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筆跡のようなそのひと固有の文章
写真を長く撮っていて気づいたことがあります。それは、写真はそれぞれの人が持っている「筆跡」と同じだなと思ったことです。つまり撮影する人が同じであれば撮る写真もそう逸脱せず、その人が撮ったオリジナルな写真になるということです。個人個人のひとが撮った写真も、ひとが書いた文字も同じ理由でその人固有のものだと思います。誰かが書いた文字は、その筆跡によって誰かが書いたのか分かります。筆跡は唯一無二なものなのです。
そのことは、「文章」についても言えることに最近気づきました。誰かが書く文章はその人にしか書けない「オリジナル」なものだと思います。その人らしい文章が出来上がる。
文章を書く時に力まずに気負うことなく、日頃頭の中で考えていることを、ノートやパソコンに向かって書くとき、その一文字一文字の文章には、その人の「オリジナル」の欠片が散りばめられていくのです。
その人が撮る写真。その人が書く文章。その人が生きているだけで「オリジナル」な表現に溢れている。そのことはその人が着る服、作る料理、聴く音楽、部屋を彩るインテリアなどにも通じます。その人らしい表現にそのひと自身が現れる。
筆跡のようなその人の固有の物語
文章を書くことに迷った時、写真を撮っていて気付いた「筆跡」のことを思い出します。『筆跡のようなその人の固有の文章』は、その人その人だけが持つオリジナルです。迷った時も軽快に書ける時も、自分が書けるオリジナルな文章のことを忘れずにこれからも書いていきたいです。きっと不器用でも自分にしか書けない文章を書けるはずです。
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※このnoteの記事は、原稿用紙に手書きで書いたものを草案にして書きました。
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