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聴く物語『おじいさんのランプ・その一』

作:新美南吉   画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 新美南吉さんはふるさとの知多半島を舞台に、 庶民の生き様や子どもの生活、身近な動物たちを描きました。 「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」を読んだ方も沢山あるでしょう。 南吉さんのふるさとの様子はコチラ ➡【note】https://note.com/92katarito/n/n2833045e99ad 南吉さんは、29歳という若さで亡くなりました。 このお話は、亡くなる前の年(昭和17年・1942年)に書かれ、 出版された南吉さんの代表作です。 このお話では、 おじいさんが小学生くらいの孫に自分の生い立ちを語って聞かせます。 田舎に帰って畳の上で聞くような感じで、お楽しみ下さい。

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聴く物語『おじいさんのランプ・その二』

作:新美南吉   画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 南吉さんは、「童話は、口から聞かされて、おもしろいものでなければならない」と考えていたそうです。 この作品も、解りやすく、明るく心地よく、生き生きと新しく、 ぐいぐいと私達を引き付けます。 そして、深く美しいのです。 南吉さんのふるさとの様子はコチラ ➡【note】https://note.com/92katarito/n/n2833045e99ad

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聴く物語『おじいさんのランプ・その三』

作:新美南吉  画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 知る方も多いこの作品で印象に残るのは、 主人公巳之助のたくましさと潔さ。 しがない村の使い走りだったひとりぼっちの少年が、自分の力でランプ屋となり、文明開化の中で商売を替え、身を立てていく葛藤と成長の物語です。 その3は、巳之助がランプとの出会います。 ***** 南吉さんのふるさとの様子はコチラ ➡【note】https://note.com/92katarito/n/n2833045e99ad

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聴く物語『おじいさんのランプ・その四』

作:新美南吉  画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 新見南吉さんの故郷は、愛知県知多半島の半田。 運河と醸造の街です。 半島ならではの情緒。運河沿いに続く黒い蔵造り…。 今も残る南吉さんの生家や養家も見たくて、小さな旅をしました。 沢山画像もご覧頂けますので、こちらも是非どうぞ。 https://note.com/92katarito/n/n2833045e99ad 新美南吉記念館は、展示も充実。周辺の〈童話の森〉散策も気持ち好いです。 http://www.nankichi.gr.jp/

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聴く物語『おじいさんのランプ・その五』

作:新美南吉  画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 この物語は、 29歳という若さで亡くなった南吉さんの生前に出版された第一童話集(有光社刊、棟方志功画)に収められ、 そのタイトルになりました。 「おぢいさんのランプ」という表記も見られます。 南吉さんの作品で初めて教科書に掲載されたのも、この作品。 亡くなって10年後の昭和38年の事でした。 ***** 南吉さんのふるさとの様子はコチラ ➡【note】https://note.com/92katarito/n/n283304...

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聴く物語『おじいさんのランプ・その六』

作:新美南吉  画像:Osamu137 大人の方は勿論、小さい方にも楽しんで頂きたくて作りました。 画は動きませんが、思いっきり想像しながら是非聴いて下さい。 新美南吉さんは、29歳という若さで亡くなりました。 このお話は、亡くなる前の年(昭和17年・1942年)に書かれ、 出版された南吉さんの代表作です。 舞台は、南吉さんの地元、愛知県知多半島の半田。 中でも、最後の場面の池は印象に特に残るでしょう。 「俺の商売のやめ方」を行動で表して、 心はもう張り裂けんばかりなのに、その情景の美しいこと。 残念ながら、南吉さんがクライマックスで描いた半田池はもうありません。 http://glaciation.jp/naturechita/handa_ike.html 水があった頃の半田池が見られます➡https://www.shunyodo.co.jp/blog/2018/07/niiminankichi_3/ 『おじいさんのランプ』は、これでおしまいです。 最後まで聞いて下さり、ありがとうございました。

新美南吉を歩く

撮影:osamu137 note・YouTubeの配信で、小さな方にも「どうぞ」と言えるものを作りたくなった。新美南吉作『おじいさんのランプ』(『おぢいさんのランプ』という表記もある)を、聴く物語にしてみよう。 知る方も多いこの作品で印象に残るのは、主人公・巳之助のたくましさと潔さ。しがない村の使い走りだった天涯孤独な少年が、自分の力でランプ屋となり、文明開化に翻弄されながら商売を替え、身を立てていく。葛藤と成長の物語だ。老年となった巳之助は、最後に孫に向って訓示めいた事

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かたりと和LIVE一欅庵 2021.5

~にっぽん怪盗伝『正月四日の客』~(池波正太郎作) 表現活動は不要では無いことを信じて自主公演再開。 秘めた過去を持つ蕎麦屋の亭主と大泥棒に芽生えた親愛の情、 そして、人の心と食の結びつきを描いた白浪物を、作者の命日に上演。 お客様と関係者のご理解と勇気合ってこその本番でした。 皆様、本当に有難うございました。   撮影:osamu137

貝殻と姫様

 浜の砂は踏みしめるとキュッキュッと不思議な音がした。アキは首にかけたお守り袋を弄びながら浜辺を歩んでいた。海は青にほんの少し緑を混ぜたような色で透き通っている。砂浜も白く輝くようだ。アキがこの間まで住んでいたところも海岸が近くてこうして遊べる浜があったけれど、この浜の方がずっと綺麗だった。しかしアキは音を立てて砂の上を歩きながらずっと浮かない顔をしていた。  先日この街に引っ越してきたばかりで、アキにはまだ一緒に遊ぶ友達もいない。浜で遊ぶときはコトちゃんといつも一緒だったか

連翹忌に『案 内』

photo Osamu137 高村光太郎 連翹忌(4/2)に寄せてー 住いと周辺を、アトムとなった智恵子と共に歩きます。 戦後、高村光太郎が暮らした岩手県太田村の山小屋… 今は『高村山荘』として保存されています。 詩の中に「後ろの山続きが毒が森」とありますが… 『地元では「毒が森」を「ぶすがもり」と言っていました。 毒草のトリカブトの古名が「附子(ぶす)」で、「毒」の字にその読みを当てることから、この森にはおそらくトリカブトが生えているのでしょう。ちなみに不美人を「ブス」というのは、「附子」の毒で苦悶する表情のようなひどい顔、という連想』 と、光太郎研究家の方から教えて頂きました。 更に!画像担当のOsamuさんによると、 トリカブトのアルカロイドは神経毒で、神経が麻痺して表情筋が動かなくなるので不美人の苦悶は無表情に近いーとか。 むむむぅ

新美南吉『貝 殻』

新美南吉〈貝殻忌〉によせてー。 photo Osamu137