《日記》「ひとりでねたらどうなる?」
13時。昼寝をしようと布団を準備していたら、息子が「ひとりで寝たらどうなる?」と聞いてきた。
いつも私と寝ているが、1人だとどうなる??ということらしい。
「どうなるでもないけど、1人で寝てみたいの?」と聞くと、そうだと言う。
こんなにべったりな子が、どうしたのだと驚き、角度を変えて何回か確認した。
ママはこの部屋にいないってこと?「うん。」
ママはお部屋の外にいたらいい?「うん。パパのお部屋にいたら。」
ほおー!
内心「えっ?!寂しい…」と切なさ感じる私と「いいの?!ウッシッシ…」と喜ぶ私がいた。
(余談だが今しがた「ウッシッシ」という激古表現を使ったが、私は決してウッシッシ世代ではない。ウッシッシ世代の母が昔それを使ったことがおもしろくて受け継いでしまったのである。)
布団を敷き、「じゃあ何かあったら呼んでね」といそいそ部屋を出た。13時12分。息子は布団の上で、枕に頭を乗せてもう寝そべってうとうとしていた。
眠たかったのだな。
息子が1人で寝たことはほぼ無い。一度、まだ1歳の頃だったと思うが、昼寝をせずに1日を過ごし、確か19時前に大泣きして寝たことがあった。既にイヤイヤ期に入っており、寝室に入ってから癇癪を起こした。もう私がやってられなくなり、一旦離れてみようと部屋を出て洗濯物を取り込んでいたら、ひとり勝手に寝ていたのだ。すごい。当時は寝かしつけに本当に苦労していたので感動したものだった。
そんなことを思い出しながら夫の部屋に行った。ベッドの掛け布団を使おうとするとなんか重い。ああっ猫っ。掛け布団から猫が飛び出して来た。睡眠を妨害された猫ぐうちゃんは私を一瞥し、フンフンと怒りながらベッドの下に駆け抜けて行った。すまない。ゆるしておくれ。猫と暮らして四年経つが、彼らの神出鬼没っぷりに未だ慣れないでいる。
で、寝転がってTwitter見てたらどこかで泣き声が聞こえる。まさか。ええ、そのまさかです。
13時15分。息子の寝室に戻ると大泣きしていた。
一応どうしたのかと聞くと「ままと あそびたいよう」と言う。うんうん、眠いから今は寝て、あとでまたあそぼうねえ。
「◯◯くん、おかお びしょびしょになっちゃった(涙で)」と笑った。
1人はどうだった?と聞くと、「⭐︎◯◎×△※んだった」と、なんて言っているかわからなかった。うんうん、ママも寂しかったよ、まだ1人で寝なくていいよ、おじさんになっても1人じゃ嫌とか言われたら困っちゃうけど今はまだまだ一緒に寝ようね。
束の間の自由時間は幻に終わったけど、私もまだまだ一緒に寝たいことがわかった。
息子は最近この「◯◯しなかったらどうなる?」というパターンの疑問をよく抱くようだ。
◯◯行かなかったらどうなる?◯◯じゃなければどうなる?
よく思いつくなと感心する。2歳は賢い。聞かれたら、できる場合は実際に◯◯が無いバージョンでやってみたり、できなければ具体的に説明したりしている。
息子の名前の由来のひとつに「好奇心旺盛なひとになるように」という願いがある。
由来は他にもあるが、今まさに好奇心旺盛な子に育っている。このまますくすくいろんな疑問を見つけてぶつけたり探求していってほしい。私はこの芽を潰すのが怖くて、結構息子の疑問には慎重になっている。できる限り、大事にしていかねば。