はちみつ屋こっち

2022年1月から秩父郡小鹿野町で養蜂を始めました。 ミツバチの育成から、はちみつの販…

はちみつ屋こっち

2022年1月から秩父郡小鹿野町で養蜂を始めました。 ミツバチの育成から、はちみつの販売まで、全て一人で行なっています。日々の様子やミツバチの様子について、週一更新しています。

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最近の記事

【3-29】気持ちの5馬力(~923日目)

秋の味覚 小鹿野町に来て3回目の秋。 本当にありがたいことに、色々な方から食べるものを頂く。 秩父界隈だけではないと思うけど、恩返し文化というか、してもらったことはちゃんとお返しする風習がある地域なので、頂いた分お返しできなくて心苦しかったりもしたけれど、「同じだけ返せるとでも思っているのかね、私は…。」の境地に達してきた。 そもそも、お返しを期待するような人たちでは無いし、仮にそうだったとしても私にお返し能力が無い事は、一目瞭然なわけなので、もうね全力でありがとうござい

    • 【3-28】やってみたからわかること(~916日目)

      夏、いつ終わるのさ 9月も中旬だってのに、毎日30度を超える暑さ。 夏、いつになったら終わるのさ…。 畑もミツバチもやりたい作業がてんこ盛りなのに、暑すぎて進まない。 気合でどうにかなるレベルではない。 蓄積された夏の疲れが出たのか、蕁麻疹復活。 花粉症予防とミツバチに刺された時の予防を兼ねて、ビラノアというアレルギー薬を愛用している。 科学的なものに頼らず、自然に生きていく方が良いのかもしれないけれど、頼れるものは遠慮なく頼ることにしている。 忙しくなったり、身体を動

      • 【3-27】気持ちが伝わらないなら(~909日目)

        今年もやってきたスズメバチ 養蜂を始めてから誰に読んでもらえるかもわからないような駄文を毎週毎週ブログにしているのは、自分が販売しているはちみつを誰がどんなふうに作っているのかを知ってもらうのが、商品を信用してもらえる近道だと信じているからなのと、毎年の出来事を記録しておくことで自分も振り返って確認できるからという二つの目的がある。 特技忘れること(よく言えば根に持たない)と言ってもいいくらい忘れっぽい。(人にしてしまった後悔は、忘れたくてもジメジメと引きずりまわして、ナ

        • 【3-26】台風が来るとか来ないとか(~902日目)

          来なくていいもんがくる 台風は地震と違って、来るのが予測できて準備ができるから、まだマシって言うけれど、例えば物凄いのが来ると分かっているからと言って、家財道具や生活の全てを投げうって、自分の命だけを守る行動をとれる人がどれほどいるのかしら…。 少なくとも私は、巣箱を安全な場所に移動するなんてことはできないし、ある程度の対策をするだけで、後は空を見上げて何とかやり過ごせますようにと、願う事しかできないかもな。 そんな風に思ってはいても、日々の備えは必要なので、スーパーに買

        【3-29】気持ちの5馬力(~923日目)

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        • 養蜂3年目
          24本
        • 日々の暮らし
          78本
        • 養蜂2年目
          49本
        • ゼロから養蜂
          39本

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          【3-25】秋の足音とセミの声(~895日目)

          秋の足音 とか言ってみたものの、足音どころか気配も感じられんぞ! って憤怒してみたところで、毎日暑い事にはかわりなく。 最高気温30度くらいだと、ああ今日は少し涼しいな…って、おかしいだろ!!! 恐ろしいもので、かなりひどい状況になっていてもなんとなく適応してしまうというか、そんなものよね…って感じになってしまうの、人間が過酷な環境下で生き残るために身につけた「諦め力」なのだろうかしら…。 畑の草刈りのママならず、ご近所の農家さんが草取りしているのを心底すごいなぁと思いな

          【3-25】秋の足音とセミの声(~895日目)

          【3-24】鹿やら熊やら台風やら(~887日目)

          鹿登場 最近、熊の被害を耳にすることが増えた。 というよりも、熊出没情報はしょっちゅう出てるんだけど、実際に被害にあったという話はそこまで多くなかった。 先日も先輩養蜂家の人たちの巣箱が被害にあったり、熊に襲われて重傷を負われた人もいたそうで、なんだかとても身近だし、他人事ではない。 熊の対策としては、電柵を張っているけれど、一度襲われてしまうと戻ってくる習性があるというので気が抜けない。 巣箱を破壊されるのも困るけれど、出くわしてしまったらシャレにならないので、かなり警

          【3-24】鹿やら熊やら台風やら(~887日目)

          【3-23】地球の反対側(~880日目)

          イベントにて 町で行われた七夕まつりで、ブースをお借りしてはちみつの販売をした。 子どものころ、地元のお祭りに参加したりした記憶はうっすらあるけれど、地域の人の顔が見えて、普段は別の仕事をしている人たちが、歌舞伎のお化粧をしていたり、着物で踊っていたり、いつもと違った顔が見られるのが面白い。 準備だけで息も絶え絶えになるレベルで暑いので、はちみつに興味を持ってもらえるわけもないしな~と思っていたけれど、インスタを見たよとか気になっていたのでと言って、買いに来てくれたお客さ

          【3-23】地球の反対側(~880日目)

          【3-22】デジタルとアナログの両立(~873日目)

          近年まれにみるやつ 毎日毎日暑いな~暑いな~とは思っているし、でも毎年暑いな~って思っているし、私の根性が足りないだけなのではなかろうかと思って見たりもしたけれど、どうやらそうでもないみたい。 126年の中で一番暑い7月だったとか。 自然相手の仕事なので、お天気を気にすることが増えた。 晴れだとか曇りだとか雨だとか、日々の変化は作業をするために敏感になるけれど、先輩たちの話を聞いてみると、やはりこの数十年だけでも気候が著しく変化しているそうな。 都内と比べると、日中が暑

          【3-22】デジタルとアナログの両立(~873日目)

          【3-21】『Do It Yourself』自分自身でやる(~866日目)

          久々のDIY DIY(Do It Yourself)自分自身でやる。 私はDIYが好きだ。 田舎暮らしを始める前から。 賃貸アパートは、原状復帰が基本なので、壁や床を傷つけないようにするのに神経を使った。 今お借りしている古民家は、何もかも自由にしていいわけではないけれど、修繕するのはOK。 長年夢に見たDIY欲求が満たされまくる。 とはいえ、さすがに大がかりな事はできないし、技術もないので、できる範囲で少しずつ手入れをしている。 YouTubeなどでは、もっと大がか

          【3-21】『Do It Yourself』自分自身でやる(~866日目)

          【3-20】なぜ健康でいたいと思うのか(~859日目)

          草が生えること 田舎暮らしといえば。 景色のいい場所で、コーヒーでも飲みながら、のんびり過ごす、みたいなイメージがあると思う。 そこまで優雅ではないにしろ、私もそんなのんびりした雰囲気を思い描いていた。 がしかし。 3回目の夏。 やることはいくらでもある。 やりたいことが山積みになっている。 草はどんどん生えてくる。 私の畑は、草生やしっぱなし農法(サボってないよ…)にしているけれど、育てているものを覆いつくさんばかりの草は避けたい。 生やしておけばよろし。 負けない植

          【3-20】なぜ健康でいたいと思うのか(~859日目)

          【3-19】ありのままで勝負する(~853日目)

          道具の手入れ 雨の合間に道具の手入れをする。 養蜂で使用する道具って、独特なものが多い。 養蜂に限ったことではないんだろうけど、未知の世界には未知の道具があって、使っている道具から、その仕事でどんな作業が行われるのかわかってくるのが面白い。 学生の武器は文房具であるように、いい道具を持つとレベルアップしたような気になるのは私だけではないはず。 養蜂家の先輩宅の家に行くと、所狭しと色々な道具が並べられていて、それはそれは面白い。 自分で工夫しながら様々な道具を編み出していて

          【3-19】ありのままで勝負する(~853日目)

          【3-18】同じ日でも、毎年少しずつ違うね(~845日目)

          あっついんだが!! 7月に入ったばかりだというのに、梅雨明けも宣言されてないっていうのに、どうしてこう毎日あっついんだろう。 どうしてもこうしてもないけど、言っても仕方ないんだけど、暑い…。 日陰に入れば、涼しい風が吹き抜けていくし、朝晩はそれなりに過ごしやすくなるので、この暑さがマックスじゃないことくらいはわかっている。 だからこそ、この後に来るであろう本気の暑さが恐ろしい。 去年は、ミツバチのためと言いながら、作業中に照り付けてくる太陽がキツすぎて、巣箱の上に日よけ

          【3-18】同じ日でも、毎年少しずつ違うね(~845日目)

          【3-17】得意な事と好きな事が同じとは限らない(~838日目)

          喜んでもらえるものを作ること はちみつがどんな風に作られているのかなんて、養蜂を始める前は全く知らなかった。 養蜂を始めて3年目。 中学や高校の最高学年のような顔をして、ミツバチを知らない人にあれこれ語ったりしたとしていても、この世界ではまだまだひよっこ。 なので「はちみつは、年に何回搾っているのですか?」という質問をされても、驚きはしないし疑問に思うのは当然。 一年かけてミツバチを育てて、はちみつを搾るのは春から夏にかけての数日のみ。 搾ったはちみつを瓶に詰めてラベルを

          【3-17】得意な事と好きな事が同じとは限らない(~838日目)

          【3-16】世代交代の季節(~831日目)

          タイミングを逃すなかれ 今年も、世代交代の季節がやってきた。 今まで分蜂したいミツバチ達の熱を抑えてはちみつを蓄えてもらってきたけれど、採蜜が終わったので、人工的に分蜂して新しい女王に誕生してもらう。 こんな方法を思いついた先人たちの知恵に感服。 いくら私が素人でも、採れるはちみつは山に咲いた花の味。 でも、ミツバチを育てるには技術が必要。 圧倒的な経験の差と、自分の技術不足を痛感する。 今年で3回目の夏。 夏が来る前に、新しい女王を誕生させたい。 雨が降れば、交尾飛行

          【3-16】世代交代の季節(~831日目)

          【3-15】自分がやったことが返ってくる(~824日目)

          はちみつ販売のその後 先週、はちみつを販売開始し、ありがたいことにたくさんの注文を頂いた。 そして、今週。 ショップぶっ壊れたのかと思うくらい、注文止まった…。 飲食店を開業した時に、来てくれるお客さんへの対応とか、大変なことは色々あるけれど、誰も来てくれない時間をいかに心を折れずに過ごせるかっていう話を聞いて、たしかになぁと思った。 養蜂をしていて、実際にはちみつを搾るのは、年に数日だけ。 瓶に詰めたはちみつは、長く保管できるので、搾ってすぐに販売する必要もないのだけ

          【3-15】自分がやったことが返ってくる(~824日目)

          【3-14】今まで通ってきた道(~817日目)

          はちみつ販売開始 今週、いよいよはちみつの販売を開始しました~。 そりゃもう、ドキドキしかしないっす。 何のドキドキなのかよくわからないけれど、注文してもらえるのか。 ちゃんと発送できるのか、食べてもらって気に入ってもらえるのか、色々な感情がごちゃ混ぜになっていて、頭の中ピーってなっております。 はちみつの発送作業中、ミツバチがお休みしていてくれるわけではなく、梅雨入り前の晴れ間に終わらせたい作業も山積み。 育てている苗は虫に食われて穴だらけなのに、育ててもいない畑や作業

          【3-14】今まで通ってきた道(~817日目)