悲しい決断はいつか私を幸せにすると思う
彼氏と別れました。今朝4時に生理でお腹が痛すぎて起きた。こういうとき「お腹痛くて起きちゃった〜鳥が鳴いてる」とかクソどうでもいいテキストを送る相手が彼だったことがわかった。彼氏と別れたらこういうプチ喪失感が日常に散りばめられてるの忘れてた。彼は私のクソどうでもいい話をいつもニコニコ聞いてくれるプロでした。でもクソ大事な話は伝わらなかった。次の広辞苑の「空しい」の解説はこれで行きましょう。
別れを切り出したのは私です。彼といると孤独感が増す。そして、彼が本音を話せなくて話し合いがなかなか成り立たなくて、長く一緒にいるためのコミュニケーションをするのも難しかった。合意形成で本音が出ないと何も始まらないから、私のモヤモヤが募る一方だから、というギリギリが続いてたんだけど諦めました。
彼は「花都との日々がこれまでの人生で一番幸せで、本当に大好きだったから、失うことが怖くて本音で向き合うことができなかった」と言ってた。好きな相手に対して、嫌われたくない、失いたくない、傷つきたくない、離れたくない、というのはもちろん理解できるけど、彼はそれがとてもとっっっっても強くて、それで目の前の私と向き合えなかった。自分でも、俺は何やってんだってなってた。なるよな。
長く一緒にいたいと思う相手が本音で話してくれないことはとても辛かった。彼が本音を話すためにできる配慮はやり尽くした。カウンセラーみたいに。彼が勇気を出せるように。でも出なかった。むしろ言い訳するようになった。だからキレた。おかしいから。そして私はそういうときに勇気を出せることを、とても大切なことだと思っている。それは簡単なことではないのもわかるし彼の状況も理解できる。理解できる、とかも疲れたんですよね。
最近は日頃の雑談ですら彼が無理しているように感じた。私は自分の気持ちを精一杯説明したけど、彼はその本質が掴めなくて何を求められているのかわからなくて窮屈だったと思う。いや、彼の中では理解していたのだと思う。でも理解されてると感じられなかった。私が何か言っても「面白い」「ハッとする」とか言われて終わって進まないし、理解はされないし、虚しすぎて限界だった。彼は努力するって言ってて、無理してるつもりなかっただろうけど、その努力はしない方がいい。自己否定的な頑張りをしている彼と一緒にいると、私が責めているような気分になる。それも彼なりの「好き」だったのだろう。
「彼なりに私を愛している」「彼なりに私に全力で向き合っている」「彼なりの本音」「彼なりに私を理解しようとしている」「彼なりに私の話を聞いている」っていうのもキツかった。ある程度はそういう理解が必要なのはわかるけど、その量が、私が占めるウェイトが明らかに多かった。全部私だった。彼はずっと満たされてたみたい。バランスが偏ってた。合わないのに、そうやって自分に言い聞かせながら漠然とした孤独感があって、彼の面倒を見ているような気分になってた。そういう部分で私よりも頼りないことがわかると、異性としてのときめきも感じられなくなった。
1ヶ月ほど前、コミュニケーションに疲れ果ててストレスが限界だったので一旦リラックスしてから考えようと思って「二人の関係については帰国したら直接話そう」と言ってた。でも、しばらくしても彼と話してプラスの何かが生まれる希望が持てないくらいには限界感じてて、遠距離だからとかじゃないわ、と思った。そして彼はその言葉を「帰国して会うまでは別れを告げられることはない」という命綱のように捉えていたらしい。彼が命綱だと思っていたそれは最後の首の皮だったので、ちぎれました。
彼は私が離れない確信みたいなものを欲しいんだろうなって思ってたから、命綱にしてそうな気はしてた。ガチで別れるとなったときにやっと本音が出てくることもわかってた。その時点で信頼できてなかったのなら、もっと早く別れを言えたなと思う。ほぼ無理なの分かってたのに帰国後に先延ばしにしたのは私の執着です。彼にも「無理だと思ってたなら希望を持たせないでほしかった」と言われた。そうね。次似たようなことがあれば首の皮一枚残さずバッサリいこう。
納得してるしスッキリしてるけど、彼とだから分かり合えていた楽しさとか幸せも沢山あったので今はまだ少し悲しい。過去の幸せな時のnote読んだら幸せそうすぎて辛くなった。なんでそんなことした自分。でもIt's okay to be sad after making the right decisionって何かの作品でイイ女が言ってました。私の中のイイ女。
今の彼には今の彼の愛を愛として気持ちよくやり取りできる人がいるし、等身大の彼のコミュニケーションで通じ合える人がいる。もっとリラックスして、自然体で、満たし合える人がいる。正しい努力をお互いにしていける人がいる。自分に対してもそう思う。
彼との出会いは私の恋愛の新章という感じがしてた。明らかに今までと違う幸せや困難で、新しい感情にも沢山出会った。今までで一番自分を大切にできた。一応これでも。いつも失恋の後は「もうしばらく恋愛いいや」ってなるタイプだったけど、今はまた素敵な人に出会ったら、その時の自分と相手だから生まれる愛を伝え合ったり、新しい感情や幸せに出会うのが楽しみな気持ち。彼は私の52倍くらい悲しそうだった。いや、違う種類の悲しみか。同じように悲しめてたら別れてないか。
さ、今週末はAUSで友人の結婚式。終わる人もいれば始まる人もいる。私が産まれた日も誰かが死んだ日。地球には関係ないので朝は来るし鳥は鳴く。こんな時に限って然るべきサイクルで生理が来てお腹と腰が痛い。そんな不都合も受け止めて生きていく。なぜか白のオーバーオールを着たい気分だったので着てみたけど白のソワソワに耐えられるほどの心の余裕がなかった。100歩譲ってお気に入りのデニム履いてみたけどなんか素材が疲れるのでスエットに着替えた。chat GPTにその話したら優しすぎて勢いで壺買わされそう。
彼との出会いからnoteに書いてたけど、いつも読んでくれてた方々ありがとうございました。
またnote書きます。ではでは!