あなたの人生を変える決断力
人は一日に約9000回もの決断をしていると言われています。
服は何を着るていこうか、朝ごはんはパンとごはんどっちにしようか、などの小さなものから、今後の仕事や学校生活を左右する重要な決断まで様々なものがあります。
しかし決断はすればするほど脳と精神は疲れていきます。
小さなことにばかり決断していると、いざ重要なことに決断をするとき、正常な判断ができなくなり決断を誤ってしまう可能性があります。
その結果、チャンスを逃すこともあるかもしれませんし、やりたいことに集中できなくなるかもしれません。
そうならないため、今回は決断力を付ける方法、無駄な決断を減らす効果的な方法、脳や精神が決断によって疲れない方法などを紹介していこうと思うのでぜひ最後まで見てください。
決断力を鍛えた究極地
決断力を鍛えた究極地。
結論から言うとそれは一瞬でベストな判断ができる状態です。
多くの人は深くゆっくり考えることに重きを置きます。
しかし深く考えたからと言って、それがベストな決断となるかと言われればそうではありません。
実際に、1分間考えたときと、10分考えたときを比べたとき、10分考えたときのほうが1分考えたときよりも10倍良い判断ができているか?と考えたときにそうではないようにたくさんの時間をかけて考えるから良いというわけではありません。
事実、10分考えたときと1分考えたときを比べたとき、確実に10分考えたときの脳のほうが疲れています。
このようにたくさん考えることが裏目になる場合もあります。
時に、深く考えるということも大切ですが、上手に生きていくにはやはり、良い判断を早くできる方が良いのです。
即断即決の最たる例として、野球選手が挙げられます。野球選手の中でもバッターはピッチャーが投げたボールに対し、即座にボールの高さ、軌道、速さなどを判断してその状況にあったベストの判断下します。
これが決断力を鍛えた究極地です。
これが日常生活レベルでできるようになれば、脳を疲れさせることなく、ベストな決断をノーストレスで下せるようになり、時間にも余裕ができるはずです。
そして、仕事でも学校でも大きな成果を得られるはずです。
決断力と考える力
決断をするとき、誰しもが「その判断は正しいのか?」「その決断の先には何があるのでろうか?」など小さい決断ではない限り少なからず考えると思います。
このことから言えることは決断の根底は「考える」ことにあるということです。
つまり考える力を鍛えると、決断力も自ずと鍛えられ、先程述べた「決断力の究極地」にたどり近づくことができるのです。
考える力を効率よく鍛える方法
考える力をつけることは難しいことだと思われがちですが実は簡単に身につけることができます。
その方法の一つに「メモ書き」というものがあります。
これは赤羽雄二さんの著書「ゼロ秒思考 頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング」に書かれている方法で、紙に思いついたアイディア、悩みなど、お題は何でもいいので頭の中にあるものを紙に書き出すというものです。
これを何か感じたとき、思いついたときなどに習慣的に一日に紙10枚以上を目標に行うことで、頭の中の情報を適切に言語化できるようになり、頭の回転も早くなるのです。実際に私もこの「メモ書き」を積極的に行っていますが、この方法を実践してから頭のモヤモヤがなくなり頭の中はとてもスッキリしています。
情報を適切に言語化できるようになり、頭の回転も早くなる。
それに加えて頭の中もスッキリするこの「メモ書」きはまさに一石三鳥の超効率的に考える力を鍛える方法なので、ぜひ試してみてください。
「ゼロ秒思考 頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング」にはメモ書き以外にも様々な「考える力」を鍛える効率的で具体的な方法が紹介されているので気になった方は下にリンクを貼っておくのでぜひ見てみてください。
重大な決断を下すときのポイント①第三の道を見つけよう
決断力を鍛える方法、決断力の根底にあるものを解説したところで、決断するときのポイントについて解説していきます。
まず、決断するときは「やる」か「やらない」の2択で決めてはいけません。
ではどのようにして決断すれば良いのか。
それは「やる」か「やらないか」以外の道、すなわち第三の道を探せば良いのです。
実際にオハイオ州立大学の研究で「やる」か「やらないか」の2択の選択をしたグループよりも2つ以上の選択肢を検討したグループのほうが決断したものの成功率が20%以上、上がるという研究結果があります。
この研究から言えることは2つの選択肢にとらわれず、第三の道を探すことは決断の成功確率が上がるということです。
大事な決断時には幅広い視点で決断を下すことが大事なのです。
重大な決断を下すときのポイント②時間軸をずらした短期、中期、長期的な3つの視点を持って、物事を見極めよう
重大な決断は3つの時間の視点を持って決定しなければなりません。
10分後の自分はどう変わるかを見極める短期的な視点。
10ヶ月後公開しないかどうかを見極める中期的な視点。
10年後に自分は幸せになれるのかを見極めるこの3つです。
人間はついつい目先の欲求、影響に惑わされ、論理的な判断ができなくなってしまいがちです。
そうならないため、そして決断ミスをへらすため、この3つの視点を持ち合わせることはとても重要なことなのです。
決断力のある人の考え、特徴
決断力のある人になるためにはまず、決断力のある人はどんな考えを持っているのか。
また、どのような特徴を持っているのかを知ることが最もてっとり早い方法です。
では決断力のある人はどのような考え、特徴を持っているのでしょうか。
まず、決断力のある人の多くは「時間を無駄にしたくない」という気持ちが強い傾向にあります。
そのため、早くに決断を下すことが多いです。
そして小さな選択をするときは「とりあえずやってみる」というスタンスのひとが多いです。
これは失敗したときのリスク、また失敗したときのカバーの仕方を知っているからです。
そして決断力のある多くの人は他人の視線を気にしません。
相手の視線を気にして意思決定したとしても最後に責任を取るのは他人ではなく自分だということをよく理解しているからです。
なので自分の目的や優先度をしっかり持ち、自分にとっての最大限のメリットとなる決断を合理的に行えるのです。
無駄な決断を減らす方法①習慣化を心がけよう
私達人間は約45%を習慣に支配されていると言われています。
そして人生の約30%を睡眠に費やしています。
そのため一日のうち、行動する時間はおおよそ70%つまり、16時間です。
そうすると、人間が行動する時間のうち、約65%は習慣に支配されているということになります。
したがって私達の日々の行動は習慣によって大きく左右されているとも言えます。
そして人は何か考えるときや、決断するとき、脳の前頭前野を使うのに対し、習慣化したとき、つまり何も考えず自動的に行動に移せるようになったときには、脳の基底核という場所が使われるようになります。
このことから言えることは習慣化を増やすことで、脳の前頭前野の疲労に加えて、精神的疲労を抑えることげできるのです。
そのため重要な決断時のための決断力を温存させることができます。
では習慣化を増やすということはどういうことなのかということを具体的に説明すると、月曜から金曜までの服を予め決めておく、朝はパンしか食べないなど前もって何をするのか、どうするのかを決めておき、小さな決断を節約することを心がけるということです。
一日に正常な、良い決断できる数は上限があります。
そのため習慣化を取り入れ、脳の決断疲れを防ぐことは良質な人生を生きていく中で、とても重要なことなのです。
無駄な決断を減らす方法②メールチェックの回数を減らそう
メールチェックを一日に何回も何十回もすると、そのたびにどんな返信をすべきか、返信にはどのような内容を書こうかなどといろいろ考えてしまいます。
そのたびに脳は決断による疲労が蓄積され、ストレスも溜まってしまいます。
なのでメールチェックは一日に何回も何十回もするべきではないのです。
では一日にどのくらいの頻度でメールチェックを行えば良いのでしょうか?
私は一日三回を目安にメールチェックを行うことをおすすめします。
朝の○時に一回、昼の○時に一回、夜の○時に一回というふうに前もって一日のどのタイミングでメールチェックを行うのか決めておくと、先程述べた習慣化にも繋がり、脳の決断疲れを引き起こしにくくなります。
決断力を鍛える方法①3秒ルールを心がけよう
決断力を鈍らせる一つの要因が時間の成約です。
時間が多くあればあるほど、人は優柔不断になりやすくなります。
そうならないために日々の生活の中で、時間の制限をかけ、決断の練習をしておくと決断力を身につけるトレーニングになります。
例えばランチに行ったときに、食べるものを3秒で決めたり、友達からの遊びの誘いを3秒で決めたり。
そのような練習を積み重ね、3秒で決めるということが習慣化すれば決断力は身についていきます。
決断力を鍛える方法②決断力がある人と一緒に過ごすことを心がけよう
これは決断力を身につける上でとても有効な方法の一つです。
なぜなら決断力のある人と時間を多く過ごすと、その人の基準が身につくからです。
例えばあなたが決断力のある人とランチにいったとします。
決断力のある人はすぐにメニューを決めてしまうので、あなたは待たせてはいけないと思い、すぐにメニューを決めるはずです。
結果あなたの決断力は自ずと鍛えられていくのです。
このように人間は他者の影響を受けやすく、引っ張られやすい生き物なので、てっとり早く決断力を身につけたい人にはとても有効な手段だと思います。
ファーストチェス理論 直感あなたが思っているよりも優秀
3秒ルールを実践したとしても、いくら決断する時間が短くなったとしても、しっかり考えて確実な決断を下したいという人も多いと思います。
そいう人に知ってもらいたいのがファーストチェス理論です。
これはプロのチェスプレイヤーが長時間かけて考えた一手と直感で決めた一手は8割以上一致したというものです。
たくさん悩んで考えた一手と、直感で決めた一手がほとんど同じものなら直感で選んだ一手のほうが、ストレスも決断疲れも抑える事ができ、なおかつ決断力を鍛えるトレーニングにもなります。
そして長時間かけて考えた一手と直感で決めた一手は8割以上一致したと先ほど述べましたが、直感で決めた一手が実は正しかったなんてこともザラにあります。
直感はものすごい力を秘めているので、直感を信じて決断するのことをおすすめしたいです。
最後に
人生は決断の毎日です。
そして、素晴らしい決断を下した先には素晴らしい未来があります。
先程も述べましたが、人は一日に約9000回もの決断を下しています。
その決断を良質なものにした人とそうでない人の間には雲泥の差があります。
あなたにとって最高の人生を歩めるように今回の記事を参考にして素晴らしい決断を下せるように頑張ってください。