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自分の気質タイプから、どのように副業に取り組んだらいいかを考えてみる

今日は「副業のすすめ」ということで、お話をしていきます。これを聞いていただいているリスナーのあなたは、今どのような感じでお仕事をされていますでしょうか?

あるいは、お仕事をされていない方もいらっしゃると思うんですが、何かメインで柱を立てているものがあると思うんですよね。

例えば、ビジネスをしていますとか、主婦やっていますとかね。主婦の「ふ」は男も女もですね。あるいは大学生。いろんなところでメインとして自分が何をやっているか、というのはあると思います。そのサブとして、もう1つのものを走らせる。これを副業と僕は一番最初に定義をしたいと思うんですが。

副業、やった方がいいですよ。もうこれからこの世界、この世の中どうなっていくかまったくわからないですもんね。

僕がまだ若かったころは、大きな会社に所属をしていれば、大体自分の人生は見えたんですよ。僕が就職をするときに就職氷河期のその前の……バブルのその前ですからね。供給過多。どんなところでも入れますよ、みたいな。

なので僕の同級生とかも、大学の同級生ですよ? 内定の5、6個はあたりまえでした。もう7、8個内定とって、ドヤァ! みたいな感じですよ。

5、6個だと「はぁ? それだけしかとれていないの?」みたいな。続く就職氷河期のみなさんからすると「うらやましくて仕方がねぇよ!」というような時代でした。

その時代は、その会社に入れば一生そこで勤めあげるというのが、まあまあのレールだったんですよね。その会社がなくなるとか。あるいは、その会社で学んだことを活かして起業するとか、あるいは副業するとか、そんなことは考えもしないような時代でした。

僕はもともと「自分で仕事をやるんだ」「自分で会社をやるんだ」というのを……どうでしょうかね。

高校生のときにはもう思っていたんじゃないかな、と思いますので、大きな会社に入ってそこでずっと勤めあげる発想はなかったんです。僕の話は置いておいてですね、そんな時代からどんどん世の中が変わっていって、今は企業がもうすでに「副業しなさい」と。「してもいいですよ、ありますし。なんなら、しなさい」と。

「もううちでは……あなたにはこれだけの給料ですよ。がんばっていただいてもここまでで、天井打ちっていうのも見えてきていますよ」と。「残業代も払いませんよ。なんなら早く帰ってください。その時間で副業を認めます」という会社が増えてきていますよね。

ダメという会社もありますよ。僕もいくつか知っています。けれど、ダメという会社の方とやってもいいよという会社の方を比べると、いま今日この時点では「やってもいいよ」という会社がかなり増えてきているんじゃないかな。

僕の肌感覚では80%の会社が「副業やってもいいよ」と言っているんじゃないかな、と思います。

僕も会社をやっていますが、僕のスタッフには「全然副業やってくれてもいいですよ」と言っていますし、それがスタンダードになってくるんじゃないかな、という気もしています。

さて、ここで問題になってくるのが副業をやれるタイプやれないタイプということですよね。

もともと僕はこの放送の中でくり返しお話していますが、人というのは生まれてきた瞬間にそれぞれの気質を持ってきています。「それぞれの」と言いましたが、僕が提唱している理論というか考え方では、それが9つにわかれるんですね。

けれども、今日ここで9つにわけるのはちょっと多いと思うので、3つにわけながらどんな副業がいいのか、あるいは副業をやるんだったらどういう形がいいのかというお話してきたいと思います。

今日お話する3つのタイプは、カレン・ホーナイ博士という方が提唱されたました。新フロイト派の博士で、女性の方なんですが、カレン・ホーナイ博士が提唱された「ホーナイプロファイル」と僕が呼んでいるのですが、3つのタイプについてお話をしていきます。

タイプとしては自己主張タイプ・遊離タイプ・融和タイプ。この3つのタイプがあるということですね。そして、この3つのタイプによって、副業の取り組み方が全然変わってきますので、そのお話をさせてください。

まずはみなさんご自身がどのタイプなのかをプロファイルしていただく。自分で自分のことを考えていただく。これがめちゃくちゃむずかしいんですけれど。

自分で自分のプロファイルって本当にできないんですね。今、僕がこういうような人がこのタイプですよっていうんですが、「自分はどのタイプだろう?」と考えると、大体自分のタイプは間違えます。

じゃあどうすればいいのかというと、これから3つのタイプをお話していきますので、「あ! あの人、このタイプだな」と他人のことを思い浮かべてください

そして、その他人と自分は同じかを見ていただく。僕がお話するのを直に自分にあてはめるのではなく、一旦「この人だな」というのを3人ぐらい思い浮かべていただいて、その方と自分は似ているかどうかを判断をしていただく。この順番でやっていただくと、プロファイルがかなり狂いませんので、ぜひやってみてください。

じゃあ、いきますね。

自己主張タイプからいきます。自己主張タイプは、なにも「自分はこうだ!」と主張するタイプというわけではなく、集団になったとき自動反応的にリーダーの役をやっていくようなタイプ。これが自己主張タイプです。

役割がないその場であった飲み会とかを思い浮かべていただくと、「じゃあ今日飲み会行こうよ!」となったときに、「はいはい! 飲み会行く人、ここに集まってね」と音頭とるような方いらっしゃいますよね。

あるいは飲み会の現場に行ったときに、「今日はこうやって初めてみんな会ったので、自己紹介からやりましょうか」と、その会をリードしていくような人。これ自己主張タイプ。リーダータイプと言い換えてもいいんですが、こんなようなタイプの方がいらっしゃいます。思い浮かびますよね。「あの人リーダータイプ」、必ずどなたかを思い浮かべてくださいね。

次、遊離タイプ。遊離タイプというのは「飲みにいきましょうよ!」と言ったときに「はい、行きます」と言う。「ここに集まってくださいね」と自己主張タイプが言っているときに、飲みに行くか行かないかわからない、ギリギリのところに立っているようなタイプの方です。

口数が少ない。話を振ってもなかなか返答が返ってこない。あるいは返ってきたとしてもそこで話が終わってしまう、みたいなことで。ちょっとみんなのところから少し離れているタイプ。何考えているかわからないようなこともありますよね、あまり口数が多くないですから。そういう方を思い浮かべてくださいね。その方々が遊離タイプです。

融和タイプというのはどちらにもハマらないタイプですね。すごく気をつかっていただいて、真面目で几帳面。「飲み会やりますよ」といって飲み会行ったときには「あ、ちょっとビール空いてない?」と、ビールを注いでくれたり取り分けをしてくれたり、気遣いをしてもらえる方々が融和タイプという方です。

思い浮かびますよね。もう直近の。役割がない飲み会ですよ。飲み会を思い浮かべていただくと「あぁ、あの人本当いろいろ音頭とって場を盛りあげてくれたな」「あの人いろいろ気遣いしてくれたな」「あの人、静かに笑いながら、でも参加してくれていたな」というようなタイプ。

そうしたら、その方々と自分を比べて、自分はどのグループに近いのか。あるいは実際飲み会とか行ったときに自分はどのような振る舞いをするのかっていうので見てください。

ここまででプロファイルができたとしたら、ここから副業をどうやっていくといいかということなんですが

自己主張タイプの人は、結構ガツガツいっていただいていいと思います。取りに行くタイプなので、メインはメインでやっていただく。で、副業もやっていく。副業が太くなってきたら、そっちをメインにしていくということでもいいんじゃないかなと思いますね。人生を自分の力で切り開いていくのが一番得意なタイプなので、メインのほかにサブをやる。サブが育ってきたら、そこをメインにする。そしてまたサブをやる。ということが人生を開いていく原動力になると思います。

遊離タイプ。遊離タイプの副業のやり方というのは、メインを崩さないというのが僕はオススメですね。メインはメインとしてちゃんとやる。ちゃんとやるというか、しっかり努める。会社員でしたら会社員を勤めあげて、その余力で副業をやる。あくまでも副業をメインとして考えていかないことですね。メインはメインで軸としておいて、その脇に副業がある。それは1つでも2つ、3つでもいいと思うんですが、そんなことでやっていっていただくといいんじゃないでしょうか。

そして最後に融和タイプの方なんですが、どちらでもいいです。自己主張タイプのように独立を目指して、そっちが軸となるように副業をやっていただいても、遊離タイプのように軸があってその余った時間で副業をやっていただいても、これはどちらでもいいです。ただし、誰かと一緒にやるというのがポイントになってきますね。コラボする。あるいはジョイントベンチャーをする。どちらでもいいです。一人でやらない。誰かとやっていくということで力が出てきますので、誰と組むのかというのがものすごく大きなポイントになってくると思います。

以上、駆け足でお話をしてきましたが、これすごく大事なので参考にしてみてください。

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