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【3-38】干して干して干す知恵(~985日目)

干しまくり

干し芋は大好物だけど、干し柿はそれほどでもない。

干しカゴ、また買ってしまった

母親は熟しまくったのをスプーンですくって食べるの好きみたいだけど、私はゴリゴリのゴリが好き。
とか言いながら、風物詩のように町中で見かける干し柿のかわいらしさと季節感に影響されて、もはや干したいだけ。

シワシワになってきたー

ところどころ、若干カビてしまってのもあったりしたけど、近くを通ると甘い香りが漂う。おおむね順調かつ綺麗に仕上がってきている。
超自画自賛。

見た目がかわいい

早速一つ試してみる。
あっまーーーーーい!!!
とろりととろけてしまう柔らかさ。
口に含んだ瞬間に驚くほどの甘さなのに、食べた後が爽やかで口の中に嫌な感じが残らない。これはすごいかもしれない…。
干し柿そのまま食べるのは、やはりあまり得意ではないけれど、この甘さとトロミを活かした料理を考えるのが楽しみ~。

ミツバチの餌

養蜂って、知れば知るほど人によってやり方が違う。
基本的な事はあるけれど、飼育している群数や蜂蜜を中心にしているかポリネーションをしているか、何人でやっているか、地域差など、同じにできない条件がありすぎて、みんなが同じようにやればうまくいくってわけにはいかないんだと思う。
なので、何が正しいとか間違っているとかは、私には正直よくわからないけれど、とにかく自分が信じられる方法を試している。

本当ならば、自分たちで採ってきて保存したはちみつだけで冬を越えられるようにしているんだと思うけれど、その蜂蜜を頂戴しているので、足りない分は私が作った餌を食べてもらう。
ただし、採れる分全部を採ってしまうのではなく、できることならば餌は最小限にしようと思っている。
そして、どうせ餌を食べてもらうならば、その餌も自分の口に入ってもいいと思えるものにしたい。
そんな風にどんどんこだわりが強くなってしまっている。

他の人がどうとかっていうのは、私にはわからない。
ただ、私は自分が食べたいものを作りたいし、お客さんに嘘偽りなく説明して、食べてもらって気に入ってもらいたいと思っている。
純粋にそれだけなんだよなぁ。
なので、私がやっていることが他の養蜂家さんと違うからと言って、他の人がダメだとかっていう気にならないのだよな。
はちみつに限らず自分の商品を紹介するときに、自分以外の人のやり方を非難するのを見かけたりして、どれだけ周囲と比較して上げたり下げたりしても、自分の位置は何も変わらないのになと思うし、難しい話をしたいわけではなくて、ハッピーじゃないのは嫌いなのだ。

そんなわけで、酒粕を使った餌を作る。

YouTubeを参考にした


代用花粉といって、ミツバチは花粉も集めて食べるのでその代わりの栄養源として与える餌。
2年前に一度試してみたんだけど、比較できるほどの知識もなく、よくわからないままになってしまったので、再挑戦。
もしうまくいけば、酒粕を手に入れられるように交渉してみたいと思うし、そうすれば、地元で作っているものを原料にできるし、素敵だなと。

更に、はちみつ代わりの糖液も。
砂糖を水に溶かしただけだと、溶け切らずに沈殿してしまったり痛んだりしてしまうのだけど、お酢を加えて煮詰めることで、糖液を作ることができる。こうするとはちみつ同様糖度が80%くらいにできるので、長期保存もできる。
糖液を買うと高いけれど、これならば安く作れるし最高じゃん!
と気軽に始めてみたものの…。

グラグラグラグラ

砂糖を溶かして糖液になるまでにめっちゃ時間かかる。
温度が下がらないと容器に移せないので、一晩放置して翌日鍋の蓋を開けると、大量の水あめ…。

かっちかちだぞ!

最後に入れる水の量間違えた~。
もう一度火にかけて水あめを溶かしながら水を加えて糖度を整える。

丸一日かかってしまった…汗
人件費を完全に無視すれば安上がりだけど、うーむ。
でもな~。
やっぱり自分で作りたいな~。

腕痛いわ…

タイパもコスパも度外視。
多分タイパとかコスパが、私が求めている価値と違うんだろうな~。
最近は、すき好んで時間がかかる事ばっかりしている気がするわ。

紅葉

去年よりも半月ほど遅れて紅葉も赤く染まった。
紅葉と枯れるのとは、色が違うなんてことも、毎年同じじゃないってことも知らなかった。
これから先、世の中全ての事を知り尽くすなんてことはないし、まだまだ初めてのこととの出会いに満ちていて、初体験のわくわくを永遠に失うことはないんだろうな。

美しいなぁ
美しいなぁ

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