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美味しいお米を探す旅 〜南房総編

こんにちは!各地で本当に美味しいものを探し出しては産直販売している旅八百屋『はちどり屋』代表のコイデです!

今回は千葉県南房総に食材探しの旅へ。
栽培期間中、農薬と化学肥料を使用せず、
手間ひまかけて育った美味しいお米があるという情報を聞きつけ、車を走らせます。

今回のご縁のきっかけは?

私が自然栽培の自給農業を教わっている
相模湖の「さとやま農学校」の卒業生で、
千葉県南房総に移住され、お米の生産を始めた方がいらっしゃると聞きました。
その方の今年の新米を食べた方が「とても美味しかった」と立て続けに仰っていて、ぜひ一度お会いしようと思った次第でした。

今回お会いしたのは、南房総の東條俊行さんご夫婦。

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私が到着したときは、最近入手したという古民家をDIYで改装しているところでした。
将来、住居兼ゲストハウスにして、旅人が泊まったり交流できる場をつくるそうです。
東條さんは、以前は神奈川県に在住で、エンジニア関係のお仕事をされていたそうです。お話を伺うと、今の生活とは全く真逆の生活をしていたそうです。いったい何があって、千葉県の南房総に移り住んだのか。その背景もとっても気になりました。

早速、お米をつくっている田んぼにもご案内いただきました。

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なんとか日の入り前に到着。
神奈川でのエンジニア時代は毎日のように終電帰りだったそうですが、
今では「日が暮れたら仕事は終わりだ〜帰ってご飯だ」って感じの暮らしだそうです。ものすごいライフスタイルの転換だと思いませんか?笑
ここの田んぼは、太陽が地平線に沈むギリギリまで見えて、日の入直前はなんともドラマチック。田んぼに水を張られている状態の写真をいただきました。

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農薬をできるだけ使わない栽培を試みる

東條さんご夫婦は、この土地に移住してから栽培期間中に農薬、化学肥料を使用せずにお米「コシヒカリ」の栽培を始めました。

栽培中、除草剤などの農薬を使わないで栽培するとなると、自分たちで雑草の除去をしていくことになります。
虫たちもたくさんいるから、害虫が寄ってこない工夫をしたり、虫たちの力を借りて栽培する工夫を様々していくのが自然栽培です(超ざっくりの説明ですが)。私も「さとやま農学校」でこのノウハウを教わっては自宅の小さな畑で実践をしています。
例えば、害虫がいるとしたら、その害虫を食べてくれる虫を味方につけるために、その虫が寄りつく草を近くに植えたりします。

4月頃には田車(たぐるま)を押し、出始めの雑草をなくす作業をします。夏場は草刈り機で草刈り。除草剤を使わない分、マンパワー、手間ひまを非常にかけなくてはなりません。
田車を押すのは、とても重いのと足場が不安定なので筋トレになっちゃうよ(笑)とおっしゃっていました。田車は筆者も未体験。来春体験、というかお手伝いしにいきたいと思います。田んぼdeフィットネス!

東條さんは、この地域はとても恵まれていると言います。
というのも、この田んぼを元々つかっていた方も、農薬を可能な限り使わないでお米栽培をしていたのだそうで、残留農薬の心配もほとんどない。
そして、周辺の田んぼも農薬の散布をしていないことから、周囲からの農薬の影響も限りなく少ないのだそうです。

エピソードとして、虫たちのイタズラを受けることもあるのだとか。
オケラやザリガニが田んぼの端の方で穴を掘って、隣の田んぼに抜けて、その穴から水が流れ出ていったりとか・・・
そういったこともあるので、日々水のチェックと管理が大切なのだそうです。

肥料にもこだわる。安心と信頼、かつ地元の養鶏場の鶏糞使用

東條さんは肥料として使用する鶏糞もこだわって選んでいます。
「さとやま農学校」の教えの中で、使用する肥料を吟味するという内容があります。
ではどういう点で吟味をするのか。

それは、鶏糞、つまり鶏の糞ですが、
鶏自体がどのような環境で育っているのか?
これをしっかりチェックする。

有機肥料を使っているといっても、
その有機肥料の由来となる鶏糞などがどういう環境なのかを確認することができるのが、安全な食材探しのなかで重要です。

東條さんの田んぼで使用する鶏糞は、
地元の養鶏場の平飼い鶏の糞を使用しています。
こちらの養鶏場では、鶏の成長促進のために抗生物質を使用しないそうです。そのような養鶏場からの鶏糞を使用することで、抗生物質の影響を受けた鶏糞によるリスクを回避できます。

そして、大切に育てるという心

各地で食材探しをするなかで、私は「美味しいな〜!」と感じるものに共通するものがあるということに最近気付きました。
それは、その農作物を栽培する人の心なのではないかと思っています。美味しい、と思った食材の生産者さんを探し出してお会いしてみると、みんな良い人なんです。でも、こればっかりは客観的指標で表現しようがない(笑)

以前、はちどり屋の立ち上げ初期の頃、私自身が産地まで直接食材の仕入れに行っていたときの話ですが、
はちどり屋でお世話になっている美味しい食材をつくっている生産者さんは皆、「うちの娘をよろしく頼む!」的な感じで見送ってくれるんです。
言ってる言葉も同じなんじゃないかというくらいに。
(長ネギも、メロンも、ナスの人も、みんなそうだった。)

それくらいに、農作物を大切に、心をこめて栽培しているということです。
「さとやま農学校」の農家さんと出会って一番最初の教えも、そのような内容だったと思います。野菜をおすそわけしてもらったときに「野菜を大切にするんだよ」と教わりました。

東條さんとお会いした時も、その前Facebookの投稿を拝見していたときからも、本当に栽培しているお米を大切に想う気持ちが伝わってきていました。
(投稿の一部を以下にシェアします)

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稲刈りの様子

東條さんから、今年の稲刈りの様子を撮影した写真を拝借しました。

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以下は東條さんのFacebook投稿から拝借。

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手間ひまかけて、愛情を込めて育てたお米の稲刈りは、
とても感動的な瞬間だったようです。
この瞬間に立ちあいたかった!

さっそく試食!

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お米の肥料としてつかっている鶏糞の出どころである、地元の養鶏場の生みたて卵を合わせて買ってきました。

宝石のようなツヤツヤ感。見ているだけでも美味しさが伝わってきそう。

まずは白米だけで実食。
ふっくらと柔らかい食感。白米の風味というか、香りがしっかりとしている。
食べ始めて幸せを感じる味です。

後半戦は、生みたて卵でTKG!
普段この卵が食べられたら、気持ちも幸せだし栄養価も高いし、最高だなと思います。

筆者としては、忙しい中でも食生活を美味しく栄養価の高いものとするための手法として「良いお米を選ぶこと」&「卵選びにこだわること」を推奨しています。お手軽かつ美味しくて、しかも栄養もしっかり取れる。この辺の話はまた改めて記事にしたいと思います。

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そんな、東條さんのお米をはちどり屋では数量限定で販売中です。
以下からお買い求めいただけます。

※玄米か白米かをお選びいただけます。
※量のバリエーションとして、3kg、5kg、10kg、20kg(10kgを2袋で一口)がございます。それぞれの販売ページよりご予約くださいませ。

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