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【イベントレポート】浅野町児童館クリスマス会🎄🎅

こんにちは。人形劇屋トロワセット代表の、おおかみの人です。

今回は、2024年12月14日(土)に、浅野町児童館で開催されたクリスマス会での人形劇公演のレポートです!
レポートの前に、製作の記録からどうぞ。



ことしの夏ごろ、知り合いの方にご縁をいただいて、浅野町児童館さんに初めてお伺いすることができました。

人形と、2月のイベントの動画を持参したところ、「まずはクリスマス会やりたいね!」という話になり、それが実現したのがこのクリスマス会でした。

秋口から必死になって人形と脚本を準備して臨みました。

演目は【クリスマスのひに】で、サンタが来るのを今か今かと待っているくまごろうとうさこが主人公の物語です。
冬眠の時期を迎え眠たくてたまらないくまごろう。それでもサンタさんに会いたい、でも眠たくて…というくまごろうを、うさこはなんとか起こそうとするけれど…果たしてふたりはサンタさんに会えるのかな?というお話です。

今回製作したのは、くまごろうという深緑色のくまと、うさこというベージュ色のうさぎの人形です。

くまごろう
うさこ
くまごろうとうさこ

どちらも大型の人形にすることを決めていましたが、軽量化のための内部構造をどうするかは、わたしには全く考えが及ばず…
母に協力してもらい、100均や文具店、ホームセンターなどで安価に手に入るもので構造を作ることにして、その構造の構想から組み立てまで、母が一手に引き受けてくれました。

くまごろうの頭部の内部構造
うさこの上顎と両耳
うさこの上半身部分

目玉クリップやPPシート、プラ製のざるなどを使って、軽量かつ丈夫に仕上げています。
構造の構想から実際の組み立てまで手がけてくれた母には頭が上がりません。

内部構造は軽量ですが、人形は極太毛糸を編んで作っているので、毛糸の総重量が結構あるのです。なので、どうしても、重い。
すべてセリアさんで販売されている毛糸を使用したので、量の割には結構リーズナブルに製作できました。

くまごろう製作に使ったすべての毛糸のラベル。
35玉使いました
うさこ製作に使ったすべての毛糸のラベル。
36玉使いました

こうしてできた、いままでにないほど超!大型のくまごろう&うさこの人形に、数年前に別の施設のクリスマス会のために製作したサンタとトナカイの人形の、トータル4体の人形を連れて、本番の2週間ほど前に浅野町児童館さんでリハーサルを行いました。

リード役のうさこはわたしが演じて、その他3つの役を児童館の先生方がじゃんけんで決めたのですが、これがどういうわけか、それぞれの先生方にぴったりの役があてがわれたので思わず笑ってしまいました。

いつもはひとりで人形劇を上演していますが、今回のように現地の方々を巻き込んで上演することがあるのも、トロワセットの人形劇の特徴です。
ひとりではなかなか生み出せないかけあいの面白さが生まれてくるのが、楽しいところですね。


さて、いよいよ本番!
児童館の2階の広い遊戯室で待機していると、来るわ来るわ、たくさんのこどもたち!

本番は人形劇がいちばんはじめの演目で、こんな感じで上演しました。

劇のオープニング。
くまごろう、とにかく眠い!
「寝ちゃダメだよ!」とうさこ
くまごろうとうさこへのプレゼントを
忘れてしまったサンタさん。
お詫びのしるしにくれたのは…
こどもたち、興味津々
劇のエンディング。
サンタさん、ルドルフ、また来年!

目の前にたくさんのこどもたちがいる、というこの環境、実はトロワセットが旗揚げしてから初めてのことでした。
こどもたちの数だけでも40人近くの来場があり、こんなたくさんのこどもたちの前で演じるのは、大学サークル時代以来のことでした。

先生方いわく、こどもたちの数はまだまだ少ない方だとのことでしたが、だとしてもそのこどもたちの生み出すパワーは相当なものがありました。

やんちゃでわんぱくで遊び好きな、とってもエネルギーに満ち満ちたこどもたちの前で演じてみて思ったのは、

「みんなちゃんと見てくれてる!」

ということでした。

集中力が切れちゃうかな?とも思いましたが、キャラクターのことばや動きをしっかり見ていて、みんなでくまごろうを起こす場面では、爆音!と言ってもいいくらい大きな声で、くまごろうを起こしてくれました。おかげで、おめめパッチリ!ふたりは無事にサンタさんに会うことができました。

ルドルフの引くそりに乗って、サンタとくま&うさが会場内を一周する場面では、興味深そうに人形を見ているお子さんもいて、嬉しくなりました。

たくさんのこどもたちの前で演じてみて、改めて人形劇の楽しさを思い出し、年内最後の締めくくりの公演を大成功で終えたことをとても嬉しく、しあわせに思っています。

おそらくこどもたちからしたら、いきなりやってきた見ず知らずのオバサンが、人形劇をしに来た…と、かなり不審に思ったことだと思います。
児童館にやってくるこどもたちとの交流を今後少しずつ増やしていって、「あ!また人形劇のおばさんが来た!」くらいに思ってもらえることが、いまのわたしの目標です。

児童館の館長さんや先生方、お子さんを連れてクリスマス会にいらしていた親御さんから、人形劇にご好評をいただきました。
今度は来春、あたらしいこどもたちが入ってきた頃にまた人形劇をお届けしに行きたいなと思っています。
こんどはどんな劇にしようかな、と、いまから少しずつ考えていこうかなと思います!

以下はクリスマス会のようすです。

【サンタクロースの認定試験】ゲームで
走り回って指令をこなすこどもたち
小学生も幼児さんもおとなも、
みんな集まってパラバルーン!

人形劇が終わったあと、エネルギーがあり余るこどもたちが体を動かすゲームや、クイズ大会、パラバルーンなど、こどもたちが盛り上がるプログラムが目白押しでした。終始こどもたちの笑い声が聞こえている、そんなクリスマス会にお邪魔することができて、わたしはとってもしあわせです!

みんなの楽しい時間を、もっと楽しくできるお手伝いができるような、そんな人形劇をこれからも作っていきたいな、と思います。

浅野町児童館のみなさん、クリスマス会にお越しいただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました!またお会いしましょう!!




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