「特別な存在でなければならない」病について
特別な存在でなければならない
特別な能力をもたなければ
ならない
そういうように
思い込んでいる人がいる
そうでなければ
生きている価値がないと
誤解している人もいる
特別な人間など
ほとんどいない
全ての人間が
限られた人生を生きて
去っていく
歴史に名を残したいか
教科書に載りたいか
何の変哲もない
凡庸な人生ではいけないか
「特別な存在でなければならない」病が
蔓延しているように感じている
だから平凡だと自らの人生を嘆く
そんなに特別な価値が必要か
そんなに輝き続ける人生が必要か
「汝自らを知れ」
昔の偉人が言った
彼の生き方を実践できるであろうか
私は私をどれだけ知っているだろうか
どれだけの価値を見出し
どれだけの価値を見失っているか
そもそも生きることに価値は必要なのか
誰かにそう思い込まされてはいないか
それは誰のためなのか
やはり「汝自らを知れ」から
始めるしかない
そう改めて思うのだ
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