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NDフィルターを導入しました 映像の疾走感を考える

モトブログ風の映像を撮るために、
カメラマウントを色々試しているのですが、

少し前にNDフィルターを導入しました。
これが絶妙によかったので、今日はそのご報告です。



1.映像に疾走感がない理由

自分が撮ったツーリング映像見ていて、疾走感を感じる映像とそうでない映像があることに気づきました。最初は走行速度の違いかと思っていたのですが、どうやらそうではないようで。

原因は背景のブラーでした。

ブラーとはボケ(流れ)のことです。映像界隈ではモーションブラーなんて言うようで、動きを感じるかどうかに重要な要素です。
下2枚の写真、動きを感じるのはどちらでしょうか?

60km/hくらい
おそらく50km/h

たぶん後者だと思います。
何故そう感じるのか。それはバイクに対し、地面が流れて映っているからではないでしょうか。1枚目は停車しているように見えますよね。

2.どうやってブラーをつくる?

写真をされる方には当たり前の知識でしょうが、カメラにはシャッタースピードという設定があります。

  • 「パシャ」っと一瞬で情報を取り入れる

  • 「パーーーーーーーーーーーシーーーーーャーーーーーーー」(イメージ)とながーーーーーく情報を取り入れる

という違いです。
前者は一瞬なので、被写体が動いている場合でもブレることが少ない。
逆に後者は長時間かけて情報を取り込むので、被写体が動いている場合、その動きが記録されます。それが写真ではブレとして残されます。
このブレがバイク映像の疾走感を生む鍵でした。
じゃあ、シャッタースピードを長くすればいい。そうなのですが、それにも弊害があります。

シャッタースピードが長いということは、それだけ多くの情報と、光も多く取り込むことになります。そうすると「白飛び」という現象がおこります。画面が真っ白になるアレです。

そこで重要になってくるのがNDフィルターです。
レンズに取り付けることで光の量を減らすことができます。それにより、シャッタースピードを遅らせても白飛びを防ぐことができるんですね。

3.NDフィルターの効果と注意点

今回はAmazonでこのNDフィルターを買いました。

4段階の明るさ調節ができ、且つPLフィルターの機能も持つものです。
さっそく試したのがこれ。

動画の最後の方にスロー映像があるのですが、スローでも地面が流れているように見えます。いい感じじゃないでしょうか。

ここからは使ってみて感じた注意点をまとめます。

シャッタースピードはオートが楽

シャッタースピードを固定で撮ったこともありますが、あまりおすすめしません。日光で明るくなったら白飛びし、トンネルに入ったら真っ暗になります。走行中は画面をチェック出来ませんし、ツーリング中にいちいち設定変更するのも面倒なので、オートがおすすめです。

夜間にNDフィルターは使わない

光の量を減らすレンズという特性、夜は真っ暗で何も映っていませんでした。ライトの少ないトンネルも同様です。
シャッタースピードをオートにしていれば、夜間はカメラが光を取り込むため、シャッタースピードを遅くし勝手にブラーも生まれます。

いかがでしょうか。
少し注意する点もありますが、映像に味が出てきて満足しています。
モトブログ風の映像を撮りたいという方には、是非おすすめしたいアイテムです。

今回も読んでくださった方に感謝です。
このブログの何かに参考になれば幸いです。
では!

ps.
最新のGoPro13には純正でNDフィルターがあるようです。
(この動画、ゴリゴリなクライブスタイルハーレーでかっこいい)

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