻すと、子どもを変えるにはそんな、時に自分にとってはストレスになるような行動を継続して行う必要があります。このストレスというか、感情の揺さぶられる感覚はかなりすごいですよ。お子様をお持ちの方ならわかるかと思いますが、意思だけで完璧に続けられるものではとてもありません。
どうやったら、子どもが変わると思われる種々のアプローチを自分の感情を排して、継続して行うことができるのか。
それは気合です!
というのは嘘で、「セルフコントロールという方法」を使っていたからです笑
自分を一人の生徒だと仮定して、自分がどうやったらこう動けるのかを考えるようにしたわけです。専門的知識としてのセルフコントロールについても学びましたし、それを実際に生徒にも僕自身にも同じように試してみて、効果があるものを探していったんですね。
すぐには効果が出ませんでしたが、でもそれから気がつけば、僕はタバコも吸わなくなったし、毎朝の生徒を育てる読書の時間よりもさらに前に、ジムで運動をするようになっていました。
失敗を繰り返しまくりましたが、それでも地道に実験を繰り返していった結果、「他人を成長させる」と同時に「自分も成長させる」ことができたわけです。
この経験をした瞬間、教育に必要なスキルって人生にめちゃくちゃ大事じゃんと思ったのを覚えています。
ある時、塾の社員仲間とご飯を食べにいって、大学の同級生だったんですが、こんな言葉をもらいました。
「行動を変え続けているってすごいな。自分はそれができないから」
その後、いろいろあって現在はイラストレーターという別業界で生きていますが、「自分を変えられない人」は教育以外の業界にも多くいました。
仕事、収入に関わってくる分、「自分を変えられない問題」は子どもよりも大人の方が深刻ですよ。周囲にいる人間も、頑固すぎて仕事をやめたり、急にいなくなったり…それはもう色々と見てきました笑
まあそれはおいておいて、そこまでじゃなくても、誘惑や欲に負けてしまって「ああ。勉強する予定だったのにできなかった」と後悔してしまう経験だったら、誰もがしたことがあるのではないでしょうか?
「こんな自分になりたい」「勉強を習慣化したいと思っているのに、できない」
「自分は意思の弱い人間だ、と思って諦めてしまう」「自分に自信がなくなって、人生が楽しくない」
生徒の大半はそんな自己肯定感の低い子どもたちばかりでしたから、そのまま大人になった人たちも多いはずです。
きっとみんな、どこかのタイミングで自分を変えたいと思い、努力すると思うのですが、うまくいかないことの方が多いでしょう。
その原因は、自分を変えるために「意思」を使う人が多いからだと推測されます。
そんな方は「自分を変えたければ、自分の意思に頼るな!」という言葉を覚えておいて欲しいと思います(先生風に威張って命令形で言ってみました)
習慣化を意志に頼る前に覚えておいてください。意志力というのは未だ議論の多い、正体の分からないあやふやな概念で、どんな働きかも諸説あります。
そんな曖昧なものを利用して行動を変えようとしても、失敗する可能性が高いに決まっています。
にもかかわらず、意志は自分自身の一部のような感覚があるため、失敗した時に「ああ、自分はタバコもやめられないダメな人間なんだ」と自己肯定感を下げるリスクすらあるんです。
ではなぜ、自分を変えようという決意は持続できないのか。
その理由は、自分がもっとも相手にしてはいけない対象を敵に回してしまうからです。
その相手って誰だと思いますか?
2 自分を変えられない原因は、脳が習慣化を嫌うから
一応、ここでいう「習慣化」を簡単に定義してくと「意志の力を働かせず、やろうと思ったらいつでも難なくできる行為(週4回以上の頻度で)」です。
意志に頼らないので、無意識の領域が関わってくるんですね。
となると無意識を司るのはどこですか?
当然、「脳」ですね。
「脳」が習慣、行動の自動化を司っています。
つまり、習慣を変えるとは、脳のプログラムを書き換えることです。
でも、これち脳が抵抗します。
なぜかというと脳は「現状維持を好む器官」だからです。これはとても大事なことなので覚えておいて損はないと思います。
脳は「現状維持を好む器官」です。
ですから習慣を変えようとすると、脳に負荷を与えることになり、脳はみなさんに強い抵抗を示します。
これが「脳」を敵に回すという意味です。
具体的には、あなたに「ストレス」「苦しみ」「退屈さ」など不快な感情を与えます。
そうやって前の習慣に戻そう、あなたに努力をやめさせるように働くわけです。
嫌な上司なら敵に回しても問題ないじゃないですか。
我慢できなくなったら最悪転職すれば自分の人生から排除できますし。
でも敵が自分の脳だと逃げられませんよね。『羊たちの沈黙』のレクター博士に頼んで脳を取り出すなんてサイコなことをしない限り、脳は自分の一部として頭の中に居座りつづけるわけです笑。まあブラックジョークは無視していただいて、ともかく脳を敵に回した上で習慣化するまで努力するのは至難の技です。
だから意志の力で乗り越えることはお勧めしません。
ちなみに習慣化するのにどれぐらい時間が必要かというと、必要な日数は諸説ありますが、21日という説と66日という説が有名です。
僕の場合は、生徒の変化を確認するのに66日も待っていられなかったのと、脳が新しい行為にストレスを感じなくなるまで21日までというのが脳科学の分野で判明していたので、21日を基準に習慣化を目指していました。実際にそれぐらいで効果はあります。
(あとで読んだ別の本によると、負荷の大きさで習慣化する日数は変わるようです)
話を戻しますが、ではどうすれば21日間、脳を敵に回さずに、自分の望む行動を行えるのでしょうか。
それは「脳をうまく騙す」ことです。
3 脳をうまく騙して、楽しく習慣化する方法、それがセルフコントローラーを持つこと!
脳をうまく騙すことができてしまえれば、習慣化の苦痛やストレスを激減、できればゼロ、いやマイナスにすることが可能です。
その方法として効果的なのが、タイトルにある「セルフコントローラー」です。
自分の中にコントローラーを作り、そのコントローラーで自分の行動を操るという方法です。
と言っても、僕はここに習慣化のためのマインドセット的アプローチを織り交ぜて、独自にカスタマイズして作っています。
例えば、ゲーミフィケーションという言葉を知っていますか?
仕事をドラクエみたいな、ゲームのRPGのように捉えるというもので、ゲームをするのが日常化した現代人の僕たちには、かなり有効だとされています。
困った村人を助けたり、モンスターを倒したり、手強いボスを倒したりとか、割と大変で時間もかかるのに、ゲームだと楽しんでやっていますよね。
ゲーミフィケーションはその感覚で仕事ができるようにするという手法です。
アプリでも最近増えています。
このゲーミフィケーションに、自分が培った専門書の科学的知識と、それを実際の現場での人を育てる経験を取り入れ、自分を変えるために作ったのがセルフコントローラーです。
自分をコントローラーで動かして教育という舞台で子どもの悪習慣という魔物と戦ってきたんです。
前半で書いたように、直接「勉強しろ」というのは強い魔物に木の棒で立ち向かうようなものですよ。魔物を倒すどころか、こちらがボコボコにされます。。。笑
子どもに嫌われ、その上言うことも聞いてくれないという最悪の状況になるんです。
自分のコントローラーを握ることは、ともすればすぐ主観的に、無計画に行動してしまう僕にとっては、成果が高いツールでした。
すでに世にある似たツールとして、もう一人の自分を自分の中に作る「オルターエゴ」というマインドセットがあります。
自分の理想像を、自分の中に実在の人物のように作り出し、必要に応じてそのオルターエゴに変身するというものです。
これによって普段だったら辛いことや、できないことを乗り越えるということができるというメタ認知のための手法で、興味がある人は調べていただけるといいと思いますが、実際に自分や生徒に試したものじゃないので、紹介だけにとどめておきます。(人によっては他の習慣化のメソッドを知りたい、試してみたいという方もいらっしゃると思うので、こちらからもできるだけ触れていくつもりです)
4 セルフコントローラーを持って、自分を自由に動かそう!
ということで、このマガジンでは「自分を自分の意志通りに動かすセルフコントローラーの作り方と操り方」として、自分を自分の思い通りに動かす具体的な方法を、実際に僕自身に起きた変化も交えながらお伝えしていこうと思います。
最新記事は無料でアップしていく予定なので、興味がある方はマガジンを登録していただけると、アップ直後に無料で記事を見れますし、僕としては向上心の高いというか、本気で自分を変えたい人に見ていただきたいので、そういう方はぜひ登録していただければと思います。
すでに書いた通り、このマガジンではセルフコントロールの具体的な方法を伝えていきますが、もちろん習慣化の方法は一つではありませんし、結果的に同じ効果が得られるならどの方法でもいいというのが僕の考えです。
教育現場で学びましたからね。効果的なアプローチは子どもそれぞれ違うわけですから、どんな方法も万能なものはありません。
それでもセルフコントローラーという方法を僕がお勧めする理由は、実際にやっていただけると後で気づきますが、あとでいくらでも自分流にカスタマイズ可能だからです。僕が紹介するのもベーシックのセルフコントローラーに合わせて、必要に応じて僕用にカスタマイズした専用コントローラーもお伝えする予定です。
僕は塾で生徒を変えていた時代が自分を変えるきっかけになり、おかげで今はそれなりに充実した日々を送っています。
そんな僕が叶えたいのは「他人を成長させることで生きていけるようになりたい。それによって自分も成長したい」。これが割と真面目な今の僕の一番の望みです。
もし、みなさんが自分を変えたい、いい習慣を身に付けたい、でも方法がたくさんあってどれにすればいいかわからない! って感じているのなら、一旦試しにこの一つに絞ってやってみるのもありなのではないでしょうか?
セルフコントローラーは僕自身も継続できるように、工夫して作ってきましたし、生徒自身には教えませんでしたが、それに近いことを他人にもして効果も見てきました。
ので、そこら中にありふれている自己啓発本とか、「我慢できない時は、それをすることで得られるメリットのことを考える」みたいなそれっぽいのに実際効果が全然ない方法に飛びつくぐらいなら、騙されたと思って一旦やってみても損はないかと思います。合わなければ全然やめればいいだけなので。
ということで、次の記事では早速「自分を操るためのセルフコントローラーを作る方法」を紹介しますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
それではまた次回、読んでいただけるのを楽しみにしています。
【これを読んだ方】
「得た経験値 1(累計1) 次のレベルまで3」
※「自分が成長していく感覚」を持ってもらえればと思い、記事毎に読んで得られる経験値を作っています。ぜひ経験値を稼いでレベルアップしていただければと思います!