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《日記》季節を感じる休日だった(プチ七五三と紅葉など)

寒い。すっかり寒い。
息子は私の腹を枕にし、私の襟ぐりをいじくりながら寝るのが習慣で、寝入ってしまえば離れていくのだが、最近はひと晩じゅう私のお腹や肩の上にいるようになった。寝返りで離れると覚醒し、泣くなどして慌てて戻ってくる。
息子の頭がある部分だけ寝汗(と、よだれ…)で私のお腹が冷えるし、重いし動けないのは辛いのだが、ここ数日はひっついて毛布に包まっているのがなんだかとても幸福。走馬灯のワンシーンになりそう(←これ最近しょっちゅう思う。走馬灯、長そう)。

クリスマスソングの季節になった



さて今日はプチ七五三として、大きな神社に行ってきた。男児だけど、せっかくだし三歳でもやることにした。

数え年でやるか満年齢でやるかも迷った結果、来年本番、今年は参拝だけしようということに。普段着の中で、襟付きでオシャレなシャツを着てもらって、iPhoneで写真を撮って退散した。
息子は赤ちゃんの頃から、衣装など着せられるのがとても苦手で、来年はそういうのが大丈夫になっていてくれたらなあと思う。
夫が「袴を着せたい」と言い、息子は「ピンクならいい」という。
出回っていなさそうなので、来年の秋までにミシンで作れたらいいなと思う。着てくれるかな。かわいいだろうな。でもピンクの袴の男児って、北九州の成人式みたいにならないだろうか…サングラスかけたり派手な髪にしたり、刺繍入れなきゃ大丈夫か…

さっさと退散したのは、紅葉を見に行くためだった。

昭和記念公園、毎年来ている。流石に混んでいた。イチョウ、木によっては落葉しきっていたり、まだ葉が緑だったり。
息子は歩くのを嫌がり抱っこされていたが、積もった落ち葉の上を歩かせると楽しくなったようだった。その後もちょくちょく歩いていた。
銀杏並木のあたりは銀杏の匂いよりBBQの香りが漂っていて、正直ありがたかった。でも帰宅後も鼻の奥に銀杏の匂いが残っている。犬を連れた人がたくさんいるが、犬たちは平気なんだろうか。
途中でお昼を食べ、サイクルボートに乗り、全員眠たくなって帰宅。
本当は息子の昼寝の時間を考え、もっと早く家を出たかったし、もう少し早く帰りたかった。が、夫は息子の機嫌に合わせて朝ゆっくり支度をし、ボートも「せっかく乗りたがってるし!」と言う。何のタイミングか忘れたが「せっかく来たし」は他でも言っていた。
私はせっかちだし、昼寝の時間は死守したくて(いっしょに自分も布団で寝たいので)、諸々イライラしていたが、夫のやり方のほうが息子には良いよなあとイライラするのをやめた。その余裕を羨ましく思ったし、たまにはこういう日があってもいいよなと思うことにした。

サイクルボートはハンドルを握って、とても楽しかったらしい。私は腰痛。
帰路の車内でパンをかじりながら息子は寝落ちした。売店で170円だったパンが、よほど気に入ったらしく、片付けようとすると眠ったままバッと掴みに来た。
帰宅したら覚醒してしまい、パンの続きを食べると泣き、そのまま起きていた。私は昼寝できずだったが、まあいいや。こういう日があってもいい。

夕飯は白菜鍋にした。やまやのうまだしが本当にうまい。ずーっと飲んでいられる。
鍋は楽だし美味しくていいけど、息子ウケが悪くて悩ましい。でも私も、子供のころって鍋は好きじゃなかった。「また鍋?」と文句を言っていた覚えがある。
大学生になって、友達と鍋パーティーをするようになってから、楽しいものだという印象になった。
福岡出身だけどちゃんとしたモツ鍋を初めて食べたのも20代半ばのころだ。家ではモツ鍋の素を使った普通のお肉のお鍋、モツ無しモツ鍋だった(三毛田さんも同じことを記事に書いておられたかな)。それが普通で、モツが無いことに気付いたこともなかった。へえ、本物って美味しいんだなあと思った。もっと大人になって東京に出てきて、世間でも火鍋ブームがあったのだったか、いろんな美味しい鍋を知り、楽しめるようになった。たまたま鍋好きな夫と結婚したりした。
鍋って意外と大人の食べものなのかな。

息子から「コーヒーどうぞ」と差し出されて天才かと思った(おやばか)
息子から「チョコレートドーナツ」。天才
あったかいかまくらで寝る季節になった

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