本物の生き方 人間の価値を決める「心がけ」/山﨑 武也
・欲が強いから利己的になり、利己的になるから視野が狭くなって、正しい方向性を見失ってしまう
・筋を通す
・人は誰でも、自分にとって都合のよいことはそのまま変わらないで続いていってほしいと思い、都合の悪いことは早く変わっていってほしいと思う。それは人間としての極めて自然な気持ちである
・自分を引っ張っていくのは自分しかいない
・いったん自分の主義・主張を決めたら、時代の流れや社会的環境に多少の変化が起こっても、簡単に変えるべきではない
・欲があるからこそ、人間は生きていけるし、仕事にも精を出すことができる。欲は全ての動機付け
・一歩退いて物を見る眼
・知識と知恵を混同してはならない
・きちんとした方針もなく量を求めれば、質の低下をきたすというのは世の習い
・情報は利用しなくてはまったく価値がない
・読んでは考え、考えては読み、読みながら考える
・広く浅く知識を求めただけでは、結局のところ 虻蜂 取らずになって、特徴のない考え方になるが、深く追求すれば少なくとも独自性を築き上げることができる
・モノがあふれ、便利な世の中になるにしたがって、人々のココロの部分が少しずつ犠牲にされてきている点は、今や周知の事実
・世の中、カネで動きすぎている
・規則をつくる必要性が生じるのは、人間同士お互いが信用できなくなったとき
・時代に流されない強い意志を持て
・じっと我慢をしながら自分の信じるところを通そうとする忍耐力と、機会を逃さず実行に移す力に、人々は信頼を置き、従おうとする
・地球的視野に立った健全な常識を豊かに持っている人には、温かい心の広さが背景にある
・洞察力がなければ翻弄される
・集中し没頭すると必ず真実が見えてくる
・表面に現われていることは、必ずしも真実ではない
・真実が表に見えている場合でも、それは大きな真実のほんの一部分であるかもしれない。また、真実の一面であって、大きな真実はまったく異なったものであるかもしれない。それをすべて見通す力がないと、人生航路において漂流する運命となる
・全身全霊を集中する。一心不乱に集中する。没頭するのだ
・判断力には実行力という裏付けが必要
・知識の積み重ねと豊富な体験が判断力を育てる
・考えられるすべての解釈を試みた上で、自分にとって最も不利な状況になった場合の覚悟もしておく
・最も正しい確率の高い解釈を選び、その現状分析にしたがって、そのちょっと上を狙った対策を講じて状況に対処していく
・努力をすれば、それなりの成果が出るというのは真理であるにもかかわらず、このことを信じていない人が意外に多い
・起伏の多い人生を歩んできた人には、人間のさまざまな感情の実体験がある。人生の深さを実感してきたという豊かな経験がある。そうした経験があって初めて、人間の弱さも理解でき、悪いことは悪いことだとして厳然たる態度はとりながらも、悪いことをした人の話にも耳を傾けることのできる寛容さが身につく
・人間を一律に善玉と悪玉に分けて考えるのではなく、人間は善いこともすれば悪いこともすると考える
・「力」よりも「優しさ」で迫る
・謙虚さが人を惹きつける
・積極的ということと攻撃的ということを混同してはいけない。積極的というのは、自分自身から進んで他に働きかけていくことであり、人を押しのけてまで自分だけ前に出ようとすることではない
・自分に特有のスタイルを確立して、それを貫いている人は信頼できる
・手を貸した以上は最後までやり遂げるべき
・一所懸命に仕事をしても一時間、怠けていても一時間
・ちょっとだけ面倒を見たりするのは、余計な手出しであり、かえって人に迷惑をかける
・プレッシャーを生きがいの糧にする
・人にしたことは回り回って自分にかえってくる
・プレッシャーをストレスとするか励みとするか
・世代間の共感度は、近接した世代間よりも、一つ間を置いた世代間のほうが強い
・敵対視する限りは、すべて排他的に考えていくので、人間としてのつながりが形成されることはない
・利害が反しているところだけを拾い出して、会う人皆をことごとく、次から次へと敵に回していたのでは、世間を狭くするだけ
・味方が多ければ多いほど、人生は安全であり確実なものになる
・人に対して積極的に働きかけるのが、人に尽くす第一歩
・余裕があったら、その一部を人のために使う
・考え方を変えたり、物を見る角度を変えてみれば、苦しいことも楽しいことになり、悲しいことにも耐えられるようになる
・生活の背景にある経済の力や文化の力なども重要な影響力を持っているが、社会のルールやシステムを瞬間的に変え、実施に移す力を持っているのは政治
・常に大所高所からの視点で考えていかなくてはならない
・自分が築き上げてきたものの中でよいものを、次の世代に正しく継承してもらうのは、現在に生きている者の義務
・人間の質が向上しないと、世の中はよくならない
・悪行をする人には余裕がないが、善行をする人にはゆとりが見られる
・試みようともしないで心配するよりも、思い切ってやってみると案外たやすくできるものである。案ずるひまに少しでも取りかかってみるのだ
・本物の眼力がモノをいう
・正しい道であるからといっても、前後の見境なく押し通そうとしたら、ほかのところで正義が成り立たなくなることもある
・自分を客観的な目で眺めて、自分自身のバランスをとっていく
・できるだけ多くの本物を自分の目で直接見る
・本物は常に謙虚で献身的