山茶始めて開く - 冬・立冬のこよみ -
山茶始開 | つばきはじめてひらく
- 冬の七十二候 -
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11月7日〜11日頃は、山茶花(さざんか)が咲く時季。
つばき、と読み下されていますが、さざんかを指します。
(たしかに見た感じはとてもよく似ているけれど
椿が咲くのは、まだ先。)
童謡にもあるように
木枯らしがふきはじめる晩秋に
よく見かける花です。
子どもの頃は、
山茶花が咲く垣根の家はあったし、
ご近所さん同士で落ち葉をあつめて、
よく焼き芋をしたものです。
今ではすっかり垣根も見かけなくなり、
そういえば焚き火をする風景も見なくなったなぁ…
あたたかいお鍋や白身魚、みかん、栗やさつまいも…ますますおいしい季節ですね。
旬の食べ物をなにか一つ食べるだけでも、
立派な食養生になりますよ!
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日本の季節感や暦が
昨日よりもちょっと身近に感じられるような
noteを、マガジンにまとめていきます。
四季のうつろいを楽しみ、暮らしを愛おしむ。
それがひいては自分の周りの人たちを大切に想い、
自分を慈しむことにつながると思うのです。
それぞれの時季にしか感じることのできない
空気に
風に
匂いに
動植物たちに
空に
衣食住に
ちょっと目を向けて
楽しむ気持ちを思い出したら、
昨日とは違うあたらしい発見が
あるかもしれません。
私と一緒に日々を愉しむつもりで
暦を一頁ずつ作っていく感覚で
読んでもらえたら嬉しいな…
そんな想いで書いています。