路地裏を散歩するように生きていきたい

本日の夜、双子座で新月を迎えるよ。

この新月は日本では観測できないけれど金環日食でもある。


アイデアに行き詰まったら散歩をする。

学生時代に制作のアイデアが思い浮かばないときも、会社員時代に締切前にも関わらずどこから手をつけたらいいのかわからなくなったときも、とりあえず散歩に出かけていた。

いつも歩いている道でも、風景を眺めながら歩いているとなんとなく「次の一手」が思い浮かぶ。


中学生の頃、わたしは世の中に抗っており、部活に縛られるのも嫌だったしとにかく早く自由になりたかった。

家に帰ってから夕方から晩ごはんまでとりあえず寝る。

晩ごはんを食べてお風呂に入った後からが本番で、深夜までラジオを聞いて過ごしていた。そこで、インディーズ音楽に出会い、洋楽に出会い、わたしの世界は広がっていった。

ときにはわざと雑音まじりの未知の言葉のラジオに耳をすましてみたりしながら、絵を描いたり物づくりをしたりしていた。たまに勉強もしていたかもしれない(記憶なし。笑)。


わたしには深夜のお楽しみがもうひとつあった。

家を抜け出しての散歩だ。

あぶなっ!今中学生の娘がいたら、やめろって言うよね。今、思えば危ないことだと思うのだけど、それがすんごい楽しかったの。

靴を持ち出して、台所の勝手口からこっそーり出て、1時間ほど近所を歩いて帰ってくる。

特に何かをするわけじゃない。ただ歩くだけ。

深夜の街は、昼間の風景とは全く違っていて、シーンとした風景の中に新たな発見もあったし、何しろ誰の目もないということが自由を手に入れた気分にさせてくれたのだった(単純だけど)。


今も、知らない街を歩くのは大好きで。特に路地裏が好きで、危なくない国ならば、外国でも路地裏を歩いたりする。生活が垣間見えるのがなんとも言えない。


最近、晴れている日に、近所に散歩に行っている。

近所の散歩もやっぱり時間によって風景が違っていて。

朝行くと朝練している学生さんたちやジョギングしている人たちと多くすれ違うけれど、昼間に行くと年配のご夫婦が並んで散歩しているのをよく見かける。

もちろん空の様子も、そのへんの草の様子も違う。

同じ道を散歩していても都度発見がある。


散歩していて最近思ったことは、

散歩するように生きていきたいなということ。


気になることがあったら寄り道をしていい。

それくらいがちょうどいいなって。


あの人は色んなことやってるからな〜

と、色んなことをやっている人のことを嘲笑含みに言う人がいて。

ひとつのことを突き詰めることをよしとする人には、嘲笑う対象なのかもしれないよね。ひとつのことを突き詰めている人は、本当に素晴らしいと思う。心から尊敬する。

でもさ、色んなことをやっている人も突き詰めてないわけじゃないんだよね。

この「色んなことやってるからな〜」っていうの、わたしが言われたことなんだけどもね(笑)


行動を起こすきっかけは、好奇心だ。

と、強く言いたい。ひとつのことを突き詰めている人だって、そういうきっかけがあったはず。

この道を歩いてみたい。

そういう好奇心をずっとずっと持ち続けて生きていきたい。

双子座のように。

※補足
双子座は「国内旅行・近所へのお出かけ」などを表し、反対側の射手座は「海外旅行・遠い場所への憧れ」などを表す。


じゃ、まったねん。双子座新月楽しんでね。

Life with the Moonの記事一覧はこちら。過ごし方や願い事のヒントもあるよ。読んでね。


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