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社会にいいことしてますか?ソーシャルDXが幸せを運ぶ〜企業の取り組みがもたらす持続可能な未来〜|#超知性ASI時代のDX企画書のネタ帳

【記事概要】

ソーシャルDXが社会にもたらす幸福とは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、企業の効率化や収益向上だけでなく、社会課題の解決にも貢献する「ソーシャルDX」として活用され始めています。本記事では、ソーシャルDXの実例として 受験生支援の交通施策フードロス削減の飲食店施策 を紹介します。

例えば、四日市あすなろう鉄道の「高校入試応援キャンペーン」や、やまぐち県の「合格祈願済高校入試乗車証」は、受験生の負担を減らし、安心して試験に臨める環境を提供しています。一方、しゃぶしゃぶチェーン「しゃぶ葉」の「こまめどり」キャンペーンでは、食べ残しゼロを促進し、フードロス削減に貢献する仕組みを導入しています。

これらの取り組みは、企業・消費者・社会の三方よし の関係を築きながら、社会的な価値を高めるモデルとなっています。ソーシャルDXの可能性を探り、持続可能な未来へ向けたヒントを得てみませんか?


【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 代表取締役CEOの近森満です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、企業の生産性向上や新規ビジネス創出のために語られることが多いですが、それだけではありません。DXを社会課題の解決に活用する「ソーシャルDX」によって、より多くの人々の生活が豊かになり、幸福へとつながる事例が増えています。本記事では、2つの具体的な事例をもとにソーシャルDXの可能性を探ります。

受験生を支援する「高校入試応援キャンペーン」

まず紹介したいのは、四日市あすなろう鉄道が実施する「高校入試応援キャンペーン」です。この取り組みでは、高校受験生が試験当日に受験票を提示すると、電車の往復運賃が無料になります。

一見すると単なる割引制度のように思われるかもしれませんが、これには大きな意義があります。まず、受験生の交通費負担を軽減することで、経済的な事情によるハンディキャップをなくし、誰もが安心して試験に臨める環境を提供します。また、受験生が電車に乗る際に受験票を提示する必要があるため、万が一忘れていた場合でも早めに気づいて取りに戻ることができるというメリットもあります。

さらに、やまぐち県の「高校入試乗車証」も注目に値します。この制度では、受験生が改札口で受験票を提示すると、「合格祈願済高校入試乗車証」を受け取ることができます。これは単なる乗車券ではなく、受験生に精神的な安心感を与えるアイテムとして機能しています。地域と交通機関が連携することで、受験生の不安を少しでも和らげることができる素晴らしい取り組みです。

四日市あすなろう鉄道の詳細はこちら:

この取り組みは、単なる慈善活動ではなく、鉄道会社にとっても好影響をもたらします。地域に根ざした企業としてのブランドイメージ向上につながり、長期的に見れば利用者の増加も期待できるでしょう。このように、企業が社会の一員として責任を果たすことが、結果的に企業価値を高めることにもなるのです。

フードロス削減に貢献する「しゃぶ葉」の取り組み

次に紹介するのは、しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン店「しゃぶ葉」が実施するフードロス削減の取り組みです。

しゃぶ葉では、食事を終えた際に食べ残しがないことを証明すると、次回利用できるドリンクバー無料券がもらえる制度を導入しました。具体的には、食卓の状態をスマートフォンのカメラで撮影し、会計時に提示することで特典が受けられます。

この仕組みの優れた点は、単に「食べ残しを減らそう」と呼びかけるだけでなく、実際に行動を促すインセンティブを提供していることです。ドリンクバーの無料券という小さな報酬があることで、顧客は自然と食べ残しを減らす意識を持つようになります。

また、しゃぶ葉は「こまめどり」キャンペーンを通じて、より多くの顧客にこの取り組みを広めています。食べ放題の楽しみを損なうことなく、適量を取る習慣を促し、結果としてフードロス削減に貢献しています。

しゃぶ葉の詳細はこちら:

さらに、この取り組みは企業側にもメリットがあります。食品ロスが減ることで廃棄コストが削減され、利益率の向上につながります。また、環境保護への取り組みとして評価されることで、企業ブランドの向上にも寄与します。

ソーシャルDXが生み出す「三方よし」のビジネスモデル

これらの事例から分かるのは、ソーシャルDXが「企業」「消費者」「社会」の三者にとってメリットをもたらすということです。

  • 企業にとってのメリット
    ブランド価値の向上、顧客のロイヤリティ強化、長期的な利益の増加

  • 消費者にとってのメリット
    金銭的・心理的負担の軽減、利便性向上、社会貢献への参加意識

  • 社会にとってのメリット
    経済的な公平性の向上、環境負荷の軽減、持続可能な社会の実現

DXは、単に業務効率を向上させるためのツールではなく、社会全体をより良い方向に変えていくための強力な手段なのです。

NAPKIN AI

まとめ(企画書のネタ):ソーシャルDXの可能性を考える

これからの企業経営において、「ソーシャルDX」を意識することは非常に重要です。単に売上を追求するのではなく、社会貢献を軸にしたビジネスモデルを構築することで、結果的に企業の成長にもつながります。

DXの技術を活用し、社会に良い影響を与える取り組みを行うことは、単なるCSR活動ではなく、企業の競争力を高める戦略の一環として考えるべきです。

あなたの企業でも、ソーシャルDXを取り入れることで、新しいビジネスの可能性を広げてみませんか?

さいごに

いかがでしたでしょうか?

ソーシャルDXは、社会全体の幸福度を高めるだけでなく、企業にとっても大きな価値を生み出す可能性を秘めています。今回紹介した事例のように、小さな取り組みが大きな影響を与えることもあります。

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ではまた。



【著者情報】

近森 満(ちかもり みつる)
株式会社 サートプロ 代表取締役CEO(人材育成・教育支援)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
https://www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

【音声配信】

※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。



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近森満|DXコンサルタント/IT人材育成/検定事業化|超知性AI時代のマインドセット
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