オッペンハイマーがフェルミに送った「秘密」の手紙【翻訳】
■簡単な人物背景
J. Robert Oppenheimer(1904年 – 1967年)第二次世界大戦中にマンハッタン計画のロスアラモス研究所の所長を務め、核兵器の開発を任されたアメリカの理論物理学者です。ニューヨーク市で生まれ、裕福なユダヤ系家庭で育ちました。ハーバード大学で化学を専攻しましたが、次第に物理学に興味を移し、ケンブリッジ大学で研究を続けました。戦後、オッペンハイマーは核兵器の開発とその使用に関して深い倫理的な懸念を抱くようになり、核軍拡競争に対して反対する