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昔の映画を観る日記

2/20 木
ここ数日は夫とご飯を食べながらアマプラで映画「羊たちの沈黙」を少しずつ観ていた。タイトルだけ聞いたことがあって内容は知らなかったけど、サイコスリラーの金字塔と言われていたらしくとにかくスリル満点で怖かった……。例えばカニバリズム的なシーンもあるし、殺人シーン、やたら蠢く虫など……。食欲は減る一方でご飯中に見るのはお勧めしない。怖くて続きを観るのが憂鬱なときもあったけど、映画はとても面白かった。特に印象的なのはレクター博士の登場シーン。ただそこに立っているだけで狂気じみた雰囲気を醸し出していて、これから起こる事件の犯人よりも狂っているはずなのに紳士的かつまともに見えた。単に怖いからという理由でホラー映画を避けて通ってきたけど、この前見た「シャイニング」しかりただ怖いだけではない魅力があるから語り継がれていると分かった。



2/21 金
昨日観終わった「羊たちの沈黙」のなかで「あればなんだったんだろう?」と思うシーンがいくつかあって、暇な時間(主に通勤時間)にちまちまと調べていた。大抵考察している人がいて答えがわかったのだけど、同じものを観ているはずなのに読解力が足りない気がして凹む。

カレーランチ



2/22 土
ファミマの新商品であるチーズインファミチキが美味しいという噂をきき、家周辺のファミマを回ってみるけど人気なのかいつも品切れ状態。ある店舗においては以前は「品切れ中」の紙を貼っていたはずなのに、今日見たら商品スペースごと消えていて無かったことになっていた。何が起きているのか。諦めてファミチキを買おうとしたけど別にファミチキが食べたいわけではないと冷静になりとぼとぼと帰宅した。


2/23 日
戦時中の日常のようなものが綴られた本を読んでいたらふと、今はない祖父母の家のことを思い出した。裸足で歩くと木歪みが足の裏に伝わってくる廊下や埃っぽいにおい、広い庭に溢れる草や花の青々とした香り、水が引いた池、和式のトイレ、薪で沸かすため湯加減が難しいお風呂、煩いくらいの蝉の鳴き声、台所のお出汁の香り、おばあちゃんが漬けたとんでもなくしょっぱい梅干しと紫蘇の葉、塩入りの麦茶、冷蔵庫にいつもあるヨーグルトと瓶の牛乳、おじいちゃんが好きなマグロのキューブのおつまみ、お線香の香り、日焼けで茶色くなった母やその兄弟の本、従姉妹たちが集めたドラえもんの漫画、お絵描き用にととっておいてくれる裏が白いチラシ、あずきが入ったお手玉、時間になったら音楽が鳴る時計。棚に飾られたお人形やこけしやガラスでできた小さい動物たち。思い出した時にどこかに書いておかないと忘れそうだ。そろそろお墓参りに行こう。

これはもらいもの

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ponmi
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