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ふらっとするのが好き。

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  • 甲状腺がんを治してもらった話

    2021.11-2022.2までの甲状腺がんの記録

最近の記事

魔界フェス廣島のこと。

9/1の魔界フェスの事をどう振り返ればいいものかと思うけど書いてみます。なお、写真は魔界フェス関係者が共有した600枚近くある写真から拝借してます。 「なんだったのかと言われたらよくわかんないんだけど、とにかく楽しかったなぁ」とは私が打ち上げのヲルガン座で漏らした感想だが、隣にいた本家魔界フェスのサイキシミンのえとーさんが「そういうもんなんすよ」と深く頷いた。 朝10時にベースメイクだけの薄い顔でPARCOに集合。みんなで、よろしくお願いします、と言い合いながら準備。私は

    • 10.退院日確定

      1/31(月) 月曜日だ、と朝ドラで意識する。 朝食の副菜がついにチーズ1個だったのでちょっと怯んだ。いつもはもう少し調理されたものが乗っていたのに。しかしお菓子ストックもあるのでなんとかなりました。 今日は早々に退院についてのヒアリングがあった。 ヒアリングがある、ということは当初の予定通りの2/2の退院で確定だ。順調な経過の身体よ、ありがとう。 さっそく、母や妹に連絡を取る。 嬉しい、"予定通り"という日付は2/3の誕生日より前に病院を出ることができるという事でもあるの

      • 9.退屈と漏水

        1/30(日) 土日は朝の先生の巡回がない。 そして日曜日はシーツの変更がある。 シーツを変えてる間の過ごし方の正解がわからないので、とりあえず8階にあがって、外の景色を眺めていた。ミニチュアみたいに動いていく車をぼーっと眺める。誰か知り合い歩いてないかな、と思ったりもする。いるわけもない。つまんないの。 折角なので、新聞でも買ってみよう、と中国新聞を買って病室に戻るとパリパリの綺麗なシーツに交換されていた。 新聞の全記事を読むぞ!という意気込みでめくりはじめ、クロスワードパ

        • 8.回復傾向と見えない花火

          1/29(土) 管も取れたのでさぞ快眠だろうと思って床についたはずなのに、恐ろしく寝苦しかった。 悪夢が2層のレイヤーになっており、一つ目の悪夢…車に乗っているとセーラー服の小学生たちが車を取り囲み、あるいはボンネットに屋根に乗って行手を阻む…というものから解放されたと思ったら、次の夢が自宅の布団にいる自分が金縛りで動けないところを上からぎゅうぎゅうと押しつぶされ続けるというものだ。 目が覚めて、ここが病院だったことを理解して、あれ、自宅の布団にいた自分は夢の中だったのか、と

        魔界フェス廣島のこと。

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        • 甲状腺がんを治してもらった話
          11本

        記事

          7.洗髪と洗濯

          1/28(金) 朝6時に強制的に明かりがつくのでとりあえず起きる。 7時頃には看護師さんが血圧や検温の他に首の例の血を溜める謎バッグをチェックしてくれる。 もう少しでこれも取れそうとのこと。 でも傷口は塞がってないので上を向くうがいはダメ。 止血したらこの管が取れるのかと思ったら、そうではなくて、その後にでてくる透明の液体の噴出が止まったら、ということらしい。まだ暫くこれを下げなくてはいけないようだ。 そういえば昨日の事に書き忘れていたが、実はナイス☆ユカリのゆかりさんから

          7.洗髪と洗濯

          6.術後がキツい

          1/27(木) 夜中に急に隣のベッドに誰か運ばれてきた。 急患。御老人のようだった。なにやらドタバタとしていて騒がしいが、私も眠れていないので、その物音や声をぼんやり聞いていた。それより自分も身体がしんどいのもあって、それらの音をBGMのように捉えていたのか、この時の様子はあまり覚えていない。 とにかく時間が経って欲しかったので、何とか朝になった、という気持ちだった。 幽霊屋敷に泊まって朝が来るのを待つ気持ちってこんな感じだろうか。違うか。 時間が経てばこれらの拘束しているも

          6.術後がキツい

          5.知らぬ間のことはかけない手術の日。

          1/26(水) 9:00から手術のため、朝はなんとなくソワソワしていた。圧着ソックスみたいな、血栓防止のために、足の甲に穴の空いた白い靴下を履く。 これがなぜそんな仕様か、全く知らない。 手術着を着る。すぐ脱げちゃいそうだが、これは後にそうでないといけないと知る。 タオルと、昨日買った大人用のおむつは傍に置いておく。 簡素な格好で待機している。 8:50ごろに看護師さんが迎えに来て、そのまま手ぶらで手術室のある2階へ向かう。 自分で歩くんだ。 ドラマでタンカで運ばれて、親族が

          5.知らぬ間のことはかけない手術の日。

          4.怒涛の年末年始と入院デビュー

          年末は2年ぶりに実家に帰った。 私の病気は死に至るものではないにしろ、漠然とした大きな不安はある。 そういう時にどうするかというと、享楽的な方を選んでしまう。 アリかキリギリスかと言われれば確実に後者。 思えば震災の後に広島に引っ越したのも、どうせ何かに巻き込まれて死ぬようなことがあるのなら好きなことをしてからにしよう、と思ったからだった。  入院2週間前の1/11からは毎日記録をつけなくてはいけないし、流石にそのタイミングからは生活を気をつけるべきなので、ならばその前に遊

          4.怒涛の年末年始と入院デビュー

          3.入院て何がいるの

          宣告された日に行った武蔵美の講義、後日生徒からの感想をまとめたものが届いた。その中の1人の感想に「メンタルコントロールがうまい方なのかなと思いました」と書いてあった。 そうなんですよ!そうなんですよ! 一回鬱になりかけて逆流性食道炎になったので、メンタルコントロールは自力である程度やらねばと日々鍛えているので、もはやメンタルコントロールはライフワークでもある。 という訳で、がんに関しても持ち直せば前向きに取り組めるはずだ、なぜならほぼ治ると聞いているから。 故に、入院期間中

          3.入院て何がいるの

          2.入院先に行ってみた

          12/9(木) 9:00に入院予定先の総合病院のアポイントだったので、しっかりと紹介状を持って自転車で向かう。 自転車では10分くらいの距離なのでとても近く、思ったより早く着いた。 中に入ると、たくさんの人がいて少し面食らった。しばらく人の多いところに行ってなかったからだ。 スタッフの方から患者さん、その付き添いなどさまざまな人が居り、少し百貨店を思い出した。それぞれの専門分野の人がたくさんいて、お互いを把握しきれない規模で働いている、というところに重なったのかもしれない。

          2.入院先に行ってみた

          1.心構えと宣告の日

          12/5(日) 落ち着かない心境の日のなか、この日は夜に本と自由でライブイベントがあった。 これだけは絶対行く!と張り切って予約していたのは「よりどころ」というタイトルのドッグフード買い太郎とオカダノリコ(敬称略)の大好きなツーマンライブ。 コロナ禍でライブ自体も開催が減っていたし、私もなかなか行っていなかったところで好きな場所で開催される好きなアーティストは見たかった。 よりどころ、というタイトルは全部終わってからああこれそのもののことだったのかな。と思うようなイベントだ

          1.心構えと宣告の日

          0.わかるまでの経緯

          「二人に一人はがんの時代」と言われていたのは知っていたが、 ずっと他人事みたいに思っていた。 とはいえ、私もがん家系だし、無関係ではあるまい。 とは少しだけ思っていたので健康診断では乳がんと子宮頸がんのオプションはつけていた。 まさか甲状腺にがんが見つかるとは思ってなかった。 ざっと経緯を振り返っておく。 2021年 11/5(金)MRIを受けた。 これは私が1ヶ月以上腕が痺れるので駆け込んだ整形外科医の指示だった。 首にヘルニアの疑いがあるから、という。 MRIの音がクラ

          0.わかるまでの経緯

          まずはテストしてみる。

          退屈さも相まってとりあえずダウンロードと登録まで進めてしまった。 使い方がわからないのでテストしている。 使用目的は?と言われれば記録のためなのだが、だったら公開する必要はない。 でも他人に見せる前提で書いたものを少し整理してみようかと思った。 そしてそれには今まで使ってなかったメディアで試すのがいいような気がしたのである。 そんなわけで、しばらく記録を掲載していく。 終わったら何か別のものも載せるかもしれない。 載せないかもしれない。

          まずはテストしてみる。