薬の効果に無自覚になっている
律儀に毎日きちんと処方された薬を服用している。
夕食後の抗うつ薬が1種類と、眠前に睡眠薬が2種類。
もはや、心身が薬ありきになってしまっているのか、確かな効果を感じられているというよりは、逆説的に薬を辞めてみて効いていたのかどうかを確かめないとわからないレベルになってしまっている。
なので、本当は自己判断で使用を辞めたりすることはよくないことを承知の上で、一度、睡眠薬の方を飲まずに寝られるかどうかを試してみた。
最近は割と散歩なりで意識的に体を動かしたりするようになっているし、あわよくば薬なしでも眠れるのではないか?と思ったのだ。
結果としては、寝つき自体はいつも通り23時過ぎに眠りに入れたのだが、何度も同じ夢を見て同じタイミングで目が覚め、そして最終的には4時過ぎに早朝覚醒してしまい、完全に目が冴えてしまった。
さらには、離脱症状なのか、頭痛とレストレスレッグスがある。
しかし、これで薬の効果はしっかりとあったことを実感できた。もう少し言えば、2種類のうち、どちらの方が効いているのかまで判定できれば……とは思う。
なぜ、いきなりこんなことをし始めたかというと、友人が減薬に取り組んでいることを聞いたからだ。その友人とはお互いに現在進行形でうつ持ちであることを共有していて、症状のことや薬のことなんかを相談しあったりできる仲である、と思っている。抗うつ薬を飲むに至った事情は大きく異なるが、久しぶりに話を聞いてみたら減薬に挑戦しているとのことで、症状がよくなったことを嬉しく思いつつも、自分が減薬にコマを進められる気配が全然ないことに、少し焦る気持ちがあったのかもしれない。
さらに言えば、薬を律儀に飲み続けていることで、心身としては薬があることが当たり前になり、良くも悪くもその状態に慣れてしまって効果が得られていることに無自覚になっているような気がした。
とりあえず、今日の結果で言えば、睡眠薬の効果はきちんとありそうなことがわかった。
今日一日は睡眠不足感が続いてしまうが、まぁ仕方ない。しかも、朝から小雨で日の光も望めないので、ゆったり過ごそうと思う。