旅行のルール。

明日から……といっても、その明日はもう今日になっているんだけど、母とふたりで旅行へ出かけます。

行き先は三浦半島。一泊二日の旅です。

ろくに働いていないゴクツブシが母親のお金で旅行をしてもいいのだろうか。のほほんと暮らしているだけのダメ人間が旅行をしてもいいのだろうか……

ほっておくとそんなことばかり考えてしまうので、ひとつだけ、自分ルールをつくりました。

それは「感謝をする」こと。

当たり前のことだけど、ぐるぐるとネガティブな考えがめぐりだすと忘れてしまうから、ちゃんと自分に言い聞かせること。

「旅行へ連れていってくれてありがとう」

この気持ちだけは、どんなことがあっても忘れないように。

なんだか大げさ過ぎると思いますか? でもねえ、ぐるぐるしだすと、すっかり忘れてしまうものなんです。

ぼくは「外へ出るのに恐怖心を持っている」ので、人でごった返す駅前や観光地、混雑した飲食店などへ行くと、パニックを起こしてしまいます。

以前に母とふたりで旅行をしたときも、ひどいパニック状態に陥ってしまい、食べたものを道端で吐いてしまう……ということがありました。

ぼくにとって旅行はけして「楽しいもの」ではなく、ただただ不安で、恐ろしく「はたして自分は無事に帰還することができるのだろうか?」という、ぎりぎりの戦いなのです。

楽しみよりストレスのほうが勝ってしまうので、旅行中に「イライラ」してしまうことも多い。

それでも、連れてきてくれてありがとうという感謝の気持ちだけは忘れないようにしよう……

ぼくにとって「感謝の気持ちだけは忘れない」ということはけして過剰なルールではないんです。

まあ、頑張って守るような、むずかしいルールじゃないんだけどさ。


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