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造りたいモノ、創りたい世界

人間が、今よりもほんの少し豊かになるように

今、私には創りたいモノがある。
それは、「人間に同調する人工樹"シンクロツリー"」
ハードウェアで作る、要はロボットの木だ。
子供の頃から感じていた、「万物は全てつながっていて、全ては影響しあっている。人間も他の動物も、昆虫も植物も、水や土も、全ては同じ。」という想いや感覚と、そこから来る穏やかな安心感を皆が体感できる形で表現したくて、私はこの「ロボットの木」の企画を半年前から温め、さらに言うとこのテーマの表現を手を変え品を変え十数年やり続けてきた。

私はこの感覚が、物質的に生きることには全く役に立たない”芸術”や”エンタメ”同様に、人間を豊かにすると考えている。それは、確信に近い想いで。

https://note.com/7endo/n/n917fcb987a98

どう造る?~まずはプロトタイプ制作から~

本当は3mくらいのをどっかんどっかん20体くらい作りたいんだけど、まずは30cmくらいのプロトタイプを作りたい。

「シンクロツリー」イメージ

そしてさらにそのプロトタイプのために、パーツごとのプロトタイプを最初に作ろうと思っている。(ややこしいので、これを「テストタイプ」と書く)
枝や上部の幹の「動かす部分」のテストタイプ候補をいくつか作り、次の段階でそれらをどう一体化するか、そして木の形の中でどう実装したらよいか、という全体構造を組み立てていこうと思っている。

ロボットなんて作ったことないし、きっと予想をはるかに超える果てしない作業になるだろうけど、私は今うれしくて仕方がない。

十数年、絵や絵本、その他様々な手段で表現を試みてきたが、この表現方法が今はベストだと思えるから。そしてそれを創れる喜びも、形にできる喜びも、やってくる果てなき作業を軽く凌駕する。
このシンクロツリーを見たい、会いたい、と思っているのは、世界中の誰よりも、この私自身だ。

動画で「シンクロツリー」を紹介

プロトタイプおよびテストタイプを作るにあたり、クラウドファンディングをやることにした。
その立ち上げの準備として作った映像がこちら。

仲間たち3名に観てもらいコメントをもらった

■良かったポイント
・導入の絵本、イラストとBGMで、テレビで55分ぐらいからやってる短い番組みたいな感じで最初から入り込めました。ナレーションの声のトーンも、全体のコンセプトとあった雰囲気で良かったです。
・シンクロツリーのアートがすごく素敵!完成したものを是非見てみたい。
小さい時の体験が入っていてWhyが伝わってくる。声のトーンも落ち着いていて、音楽も作品にあっていて、ナレーションが分かりやすい。
・細部まで動画を作られていて、想いがこもっているなと思いました
・声もすごく聞き取りやすかった
・ファンタジー感が強く、絵も多いので、ちょっとしたおとぎ話を聞いているみたいでした!

■疑問&改善ポイント
・ロボットの木をどう実装していこうと考えているかが見えてくると、支援したい人がもっと増えるかなと思いました。
同調するロボットの木という言葉に違和感を覚えた→人間の状態や感情に同調する木で良いのでは?(せっかく愛にあふれた自分や宇宙と繋がる木なのに、ロボットという言葉は機械的な印象を受ける)
・具体的にどのようなテクノロジーで実現するか気になった
しょんぼりしている時、木にもしょんぼりされると余計つらくなちゃうかも。少し元気になる(笑顔になるような)動きが見れると嬉しいのかも。どこかのタイミングで、ターゲットユーザから具体的な最終つくろうとしている作品のフィードバックをもらうと良いと思います。
しょんぼりした木が家の中にあると切ない。。(いつになったらげんきになるんだろう?と思いました)でもイキイキしている木だと嬉しいなと思います。
・結局どんなものかが作られるのか想像しにくいなと思いました。

コメントから見えてきた今後のステップ

■世界観
・このトーンで受け入れてもらえる様子なので、イラスト活用しつつ精度とクオリティをあげていく
・Whyも、やはり「子供の頃から」の話は入れて正解だった様子なので、このエピソードは入れる
■具体実装&テクノロジー
やはり必要だと再認識。
ここはこれから実験が始まることもあって現在未定なので、方向性が見えてきた時点で(技術的×期間でどこまでできるか問題)、説明を入れる。
■”同調”の塩梅
「しょんぼりしちゃヤダ」という意見は私には実は新鮮でした。
ポジネガ関係なく完全に同調させようと思っていたので、これは実際に実装が進んだらできるだけ多くの方にテストをしてフィードバックをもらって決めようと思う。
■”ロボット”というワード
実は私は、この世界観を守るために最初の頃は一切”ロボット”という言葉を使っていなかった。が、この記事↓

の最後の方にある、担当美容師のSさんが、この企画のフィードバックをもらっている最中に「ロボットの木」という言葉を使っていた。
Sさんは、お仕事でもテクノロジー業界や界隈との関わりが一切なく、知識も技術もほぼ無い方。
この方が真っ先に使ったのが、「ロボット」という単語だった。
私はこの時気が付いた。
「そうか、エンジニアでもなくテクノロジー界隈にいない人には、”ロボット”という言葉がわかりやすいんだ」と。
なのでその後、端的に伝わるようにであえて”ロボット”という言葉を使用するようにしてたのだが、確かにデメリットもある。
これも属性の異なる色んな人に聞いて、この単語を使うか否か決めようと思う。

制作に向けて

自身の健康面での事情で、制作までしばしインターバルを取らざるを得ないけれど、私は「やっと作り始められる・・・!」と喜びと感動に密かに震えている。

ずっとずっと、作りたかった。

私は、いつの日か、でもきっとそんな遠くない未来に、3mのシンクロツリーを20体作っていると思う。

その第一歩を踏み出せるこの喜びを、「万物はつながっているんじゃないか」と一人悶々と考えていた少女の私に教えてあげたい。

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