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九竜なな也
2024年9月20日 22:19
ふと、一人になりたくて砂色の部屋から小さなベランダにでた。星になりきれなかった窓や街灯を十ほど数えて目をつむると…待っていたかのように風が頬をつつむ。永遠からの使いのようにずっと、ここで待っていたよ…と、言わんばかりに詩集「この上なく美しきもの」(2008年)より初公開作品©️2024九竜なな也