2023秋しもきたマルシェ
去る11月25日、今回もまたもしもきたマルシェに参加させていただいた。
ずいぶん時間がたってしまいましたが、しもきた商店街振興組合の方々、ありがとうございました。
生まれ故郷の福井県若狭町の風景や産物を下北沢住民の方々にPRをさせていただきました。
地元からは、商工会の職員や生産者の方などが参加していただき、産物の販売を通じて若狭町の知名度アップに貢献をしてもらった。
2024年3月16日、北陸新幹線が金沢から福井県敦賀まで延伸され、東京からも近くなる。
これをきっかけに、下北沢でも地元の産物の認知度が高まることを期待する。
他の町からは福島県が出店、サンマの炭火焼きに行列をつくっている。
良い香りが漂ってくる。
絶対に旨い!
それだけではない、サンマをすり身にしたポーポ焼きというのも旨い。酒の肴にいい。
長野県からは養蜂業をされている方が蜂蜜を販売をしている。
蕎麦や林檎などの花から採った蜂蜜である。どれも個性的な香りと味わいである。
自分は蕎麦の花から採れた蜂蜜を購入した。
黒糖のような濃厚な味わいである。
他県の店を偵察がてら名産品を味わっている。
我が町、福井県若狭町・美浜町からは名産品の梅と鯖の糠漬け「へしこ」を出品。
梅といえば梅干。今回も出店した後輩が作った梅干は、昔ながらの塩っぱくて酸っぱい梅干。最近は減塩の梅干が人気がある一方、昔ながらの方法で漬け込んだ梅干も人気がある。おばあちゃんが作った梅干みたいと、懐かしさから買ってくれた人もいる。
福井県産の梅は「紅映(べにさし)」という品種の梅。種が小さく肉厚である。
主に福井県だけで生産されている希少品種だ。
日が当たり実が熟して来ると表皮が紅色に染まる。
甘酸っぱい芳香に包まれる。
昔ながらの梅干しは塩分が高いからと高血圧の方からは敬遠され勝ちだが、本来の昔ながらの梅干しには天然塩が使われており、それにはマグネシウム、カリウム、カルシウム、銅、亜鉛などのミネラル分が含まれているので、天然塩は本当は体調を整える役割を持っているのである。
血圧もこのカリウムが調整してくれているとのことから高血圧を誘発しているわけではなさそうである。
またミネラル分は、免疫力や新陳代謝向上にも良いとされている。
それに対して、よく卓上に並んでいる精製塩にはミネラル分は含まれてはなく、塩化ナトリウム99%の工業製品である。これを塩だとして減塩しても、当然に血圧の調整にはならず、さらに貧血、冷え性、低血圧となり免疫力低下につながる。決して健康にはならない。むしろ、本来の天然塩をしっかり体に取り込まなければならないのである。
鯖の糠漬け「へしこ」もそうである。
これもまたしょっぱい。
秋に水揚げされた鯖を天然塩と糠で半年程度漬け込んだ保存食である。
糠を軽く落とし、スライスしたへしこを軽く火に炙る。
糠の香ばしいかおりが生まれ故郷の香りである。
酒の肴には持ってこいである。
白飯にも合う。
糠にもカリウムやカルシウム、マグネシウムの他ビタミン類も豊富に含まれており抗酸化作用が期待される。
昔からの方法でつくられた梅干や鯖の糠漬けはどれも塩っぱいのである。
長期保存と元気の源には天然塩が必要なのである。
ちなみに、自分はコロナ禍で免疫力を高めるために実家の塩っぱい梅干しを食べ続けた結果…
初めて尿酸値が劇的に低下、標準値以下になった。これを良いことに酒の量が増えて元に戻る…
(調子に乗りすぎるのは良くないと反省する)
何事もほどほどが良い。
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