鬱ログ

消耗する日々。

しんどいという言葉も出ないくらい忙しい。ぼくはひきこもりニートだったはずなのに、いまはYoutubeにゲーム実況動画をアップするのに一日じゅう作業しっぱなしだ。

朝起きたらご飯を食べて、その三分後にはもう動画を収録し始める。最低でも一日に三本、多いときは十本以上もの動画を公開しているので、本当に朝から晩まで一日じゅう作業をする毎日だ。

溜め撮りをするので動画の収録をしなくてもよい日がある。しかし、そういう日にはブログを書くことであったり、部屋の掃除であったり など、動画以外のやることをこなすだけで、休日というわけにはいかない。

五月一日にゲーム実況をはじめてからこちら、足を痛めて動けなくなってしまったとき以外、一日も休むことなく毎日最低三本だ。

ゲーム実況を収録したり公開することは楽しい。長らくゲームを楽しめない状態であったぼくは、ゲーム実況を収録することで、ふたたびゲームを楽しめるようになった。

しかし、その一方で忙しすぎる毎日に体が、心が、悲鳴を上げている。

ゲーム実況を収録しているときと、それ以外の時間で、ぼくのテンションは天と地ほど違う。気分の乱高下によりいっそう疲弊する。

これだけ毎日頑張っているのに……

そう思うと、チャンネル登録者数や動画の視聴回数などの「数字」にばかり目が行くようになる。

きょうもチャンネル登録者は増えていない。きょうも増えていない。視聴回数もとくに伸びてはいない。きょうも伸びていない。

楽しかったことが楽しめなくなっていく。何度となく味わったその苦い感情が、ぼくに危険信号を発している。また楽しかったことが楽しめなくなっていくかもしれないよ。またつまらなくなってしまうかもしれないよ。彼はそう言ってぼくの気を引こうとする。

仄暗いほうへ。引きづられていく。


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