医者からは聞けない、ウイルスに負けないカラダのつくり方①
はじめに
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です!
気温も下がってきましたね。
今年は夏からすでにインフルエンザが激増したみたいですが、体調はくずされてないでしょうか??まだまだコロナも多いようです(-_-;)
世界一感染対策にマジメなわれわれ日本人ですが、マスクにもワクチンにも頼れないことはみなさんもお気づきかと、、、。
最高の体調をつくるためには、みずからの免疫力を高め、ウイルスなどの病原体に負けないカラダをつくるしかありません。
医者は病気を『治す』専門家。私は医者じゃないので治す方法を書くことはできません。
そして免疫力や感染症対策について、世界中に様々な専門家の意見があることも承知しています。
しかし今回は、トレーナーとして日々真剣に学んでいる体づくりの基本『免疫力を高める方法』をテーマに書かせていただきます。
病気の原因からは逃げられない
まず大前提として、人間は病気の原因からは逃げられません。
細菌やウイルスは人間が誕生するはるか昔(30億年)には存在したとされ、人間のほうがあとから地球にオジャマしたわけで、ウイルスがいることはあたりまえ。
生きているかぎり地球上いたるところで接触するので、なんとか触れずに避けようという考え自体に無理があります。
人間に無病息災はない、とおさえておかないと話がはじまらないので、それを前提で読んでいただければ幸いですm(_ _)m
また食事や環境なども、自然からはほど遠くなっているので、生活は豊かになり安全にはなったものの、病気の原因や種類はむしろ昔より増えています。
なので、病気も普通であたりまえ。
がん細胞は毎日5,000個程度体内で発生しているとも言われますが、毎日倒しているので発病しない。
人間は休むまもなく24時間365日、病気の原因と戦うのが宿命です。
3つの免疫システム
特に外部からの病原体と戦うために、人間は3つの免疫システムをもっています。
細菌やウイルスから逃げる方法よりも、免疫力を正常にたもつ&強化することが重要です。
①物理的バリア機能
●皮膚の『角質層』
➜ケラチンや死細胞からなり、常在菌や皮脂とともにウイルスなどの侵入をふせぎ、水分の蒸発をふせぐ。
★肌をあかすりやゴシゴシタオルでこすりまくると、角質層など最表層のバリアをはがすことになるので要注意!
また過剰な手洗い&消毒は、手の常在菌を殺し、免疫力を下げます。
●粘膜
➜鼻、ノドなどの粘膜の粘液中には、IgA抗体などの抗菌物質がふくまれ、病原体をとらえる。また粘膜にある線毛が線毛運動により病原体を排除する。
★低温や乾燥で線毛運動が低下するので加温、加湿をしましょう。
粘液の材料たんぱく質とビタミンAの不足がないようにし、バランスのよい食事を!
●汗腺、皮脂腺からの分泌物
➜皮膚表面を弱酸性に保ち、細菌の繁殖をふせぐ。汗には細菌の細胞壁を破壊するリゾチームがふくまれる。
★日常的に運動で適度に汗をかくことが大切です!
●せき、くしゃみ、鼻水
➜異物の侵入をふせぐための基本的な反応。
★せきやくしゃみ、鼻水、痰などで異物を外へ出すことは、生体防御機能の基本中の基本です。
誰もがおこすべき、大事な反応。
(電車でくしゃみしただけの人をにらむのはやめましょう!)
これらの『物理的バリア』を突破されると、いよいよ『免疫細胞』の出動です。
②自然免疫
人間が生まれつき持っていて、体内に侵入したあらゆる病原体を攻撃する。
好中球、リンパ球、単球などの白血球でバクダンを投げつけるように無差別に攻撃する。
★ちなみに、発熱はウイルスを弱らせ、免疫細胞を活性化するための大切な攻撃手段。カンタンに解熱剤で熱を下げていては、攻撃をやめていることになります。
わたしはよほどの高熱じゃないかぎり、アタマを冷やしながら安静に布団でカラダを温めてます。
③獲得免疫
自然免疫から白血球がキャッチした情報をもとに、抗体をつくって特定の病原体を攻撃する。
一度感染することで得られる免疫。
このように、3つのシステムで段階的にウイルスなどと戦っています。
ウイルスと戦える身体になっているか
とにかく、生活するかぎりウイルスなどの病原体からは逃げられず不戦勝はありえません。
となれば、この3つの段階的な免疫システムを日頃から強化しておくしかない。
この3つは複雑に関係しあって働いているシステムなので、どこかを強化すればすむという問題ではない、と多くの専門家は言っています。
次回へつづきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!