自分のメタ思考を少し意識してみると使う言葉と人への気持ちが違うのに
今まで色々な仕事をしてきて
共通して思うことは
仕事があまり出来ない人
(言い訳ばかりで成果が無い、効率が悪い)
職場の人との仲が良く無い
(口を開けば愚痴ばかり)の人は
人の話を聞く事が出来ない人でした。
例えば
『こうしたら早く出来ますよ』と教えてくれる方が居るのに
『私のやり方が悪いって言うんですか!
馬鹿にするんですか!』と
頑なにマイルールを貫く人がいました。
ぶっちゃけ、それでも良いんです。
良いんですけどね、
仕事はチームで行うんです。
1人が滞っていると
他の仕事や部署にも多少の影響があるのです。
フリーランスだったら良いのかと言うと
きっともっと影響すると思います。
頑なにマイルールを貫く人は
主語は常に『私、I am』であり、
『you』でも『we』でも無いからです。
それでは相手のニーズに応えると言うより
自分のエゴで仕事が進む危険性が大です。
またある方は
『ゆっくり有休を楽しまれてくださいね』
と言われて
『私がいない方が仕事が捗るとでも言いたいのかしら。酷い皮肉いうわよね』と
人の発言の裏の裏を捏ねくり回して
受け取り、愚痴ばかりでした。
その方達が、その後どうなったかと言うと
最初はみんな愛想笑いで聞いてましたし
話に付き合う人もいました。
でもそれが数ヶ月、半年と続くうちに
誰も相手にしなくなりました。
円滑に仕事をするために必要最低限の事は
話しても
信用ならないし、何を言っても
裏の裏を捏ねくり回されて
結局文句になるのですから
なるべく近寄らず距離を置く様になりました。
幸せなのは、
その方に全く自覚が無いと言う事です。
私たちには、それぞれメタ思考と言うものが
あります。
例えば、友達にメールを送って直ぐ返事がなかった時、どう思いますか?
①の方のメタ思考は
返事がないと言う事=嫌われれている?という不安になり、それ以上行動が出来ないのに対し
②のメタ思考は
返事が無いのは相手が悪いと怒りの感情になり
攻撃的になるというものです。
ここにあるのは①も②も
その人の妄想、思い込みでしかありません。
真実は一つ、『返事が無い』と言うことです。
同じ事実に対しても人の受け取り方は
個々のメタ思考によって大きく変わってしまうのです。
このメタ思考は
その人がどう生きてきたかによって構築され
そう易々と変える事は出来ません。
凄く悲しい事なのですが、自分自身で
自分のメタ思考に気が付き、
その改善に取り組む事は自発的で無いと
なかなか難しく
周りからどう言われようと変わらないものです。
『何であの人はいつも怒っているんだろう』とか
『何であの人はいつも皮肉ってばかり?』とか
そんな方がいたり
もし自分の考え方がそうであるならば
自分のメタ思考を見つめる事をお勧めします。
メタ思考とは簡単に言うと
その人の考え方、思考の癖ですので
自分を如何に客観的に見る必要があるのか
少し大変なのかは察していただけるかなと
思います。
メタ思考は『認知行動療法』と言う
もともとは精神科・心療内科での取り組みです。
私も精神を病んでいた時は
物事を0か100かでしか考えることが出来ませんでした。
周りから『違うよ』と言われても
曖昧にぼかす事が出来なかったのです。
要は人の言葉を聞く事が出来ませんでした。
でも自分のメタ思考を分析し
(ここ数年かかってます)
『人が00と言ったら00と受け取って良い』と
思える様になりました。
好きだと言ってくれる人には
『ありがとうございます』と言える様になった。
それは違うよと言ってくれる人には
『そんな考えもあるのか』と考えられる様になった。
そうすると出逢う人達が優しくなりました。
優しい人に出逢うんです。
困っていると、にょっと助けの手が
伸びてくる事が多くなりました。
自分自身もそうでしたが、
グリーフケアだったり
コーチングやレジリエンスの勉強会や
いろいろな集まりに参加させて頂く機会がありましたが、
メタ思考が攻撃的になる方は
自己肯定感が低いと言う場合が多いと感じました。
出来る自分が理想としてあるけれど
現実の自分はそうでない、
そんな方が多かったです。
子どもと接する中で
怒りや悲しみの感情が見えた時、
子ども達のメタ思考を見る様にしています。
特に怒りは2次感情とも言われているので、
その大元には不安だったり、焦りだったり
悲しみだったりがあります。
自分のメタ思考、
つまり考え方や思考の癖を知る事で
相手からの言葉や
自分の言動を見直すことが出来ます。
事なかれ主義では生きていけません。
私の子育てはサバイバルなのですから
自分自身を知る事は
小さい頃から身に付けておいてほしいなと
思っています。
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