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チャイルド心理カウンセラーが解説! イヤイヤ期を迎える理由と向き合い方
1歳半〜3歳頃の子どもが迎える「イヤイヤ期」。
「なんでもイヤ!」「ダメ!」と感情を爆発させる子どもに戸惑う親御さんも多いと思います。でも、実はこれ、 子どもの健全な成長過程 でとても大切な時期なんです。
今回は、チャイルド心理カウンセラーの視点から、「イヤイヤ期を迎える理由」と、親としてどう向き合うべきかを解説します。
イヤイヤ期を迎える5つの理由
1. 自我の芽生え
子どもはこの時期、自分という存在を強く意識し始めます。
「自分の意見を言いたい」「親の言うことをそのまま受け入れたくない」と感じ、自分の存在を主張する行動に繋がります。
2. 言葉の発達と表現のギャップ
まだ言葉の発達が未熟なため、自分の気持ちや欲求を正確に伝えることができません。その結果、「イヤ!」という簡単な言葉で全ての感情を表現しようとします。
3. 自分でやりたい欲求
この頃の子どもは、自分で物事をやりたいという欲求が高まります。しかし、自分の能力がそれに追いつかないことへのフラストレーションが「イヤ!」という形で表れます。
4. 安全な環境での信頼関係
イヤイヤ期は、子どもが親に対する信頼感を築いている証拠でもあります。親との関係が安心できるものでなければ、感情をぶつけることができません。
5. 社会的な学びのプロセス
「イヤ!」という行動を通して、親や周囲がどう反応するのかを学び、コミュニケーション能力を育てています。
イヤイヤ期との向き合い方
イヤイヤ期は親にとってストレスを感じる時期でもありますが、ポジティブに捉えることが大切です。
1.深呼吸して冷静に対応
子どもが「イヤ!」と言ったとき、自分も感情的にならず、まずは深呼吸を。
2.選択肢を与える
「どっちにする?」と選択肢を与えることで、子どもに自主性を感じさせられます。
3.子どもの気持ちに共感する
「そうだよね、嫌だよね」と一度気持ちを受け止めてあげると、子どもも安心します。
おわりに
イヤイヤ期は、子どもが自分自身を形成していく重要な時期です。
「成長している証なんだ」と前向きに捉え、焦らず子どものペースに寄り添ってみてくださいね✨
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