あって無い様な二酸化炭素な昼休み
講義が終わったー✨
支援が終わったー✨
そう思って事務所に戻り
ガサゴソとドリップコーヒーを出していると
事務所のドアがノックされる。
『あの、ちょっと相談があるんですが』
…
聞こえない様に小さな溜息を隠す様に
『良いですよ』と笑顔で立ち上がる。
私の昼休みの定番
ありきたりの風景。
昼休みなんて
ゆっくり1時間取れる事が
そもそもラッキーなんだもん。
それぞれ
話したい事
相談したい事
不安な事…
『聞いてほしい』
その気持ちで私の昼休みは
吹き飛ばされる。
正直、初めはキツかった。
昼休みも無いのかと
溜息も
怒りも沸いたけれど
その『昼休み』って事は
私サイドが勝手に決めた時間の事なのだから
その時間は『私の時間』って
ガラガラとシャッターを閉めるのも
勝手なもんだなぁと
ようやく最近思う事が出来る様になった。
私は驕っていたと思う、
間違いなく。
自分の事、不安に思う事を
誰かに吐露するには凄く気合いを必要とする。
それにそれだけの関係性も構築しなきゃ
出来ない事だと言うのに。
働いていれば『休み時間』は数字上は確保される。
でもそれはあくまでも数字上であって
人と関わる仕事であれば
空気中の二酸化炭素の様に
確かにあるけれど
それだけ吸って苦しくはならない。
色んなものと混じり合って中和されて
私は息をして生きていられる。
時々、電話も鳴らず
誰もドアをノックしない昼休みがある。
そんな時は至福かと思いきや
静かすぎて逆に大丈夫かと思ってしまう自分が
笑ってしまう。
そんな話をしていると
『燃え尽き症候群とかにならないでよ』と
心配されるのだけれど
お疲れ様でしたーーと施設を後にすると
仕事モードがブチンと切れる。
家に持ち帰ることは無い。
考えを巡らせる事はあっても
眠れないとか
ずっと考える事はないし
家に帰ると
母モードになり
Norikoモードになって
1日が終わる。
まぁ昼休みなんて
冷めたコーヒーをガバガバと流し込んで
気になっていたTEDやCNNなんかをチラ見して
それくらいで私は充分。
仕事が好きって訳じゃない。
そんなに大声で言える程、
手放しで好きでも無い。
キツイ時はキツイし
連休明けの仕事は気合いが必要だったし。
けれど人と話すのは嫌いじゃ無い。
誰かが必要としてくれるなら
それが私にとっての休息だと思う。
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