体調不良の原因? 『小麦食』のデメリットを徹底解説③
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
前回に引きつづき小麦食のデメリットについて。今回が最後ですm(_ _)m
さらにコワい!!パンの『臭素酸カリウム』に気をつけろ!
日本のコンビニで買えるようなパンといえば、CMでも強調してるようにフワフワモチモチしてて、カンタンに噛みちぎれますよね。
海外などではどうでしょうか?硬くてそれほどモチモチしてないと思います。
なぜか?それは『臭素酸カリウム』というパン生地改良剤を使っているから。
これは発がん性、さらにがんを進行させる作用をもつともいわれる物質です。
国際がん研究機関(IARC)もその危険性をみとめ、EUやオーストラリア、ニュージーランド、あの中国ですら使用を禁止しています。
国内某有名パンメーカーはバッチリ使っています。
基準値を超えていないから、ということで日本では認められているようですが、基準値とはとても曖昧なものです。
大丈夫ととるか危険ととるかは皆さま次第となりますが、とりあえずコワいとおもう方は、成分を調べそのパンの常食は避けてください。
小麦食は『パワーフード』なのか?
運動の前には『おにぎり』『力うどん』『パスタ』など、炭水化物が多めの食事がパワーフードと言われ、特にうどんやパスタを食べる方も多いです。
実際に多くの有名プロアスリートがカーボローディング(炭水化物『グリコーゲン』を体内に多く貯蔵する)として、小麦食品を摂ってるため、実践している方も多いと思います。
また、小麦は他の炭水化物に比べてたんぱく質が多いと、ボディメイク的な視点からも推奨されていることがあります。
しかし、これもおすすめはできません。
栄養学的に、食事がカラダの栄養となるためには、食べてから『消化➜吸収➜代謝』という経路をたどるので、栄養が何にどれくらいあるかというだけではなく、それを食べたときの消化吸収率、デメリットなども考慮したほうよい。
ここで重要になるのは『アミノ酸スコア』です。
これは食品中に含まれる必須アミノ酸のバランスを評価したものですが、米と小麦のアミノ酸スコアを比べた場合、米のほうが小麦より倍近くスコアが高い。
つまり米のほうがアミノ酸のバランスが良く、消化➜吸収➜代謝を考えると総合力で米の勝ちとなります。
単純にたんぱく質量だけで考えると小麦のほうが少し多くなりますが、そもそもの吸収率、これまでご説明した腸への負担、血糖値急上昇など、試合前にカラダへ負担をかける多くのデメリットを総合的に考えてみましょう。
好きなのでメンタル的に力がでる!などはあるかとおもいますが、それ以外で試合前のパワーフードとして小麦食を選ぶ栄養学的メリットは少ないと思います。
一瞬の気分より、一生の健康を。
もちろん、美味しいもの、好きなものを食べるのは個人の自由。
Part①のはじめに書きましたが、私も自分の選択で大好きなお好み焼きをたまに外食します。
しかしそれは知識をつけたうえでの選択。
しかも最近は小麦にたよらなくても『米粉』などいろんなもので代用できます。
乳製品や糖質制限に引きつづき、今回もカラダづくりのプロとして、栄養学的に小麦を斬らせていただきました。
今後も『デメリットはデメリット』だと言わせていただきます。
知識がなくデメリットを伝えられないトレーナーになりたくないのはもちろんなのですが、
『個人の自由』を強調し、腰がひけて『悪いものを悪い』と伝えられないトレーナーになる気はありません。
私は読んでくださる方の『一瞬の気分』より、『一生の健康』を優先し、書かせていただきますので、
これからもたくさんの情報のなかから、ご自身で選択をして、健康な生活を。
この記事が『参考になった!』と思った方は、『スキ』&『フォロー』で応援していただけると更新の励みになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!