中秋の名月〜アカシックレコード(優妃)
いつも変わらない夜。
月明かりはいつもより明るいぐらい。
「優妃」
と呼ばれ、私は向かった。
そこには青年が1人。
大人しそうな気の弱そうなとても緊張しているようで、挨拶を済ませた後、なぜそんなに緊張しているのか?尋ねてみた。
どうやら、友達に経験がないことを揶揄われて連れてこられたと…
友達はお目当ての遊女と事を始めておるようだった。
彼の話を耳を傾けながら、ガチガチの彼の筆おろしをした。
それから満月の日彼は現れるようになった。
一限と思っていた彼、透き通るような綺麗な心で私と接してくれる彼に知らず知らずに惹かれていたが、私は遊女。
穢れた私なんか相手にしてくれる訳ないと気持ちを隠していた。
今日は中秋の満月で、私の前世の一つである。
遊郭で働いてた。優妃さんの言葉が降りてきました。