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当たり前のことが幸せだと気付く。
こんばんは。
今日も皆さんお疲れ様です。
ここ最近、ロシアがウクライナに侵攻していることが話題です。
そんなニュースを見て、改めて現在の当たり前の日常が幸せだということに気づきました。
よく、当たり前のことが幸せだということに気づかないことって多いです。
・仕事があること
・ご飯を食べられること
・治安が良いこと
・家族のこと
・健康でいられること
・お金があること
当たり前のことだと思っている価値観は、本当に幸せで運がよかったことだなんて日々の生活で思うことは少ないでしょう。
ただ、この当たり前だと思っていたことが出来てない人はたくさんいます。国内外問わず。
・コロナ過で仕事を失った人
・食料不足に陥っている地域
・犯罪が多々発生している国
・幼いころに親が亡くなり、施設で育てられた経験
・生まれた時から障害を患っていた
・生活保護を受けるしか生活ができない状況
これらのネガティブな部分を見ると、改めて自分はなんて運がよかったのだろうと思います。
こうした生活をしている人達はなりたくてなったわけではない、寧ろ真面目に生きてきたのにこんな経験をしてしまっている、そんな状況だと感じます。
綺麗ごと抜きで本当に運というものがあると思います。
自分はこの人にはかなわない
そう感じたのは自分よりもはるかに苦労をしてきた人です。
それこそ自分にとっては当たり前だと思っていた生活をすることができなかった人です。
僕が今まで人生を過ごしてきた中でそのように感じる人がいました。
そんなある人の人生を軽く話していきたいと思います----
noteさん(仮名)のお話
その人(以後noteさん)は生まれながらにして発達障害を患っていました。(ADHDと自閉症スペクトラム)
そのせいかいわゆる建前で話すことがとても苦手な人でした。
小学校の時も「AちゃんがBくんのこと好きなんだって」とBくんに正直に話してしまうなど、デリカシーがないと思われる言動があったとか。
そんな性格からか小・中といじめにあってしまうことに。
そして家庭内でも両親が離婚。原因は父親の浮気。
母親に引き取られ、二人での生活に。
母親はシングルマザーということもあり、常に働き心に余裕もない状況。
noteさんに対して母親はとても厳しい人でした。
・テストは満点が当たり前。
・できないことがあればなぜできなかったのか紙に書いて原因を詰める。
・深夜まで説教。
・心無いことを話す理不尽さ
・たまの暴力
はっきり言ってnoteさんの心はボロボロです。
noteさんの母親がここまで厳しい(明らかにやばいこともあるけど)のは自身の子供が発達障害を患っているから。
発達障害持ちの人が当たり前の人のように生活するには人一倍努力しないといけないという考えがあったみたいです。
そんな生活が続き高校生になったnoteさん。
高校生の間はひたすらバイト。とにかくバイト。
noteさんにとって学校、家で過ごす時間よりもバイトをしている時がとても楽しかった。
マウントを取ってくる、いじめをしてくる同級生も厳しすぎる母親もいない。
バイトは大変だし、理不尽なこともあった。
それでも続けられたのは本人がやりたいこと、お金を稼ぎたいという強い思いがあったからこそ続けることが出来た。
そうして中で大学進学を真剣に考え始めたnoteさん。
母親からは大学進学を進められていた。
noteさんも大学に行きたい気持ちがとてもあった。
しかし、noteさんは大学に行きたいという気持ちと「この家から早く抜け出したい」という気持ちがあった。
県外の大学に行く。しかし家庭にはお金がない。私立なんてもってのほか。
奨学金も使いたくない。
結局大学進学するならまた母親と二人きりで生活しつつ大学に通う必要があった。
結果noteさんは家から離れて就職して暮らすという決断をした。
母親からは反対の声があった。それでもnoteさんの意思は揺るがない。
バイトで貯めたお金を使って引っ越しをし、新しい土地へ出ていくことに。
高校卒業後、就職した会社で働きはじめたnoteさん。
はっきりいってめちゃくちゃ仕事ができる。
持ち前の記憶力を使い、要領よく作業をこなすそんな毎日。
だからこそ頑張りすぎた。仕事ができるという期待を周りの人が抱いてしまい、大量の仕事をこなす毎日。
それを断ることなく、仕事をするnoteさん。
そんな自分のキャパを超える仕事を続けていた結果、身体を壊してしまった。
そして、持病(肉体的にも精神的にも)を患ってしまい、働くことが難しい状況に。
noteさんは生活保護を受けるしかなす術がなく、病院へ通う日々が続いた。
はっきりいって自殺を考えることもあった。
なんのために生きてるんだろうって考えたときもあった。
長生きせずに早く死にたい人生と考えたこともあった。
それでもnoteさんは生きることを諦めなかった。
約1年かけて持病(肉体的)を回復。そして新たな仕事をするために資格にいそしむ日々。
実はnoteさん、地頭がよく、色々なスキルを持っている。
・英語話せる(TOEIC800近く持ち)
・簿記2級
・ITパスポート,基本情報技術者
・色彩検定
・プログラミング経験あり
・論理的思考能力
・決断力が高い
今まで話したなかで語っていないが、実は大手企業から内定をもらった経験がある。まあ僕が見た中で天才肌。
だけどnoteさんがその企業に行こうと思わなかったのは、人間関係が殺伐としていたこと(内定後に社内見学したら明らかに雰囲気が悪かったらしい)、その他の理由からだ。
だからこそ今noteさんは自分が本当にやりたかった仕事を始めようとしている。
それが自分に向いてないかもと思うときもあったみたい。それでも今年の4月から新たな職場へと社会復帰する。
noteさんは働いていなかったブランクに不安があるようだ。それでも前へ進み続けるnoteさん。
このいかなる状況でも前へ進んでいることに感動以上の感情を感じました。
当たり前のように大学進学して就職した僕とnoteさんの人生ははっきり言って濃さが違う。
こんな困難を乗り越えた人にはとてもかなわない。
そう感じつつ、自分の当たり前だと思っていた周りの環境にすこぶる感謝を感じました。
まとめ
自分が幸せと感じながら生きるのか、環境が悪いと感じながら生きるのかそれだけで人生は変わってくると思います。
何事も謙虚・感謝の気持ちは大切ですね。